ワールドトリガーの世界に転生してその特典に仮面ライダーシリーズの怪人になる能力を持って後悔する話。   作:怪物怪人怪獣さん

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面白いネタが突然降ってきたのに、自宅で色々あって頭の中が空っぽになった。面白いネタも頭から綺麗に無くなってしまった。
暫く何しても虚しくなった⋯⋯面白い台詞の掛け合いとか起承転結上手く考えたのに⋯⋯タイトルの意味は話を読んだら分かります。にしても⋯⋯本当に降った面白いネタが欠片も思い出せない⋯⋯凄くもどかしい。



第37話神様。消費期限切れの食べ物にこの魔法の調味料を使っても食べられるようになりますか?

バッティングセンター内

「大丈夫ですか?藤丸さん。」

藤丸「大丈夫に⋯⋯見えるか?」

目の前に力無く倒れているののに急ぎ駆け寄る隼人。バッティングセンターで隼人以上にフルスイングしてバッティングをした結果⋯⋯漫画大好き藤丸のの19歳は、腰を痛めていた。

「取り敢えず、藤丸さんの安全を考えて歯医者に予約しておきますね。」

藤丸「歯医者じゃコレはどうにもならないぞ。」

「どうしましょう。薬局行って湿布を購入した方が良いんでしょうか?」

藤丸「取り敢えず、このままじゃ店に迷惑になるから私をおんぶしろ。」

「えっ?」

藤丸「えっ?」

自然と視線を向き合う両者。

(えっ?おんぶ⋯⋯俺が⋯⋯藤丸さんを⋯⋯俺が⋯⋯藤丸を後ろに背負う⋯⋯ええええぇ⋯)

【わあ~お】

「理想的な人の運び方について語りませんか?」

藤丸「おんぶが嫌なのか?」突然、二宮隊の攻撃手のようなソワソワしだした隼人の反応を一刀両断する。

「お姫様抱っこなら余裕で出来ます。」おんぶすると自然とのののわがままボディを味わってしまう為に真顔で間髪入れずに答える隼人。

藤丸「ファっ!?」隼人の真顔の一言で顔を一瞬で林檎ように真っ赤にして変な声を出すのの。

藤丸(えっ?⋯⋯私が⋯⋯お姫様抱っこ⋯⋯あの恋愛漫画とか少女漫画とか結婚式とかに女性がされるアレェェ?)

何処からか白い鳩達が飛び立ち祝福の鐘の音が聞こえた気がする⋯⋯

藤丸(こんな時にして貰う奴なのか?お姫様抱っこって!!)

迅(そうだよ〜)太刀川にお姫様抱っこされる迅悠一。

出水(コレ意外に楽しいな。)

米屋(次俺な。)抱っこするされるで遊ぶ出水と米屋。

弓場(強ち間違ってねぇなぁ。)帯島にお姫様抱っこされる弓場琢磨。

加古(双葉。もっと高く飛んでちょうだい。)

黒江(分かりました。)黒江にお姫様抱っこされて高く跳躍する加古。

生駒(もっと優しく運んでくれ〜〜海っ!?)

南沢(すいません。イコさん。でも東さんに狙われているから勘弁して下さい。)頭と両足を引き摺りながら運ばれる生駒達人。

鳥丸(レイジさん。小南先輩より軽いですね。)

木崎(それ本人に絶対に言うなよ。後トリオン体なんだから体重なんて身長に差があっても皆は基本同じだぞ。)

影浦(とっとと撃て、ゾエ!?此方はお前がカビゴン顔負けにデカいから両腕が塞がっているんだ。)

北添(そう言いつつ、ゾエさんをお姫様抱っこして壁を走りする辺りカゲは凄いよ。適当炸裂弾!!)軽口を叩き合いながら北添をお姫様抱っこする影浦。

熊谷(玲。私が運ぶから撃って!?)

那須(了解!?)互いに信頼して絵になるようにお姫様抱っこする那須隊。

藤丸(⋯⋯何か変なのを沢山想像してしまった⋯⋯)

ののの脳裏に過るボーダーの人達のお姫様抱っこを妄想してしまう。のの本人は知らないが何割かガチである。

藤丸「ちょっと待った!?タイム!?お姫様抱っこはキャンセルだ!!無しで!?」

「おんぶは両手が塞がるデメリットがあります。」

藤丸「お姫様抱っこだって塞がるぞ。」

人によっては大したことない物でも互い譲れない物がある。それは⋯⋯羞恥心である。

「なら自然と俵担ぎしかありませんね。」遊戯王悪役の顔芸になる隼人。

藤丸「私は米袋かい!?後その顔辞めろ!?何か夢に出るわ!?」

「くくくっ闇のゲームを始めないか?」

藤丸「おい、こんな状況で闇の人格を出すな。お前私の想像だけど、結構重い物背負っているから⋯⋯会話振られても返す自信無いぜ。」

「闇のゲームの罰ゲームは、カードショップに行って遊戯王のカードを購入したら今後一切必ず女性アイドルモンスター関連のカードしか出ない罰ゲームさ。」

藤丸「なんて恐ろしい罰ゲームだ!?そんな恐ろしい呪いを受けたら⋯⋯レアリティは?」

「特典の奴は勿論、絶版したアイドルモンスターカードが出現するよ。」

藤丸「それ逆に欲しい奴には欲しい罰ゲームじゃないか?」

「さて話は置いといて⋯⋯俵担ぎ、おんぶ、お姫様抱っこ⋯⋯この3択の中でどれを藤丸さんにすれば良いのか?」

藤丸「肩車も却下だよ。するしない以前に⋯⋯絵面がヤバいわ。」

「⋯⋯確かに。」

ののが言った絵面を隼人も想像する。19歳の女子大学生を男子大学生が肩車する姿は色々とヤバい⋯⋯肩車で藤丸さんの太ももに挟まれるの一瞬でも想像した自分が憎い⋯⋯

力無く倒れて腰を痛そうにするののを見る隼人。

(下らない事を考えるな。目の前の人が辛そうな人がいるんだぞ⋯⋯なら俺がやるべき事は⋯⋯)

「⋯⋯⋯決めた。」

そう隼人はののの前に言い彼女に近付き⋯⋯

藤丸「あっ⋯⋯。」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

バッティングセンターを後にしてののの事を考えて病院に向かう隼人はののを⋯⋯⋯おんぶする。

藤丸(想像した以上にこの歳でおんぶされるって恥ずかしい。)

事前にやってる病院を調べてそこへ向かう二人。道行く人達の周囲の視線が気になるも隼人は真剣な表情で修行を思い出してながら歩く。

(藤丸さんって⋯⋯やっぱり良い香り⋯⋯って動揺するな⋯⋯動揺したら不味いヤバい⋯⋯何か説明しがたい気持ちが泡のように現れるけど無視だ無視!!)

藤丸ののをおんぶする為に背負っているのに⋯⋯泡の如く現れる煩悩に振り回される隼人。相手を不快にも心配にもさせない為に顔に出さないが凄い疲労感が蓄積される。人によって滅茶苦茶羨ましいなぁ。リア充め爆発しろっと思うかもようなシチュエーションかも知れないけど⋯⋯人をおんぶするって普通に大変だ。

 

藤丸「何かすまないな。隼人⋯⋯」

「⋯⋯⋯気にしないで下さい。」

藤丸「だってよ。折角のバッティングセンターなのに⋯⋯私が腰を痛めなかったらさ⋯もっと⋯⋯遊んで⋯⋯」

「過ぎた事を悔やんでも仕方ないよ⋯⋯それに⋯⋯始めてバッティングセンターで遊んで⋯⋯本当に⋯⋯楽しかった。」

藤丸「っ!?」

隼人の一言に背負われたまま喜びの笑みを見せるのの。

藤丸(うん?始めてバッティングセンターで遊んで?⋯⋯親に連れってて貰えなかったのか?)隼人の一言に疑問が生まれるも、自分も何気に始めて行ったからそれと同じと考えるのの。

藤丸「そうか。それは誘って良かった⋯⋯」

「また一緒にバッティングセンターしましょう。今度は事前に柔軟体操とかしてさ。」

藤丸「今度からは気をつけるよ。」

 

実際俺も藤丸さんも少ししかバッティングセンターに居られなかったが、俺には不満はなかった。

 

前の人生のスラムの貧しく辛い暮らしを何とか足掻いて必死に生きていた頃、今日何とか楽しく夢を語り一緒に生きていた友達や知り合いも明日には死体になっているのが当たり前の日々⋯⋯⋯

(世界は人が想像するより優しくない⋯⋯それでも⋯⋯もう一度貰った生命⋯⋯悔いなく生きたい。)

(⋯⋯藤丸さんじゃなくても後ろに背負っている人くらい守れる男になりたい⋯⋯それがどれだけ厳しい事でも⋯⋯)

まぁ、ワールドトリガーのボーダーに所属している人は皆基本良い人達ばかりだから守りたいと思っても仕方ない⋯⋯

「⋯⋯。」

彼ら彼女らは俺何かよりもずっと凄い人だ⋯⋯

藤丸「ボーダーに興味あるのか?」

後ろからののに話し掛けられて驚く隼人。

「あっ!?」

藤丸「そんなに驚く事か?ボーダー本部の方をじぃ~と見ているからさ。気になったんだよ。」

「ボーダーの皆は凄いなぁって⋯⋯いやボーダーだけじゃない。ボーダーに協力してくれる不動産やスポンサーや三門市の外から三門市に来てくれる人達⋯⋯皆が⋯⋯」

隼人が本部を見たその目には憧れや興味と言った物が含まれていた。だが⋯⋯何処か諦めのような申し訳ない気持ちの方が含まれていた。それが何なのか⋯⋯どうしてそんな目でボーダー本部を見るのかののは凄く気になるも⋯⋯何だかそれを聞いちゃいけないと別の自分が止める。

 

藤丸「なぁ、」

「何ですか?」

藤丸「何かおんぶされるって恥ずかしいな。」

「今更ですね。してる此方はゴルゴダの丘まで十字架を背負って歩いている気分なのに⋯⋯」

藤丸「誰が十字架だ!?えっ!?そんな罪深い感じで私をおんぶしているの!?」

(だって⋯⋯ワールドトリガーの一部の界隈で人気な藤丸ののさんをおんぶしているんだから人によっては烏滸がましいと思う事じゃないか⋯⋯)のののツッコミも強ち間違っていない事に同意する隼人。

藤丸(コイツ。私をおんぶしながら顔色をまるで変わっていない。鉄仮面のようになってやがる。)

変な話だが自分が男性におんぶされる事がどういう事か分かっている。しかしコイツまるで石か鉄を運んでいるように淡々としている。本当に男なのか?

(20㌔の重りを背負ってヘラクレスオオムカデのお世話をしていたバイトの経験がこんな形に役に立つとは⋯⋯)

脳裏に過るヘラクレスオオムカデの姿⋯⋯

藤丸「所でこんな時間まで私に付き合わせて良いのか?バイトとかしているんだろ?」

「はい。でも20㌔の重りを背負ってヘラクレスオオムカデをお世話にするバイトが無くなってしまって。」

藤丸「お前、そんな変なバイトしていたのか!?えっ?クビじゃなく無くなってて?どういう事だ?」

「俺じゃないバイトの奴がヘラクレスオオムカデの世話に嫌気が差してしまい。俺がシフトに入っていない日にヘラクレスオオムカデを飼い主の許可も取らずに野に帰してしまったんです。そのバイトは当然クビになり俺もバイトが無くなりました。バイトの人は最後にパッキャマラ♪と言ったそうです。」

藤丸「情報多いわ!?」

「まぁ、そんな話より⋯⋯何か話を振って下さい。」

藤丸「突然だな⋯⋯じゃあ、病院に到着するまでしりとりでもするか?」

「そうしますか?じゃあ俺から⋯⋯果物の梨。」

藤丸「りんごじゃないんだ?まぁ良い⋯⋯しだろ⋯⋯シマリス。」

「スカイダイビング。」

藤丸「軍手。」

「て⋯⋯手袋。」

藤丸「ろだろう⋯⋯あっ、ロック。」

 

二人はのほほんとしりとりをしながら病院へ向かうのであった。

バッティングセンターで大して遊べなかったが⋯⋯個人的に病院まで一緒に行くこの時間はそんなに悪くはない心で感じた⋯

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一方警戒区域では

愛賀「何でこんな所に俺を呼び出した?ボーダーの話なら普通に喫茶店とかで会話すれば良いだろう。」

加門「⋯⋯。」

無言で一騎は愛賀望に向けてイクサベルトとイクサナックルを投げ渡す。

愛賀「ちょっ!?投げるなよ!?それ大事な物なんだぞ!?」

投げられたベルトとナックルをびっくりしながら両手で掴む望。

加門「⋯⋯。」

時間はほんの数分に遡る。

一騎からボーダーに興味ないか?と言われて望は目の前で思わせる顔で軽く考えて

愛賀『確かにボーダーには興味はあるけど⋯⋯今は俺はいいかな?あの組織にそれ程俺が必要とは思わないし⋯⋯俺にとっては今はまさに我が世の春を楽しく謳歌しているからさ。』

アッサリと一騎の誘いを蹴る。これは一騎自身、目の前の相手の返事が性格を考えて予想通り反応だった。

加門『⋯⋯そうか。』

愛賀(??⋯⋯本題と言う割にやけにアッサリ引き下がったな⋯⋯コイツも俺がボーダーに所属してる女性達からどう言われているか流石に知っていると思うが⋯⋯何か妙に罠めいた物を感じる。)

かつて色々と多くの人に迷惑や影響を与えた自分だからこそ一騎の聞き分けの良さに疑問を覚えるのだ。

愛賀(パンク野郎(過去キング)程じゃないが、コイツも中々面倒くさい性格なのは間違いない⋯⋯本当の目的は何だ?)

 

加門『なら少し付き合って貰おう。』

愛賀『嫌だ〜〜俺は那須隊や加古隊の皆に会いに行くと言う素晴らしき使命があるんだ。』

露骨に面倒くさい表情をする望。

加門『悪いが此れはお願いではなく命令だ。』

バナナロックシードを望に見せて脅迫する一騎。

愛賀『お前、本当にボーダーの人間か?』

真剣な表情でジョークにならない脅しをする一騎に望は呆れながらついて行く事にする。

 

そして両者は向かい合い

 

加門「貴様と俺⋯全力で戦うと⋯⋯どっちが強いか?試したくなった。」

そう言い終えるとすかさず戦極ドライバーを腰に装着する一騎。

愛賀望は一騎に向かって溜息を吐き心底面倒くさい表情をする。

愛賀「でも⋯⋯そういうの悪くない。」

だが面倒くさい表情からニヤリと笑いイクサベルトを腰にすかさず巻き付ける。

加門「全力で掛かってこい。」

愛賀「なら遠慮なく!?」

望は一騎目掛けて走り出し防犯用のファンガイアスレイヤーを一騎に向けて躊躇なく連続で振るい。

加門「っ!?」

一騎はファンガイアスレイヤー近距離戦闘用ソードスタイルの攻撃を避ける。

愛賀「中々の身のこなしだ。思ったよりやるじゃん。」

加門「その程度か?なら此方から行くぞ。」

互いにベルトを装着した状態で、変身せずに打撃戦を展開する二人。ファンガイアの皮膚を切り裂く鋭い刃を次々と避けて、望の動きを良く見て一度横に素早くすれ違いながら振り返り望の利き手の手首を片手で掴んで望の動きを封じる。

加門「お前の防犯グッズは大した事ないな。」

愛賀「言うねぇ〜〜」

望は隙を着いて一騎から離れて行き、一騎は望の目の前にある物を見せる。

加門「⋯⋯銃⋯⋯違うな⋯⋯携帯タイプのボウガンか。」

それは紅音也が知らない未来の素晴らしき青空の会の携帯武器ファンガイアバスターである。

愛賀「あっ!?お前何時の間に⋯⋯」

自分の持っていた物が相手の手にある事実に、望は急いでしまったポケットを漁るもそこにあった筈の物が無い事実を知り。

愛賀(アイツ⋯⋯見た目に似合わず手先が器用と言うか手癖が悪いと言うか⋯⋯この俺から気付かれずにスリ紛いな芸当をするなんてやるじゃん。でも奴はあの武器の使い方は知らない筈だ。)

加門「⋯⋯。」

一騎はファンガイアバスターの構造を見てバスターと一緒にスッた弾倉を銃口下部に装填して銃口の両脇の銀の羽パーツが展開して

愛賀「嘘だろ!?」

加門「悪いが現実だ。」

そう言い一騎は望に向けて銀の矢を次々と放つ。飛び道具相手にソードスタイルのファンガイアスレイヤーじゃ分が悪い為、望は急いで走り、背後に聞こえてくる銀の矢の着弾音に怯える。

望は遮蔽物のある建物に隠れながら急ぎソードスタイルからウィップスタイルにファンガイアスレイヤーを2つのパーツを分離させて組み直しながら

愛賀「普通に殺す気か!?」

と一騎に向けて大きい声で叫ぶ。

加門「安心しろ、殺しはしない。少し追い詰めるだけだ。」

真面目な返事が聞こえてきて⋯⋯

愛賀「良い性格しているよ⋯⋯全く!?」

愛賀(あの携帯武器ってあぁやって使う物だったんだ⋯⋯)

一騎の行動に怒りを覚えるも、同時に自分の知らない武器の使い方を思わぬ形でレクチャーしてくれて感心する望。

中距離用のウィップスタイルに組み直しを完了してから遮蔽物を利用してファンガイアスレイヤーを振るう。

加門「くっ!?」

一騎が持っていたファンガイアバスターを落とさせて

愛賀「そらっお返しだ!?」

再びファンガイアスレイヤーを一騎目掛けて振るうと、硬い手応えと共に弾かれる。

愛賀「何だ?」

加門「⋯⋯。」

ヘルヘイムの森で手に入れたメロンロックシードを咄嗟に片手に持ちファンガイアスレイヤーの一撃をやり過ごす一騎。

愛賀「そろそろ身体が良い感じに温まっただろ。」

ファンガイアスレイヤーをしまいイクサナックルを取り出す望。

加門「⋯⋯あぁ。」

メロンロックシードをしまいバナナロックシードを取り出す一騎は瞬時に錠前部分をスライドさせる。

【バナナアームズ!!】

【⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯】

愛賀望もイクサナックルのマルチエレクトロターミナルに掌を押し付け起動させ。

【R・E・A・D・Y】

互いに相手の顔を見ると共にキレッキレの動きで同時に己の変身ポーズをする。

愛賀、加門「「変身!?」」

同時の掛け声と共にそれぞれのベルトにアイテムをセット。望はベルトのバックルにナックルをセットさせて一騎はカッティングブレードをバナナロックシードに差し込む。

【ロックオン】

【フィ・ス・ト・オ・ン】

空間をクラッグが出現してメタリックなバナナが降りてくると共に、イクサベルトの赤い球体イクサジェネレーターから出現した金色に光る仮面ライダーイクサのビジョンが装着者に重なり。

【ナイトオブスピアー!!】

バナナアームズが展開されて西洋甲冑が姿を表し高らかなラッパの音が鳴り響く。

 

バロン「行くぞ!?」

イクサ「掛かってきな。バナナちゃん。」挑発的な意味で片手でクイクイの手招きバロンに見せる

バロン「バナナじゃない。バロンだ!?」

両者⋯⋯拳を握り締め走り出して対峙する。火花が飛び散ると共に拳をぶつけ合う。両者戦いの主導権を得る為に相手より多く速く拳を振るい、イクサは素早く放たれるバロンの拳打を両腕で防御しつつ拳と交互に蹴りを放ちバロンの各部にダメージを与える。近距離打撃戦の立ち回りが圧倒的に自分より上手い。

バロン(認めたくないが、コイツ喧嘩が強い!?)

ダメージを次々と貰いながら愛賀望の身体能力の高さを悔しさを感じながら認めて自分の打撃が簡単に見切られてしまう。本気で対峙して分かる⋯⋯目の前の男は自分に匹敵する程の戦闘経験を積んでいる。しかもインベスとは違う人ではない未知の存在に対しての戦闘経験が⋯⋯

イクサは回し蹴りからのストレートキックをバロンに向けて放ち確実に追い込む。

バロン(だが俺とて負けるつもりは一切無い!!)

己を鼓舞してバロンは攻撃が通用するのが難しいと理解した上でイクサの怒涛の連打を両肘で連続で防ぎながら距離を無理矢理詰めて回避出来ない距離からカウンターのストレートパンチを放つ。

イクサ「ぐっ!?」

顔を殴り飛ばされて怯むイクサ。怯んだイクサに向けて追撃をするバロン。一撃は敢えて受けて二撃の攻撃動作をした瞬間、イクサは相手の手首を掴みそのまま背負い投げをする。

バロン「なっ!?」

イクサ「槍での戦闘は上手いがまだまだ格闘戦じゃあ俺には勝てないな。とはいえ俺も⋯⋯」

地面に倒れたバロンに向けてイクサは素早くバロンの動きを押さえつけながら普段使わないカリバーフエッスルを取り出しイクサベルトに装填する。

【イ・ク・サ・カ・リ・バ・ア・ラ・イ・ズ・ア・ッ・プ】

イクサ「何時までも苦手って言うのもいられないからな!?」

イクサカリバーを取り出してマガジンをグリップ部分に収容しソードモードにしてバロンに向けて振り下ろす。バロンはバナスピアーでその攻撃を防ぐ。

バロン(やはりコイツ⋯⋯素手じゃない戦闘は得意じゃないのか。)

イクサカリバーの攻撃を防御を続けながら振り下ろされたカリバーの一閃を火花を散らしながら片腕で受け止めて素早くイクサカリバーの刀身を掴んで止める。

イクサ「なっ!?」

突然、刃を掴かまれてイクサの動きが止まる。

バロン「ふん!?」

イクサ「がはっ!?」

その隙にバナスピアー連続突きがイクサの腹部に直撃してイクサは火花と共に大きく吹き飛ばす。

イクサ「本当に遠慮ないなぁ〜〜バナナちゃん。」

倒れたバロンと吹き飛ばされたイクサはゆっくりと立ち上がり

バロン「この程度か?」試すように聞くバロン。

 

イクサ「まさか⋯⋯コレからだよ。」

セーブモードを司る金色の十字架クロスシールドが展開して赤い複眼ハンティンググラスが露出イクサバーストモードになる望。

一瞬周囲が赤く染まると共にバロンは爆発してダメージを負う。

イクサカリバーとファンガイアスレイヤーソードスタイルをそれぞれの手に持ちイクサはバロンに向けて走り出す。

接近すると共にすれ違いにイクサカリバーを水平斬りを火花を散らして叩き込み振り返り、続くようにファンガイアスレイヤーを振るうも、

バロン「甘いぞ!?」

バナスピアーでファンガイアスレイヤーを連撃を受け止めて逆に薙ぎ払う。

イクサは我流で二刀流の戦い方でバロンに絶え間なく攻撃を加えるも、使いこなせていないのか動きに無駄が多い。バナスピアーでイクサカリバーを手から叩き落とされるも、

イクサ「っ!?」

咄嗟に落ちたイクサカリバーを片足で蹴り上げてバロンの顎にカリバーの先端が直撃して火花を散らして後ろ仰け反る。

イクサ「ラッキー!!」

嬉しそうな声と共に蹴り上げたイクサカリバーをキャッチして、反撃の連撃をバロンに叩き込むイクサ。火花を次々と散らしながらバロンはイクサの胸を蹴り上げてバナスピアーを下から上へ振り上げる。イクサは攻撃に集中していた為に防御が疎かになりバロン同様口元をバナスピアーに攻撃されて

イクサ「何か口のパーツが壊れた〜〜!?ちょっとタンマ!?」

口元のパーツがバナスピアーによって取れてしまう。

バロン「うおおおおおおおッ!?」

しかし話を聞かなく雄叫びと共にバロンはそのままイクサにタックルをぶつけてイクサは慌てて受け止める。

イクサ「このバナナ!?」

タックルするバロンを受け止めながら無防備な背中をイクサカリバーで叩くように何度も振り下ろす。火花を散らしながらもバロンは一度バナスピアーを振るい上げてイクサの手からイクサカリバーを今度こそ叩き押す。

【バナナ・スカッシュ!!】

バロン「此れで終わりだ!?」

タックルした状態でバロンはバナナアームズの技を発動し

イクサ「もう!お前面倒くさい!?」

危機感を覚えながらナックルフエッスルを一度押してからベルトに差し込むイクサ。

【イ・ク・サ・ナッ・ク・ル・ラ・イ・ズ・アッ・プ】

イクサは膝蹴りの一撃と共にバロンから距離を取りイクサナックルを持ちバロンに向けて迎撃体勢と共にブロウクン・ファングの構えをして走り出し

バロンはバナスピアーをイクサに向けて走り出すと共に互いに相手目掛けて必殺技を放つ。その時、両者の姿が一瞬眩い光に包まれると共に大爆発する。どちらが勝ったかは読者の想像に任せよう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

数日後

戦いの始まりと言うのは、皆が思った程⋯⋯静かに始まる。

「うん?」

用事を終えて自宅に帰宅する隼人は自分の部屋の前に置かれた小包を見つける。小包には手紙が載っており隼人は何気なく手紙を開き中身を読む。

【普段の大変なお仕事で頑張っている君の為に神々の世界にある魔法の調味料をあげよう。この調味料はかけた物を何でも食べられるようになる⋯⋯そう何でもじゃ、石にふりかけたら石を食べられるし、ガードレールにふりかけたらガードレール食べれるようになる。ご飯のお供にどうじゃ?神様より】

「何でも食べられる調味料?胡散臭いなぁ⋯⋯」

そう言いつつも、隼人は調味料が入っているであろう小包を持ち上げて自分の部屋の中へ入る。

 

 

全ては⋯⋯この謎の調味料が地上に降臨した事が切っ掛けだった⋯⋯毒々しい紫色の背景にボーダー本部が聳え立ちそれより巨大な加古が心からの満面の笑みでモザイクがかかった炒飯を大量に振る舞うビジョンが見える。まるで怪獣映画やパニック映画ののようにA、B級隊員や隊長達がモザイク炒飯から必死に逃げ惑う。

 

次回⋯⋯炒飯ウォーズ編俺達に明日はない。

 

 

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