魔物使いで奴隷使い   作:しおだれはみさーもん

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E p i s o d e .0【メダリア=ファーム】

私は、物心ついた時から奴隷でした。

よく分からない研究所の様な所で日々乱暴な扱いを受けながら、それでもいつかお日様の元自由に暮らせるよう願って生活していました。

 

周りには、私と同じ位の歳の子達が十数名程いて、その子達は、私と同じ耳や尻尾が生えている子や頭に角が生えている子、長耳の子や普通の人など色々な子達がいました。

 

その子達と私は、太陽の光が入らない暗くて寒い牢屋の中にまとめて入れられていました。

 

ある日、私達はいつものようにご主人様達の命令を必死にミスをしないよう気を付けながらこなしていました。

 

食器洗いや炊事洗濯はもちろん、食糧の調達やご主人様達が使う道具の調達など色々な事をしました。

 

ですが、ご主人様達は、私達にお金を預ける事はしません。

盗んで来いと言うのです。

拒否すれば奴隷紋から激しい痛みを伴う電流がバチバチと流れるので拒否する事が出来ないのです。

 

だから私達は、悪い事と分かっていながら生きるために、ご主人様達の必要としているものを盗んでくるのです。

 

勿論、お店の人に捕まってしまえば、暴力を振るわれて暴言を言われます。

 

穢らしい奴隷が。死んでしまえ。生まれてこなければいいのに。

 

そんな言葉をいっぱい言ってきます。

私達だって好きで奴隷になったわけじゃありません。

 

でも、その言葉を言ってしまえばまた、暴力を振るわれるのでぐっと我慢をします。

 

そして、私達が生きていく為に仕方ないんだと言い聞かせるのです。

私達は、そうやって生きてきました。

 

数ヶ月が立ち、私が七歳になった時でした。一人の長耳の子、エルフの男の子がご主人様の研究に使っている道具を誤って落として壊してしまったのです。

 

その時のご主人様の顔は今でも忘れられません。

とても恐ろしくて震えてしまいそうな顔でした。

 

それから数日経っても男の子は、帰ってきませんでした。

きっと、殺されてしまったのだと思います。

 

そして、その日の晩……。

私達奴隷全員に食事が出されず、パン一切れさえも貰えませんでした。

ご主人様達から振るわれる暴力と暴言に私達は、泣く事も許されず、ただただその場でうずくまることしか出来ませんでした。

 

そんな中、一人の人類種の女の子がふらりと立ち上がり、そのまま外に出ていきました。

私を含め、他の皆はその事に気が付きませんでした。

 

次の日、その女の子は戻って来ませんでした。

その子が死んだのか分かりませんが、死んだという事は間違い無いでしょう。

 

私達は、そんな二人のお墓を立てました。お墓と言っても綺麗な墓石等ではなく、ただ土を小さい山状に盛ってその上に、お花を置いただけのお墓です。

 

そんな事があった三日後の晩。

私達は、研究所内のとある部屋に連れてこられました。

 

私達は、何をするのかとビクビクしているとそこには、私達奴隷の人数分の石の椅子と拘束用具が用意されていてそこに座れと命令されて座り、拘束用具を手と足に身に付けさせられます。

 

そして、ご主人様達が私達奴隷全員に■■を口の中へ一斉に飲ませました。

その瞬間、耐え難い激痛が私達を襲いました。

 

胃の中に入った■■に身体の内側から喰われていく。そんな感覚でした。

 

痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。

 

私の身体が燃えるように熱く、ずっと叫んでいました。

多分他の子達も同じだったと思います。

 

するとご主人様達は、更に追加で■■を飲ませました。痛みに耐えきれず吐いてしまう子や気絶してしまう子、死んでしまう子も出てきました。

 

そして、私の意識はそこで途絶えました。

 

次に目を覚ました時は、先程のご主人様達が死んでいて、近くには六人程の集団がいました。

 

その集団は、顔が見えない様にフードを被り、手には色々な武器が握られていて、おそらくご主人様達は、この集団に殺されたのだろうと思います。

 

何故なら、ご主人様達が着ていた服と血だらけの床に転がっているご主人様達の首が目の前にあったからです。

 

そして、私達はその後どうなったかと言うと、奴隷商に引き渡され、貴族や冒険者など様々な人にそれぞれ買われていきました。

 

買われた先で私は、奴隷紋により、酷い扱いを受け続けました。

 

ご飯をまともに食べさせてもらえなかったり、毎日殴られたり蹴られたりは当たり前で結局、前のご主人様達と何も変わりませんでした。

 

そして、私は奴隷紋のせいで逃げることも出来ず、ただひたすら酷くなっていく毎日に耐えるだけでした。

 

もうその頃には生きて行くことに価値を見いだせなくなっていました。

 

そんなエスカレートしていく暴力の毎日に対する私の反応に、飽きが来たのか二人目のご主人様は、十歳になったばかりの私を、スラストの奴隷商へと売り払いました。

 

その奴隷商は、見るからに怪しげな格好をした人でしたが、私にはもうそんな事どうでもよかったのです。

 

どうせまた、酷い毎日がやって来るのだから。

 

 

 

 

 

 

 




どうもしおだれはみさーもんです。
今回のお話はメダリアがアレンと出会う前のお話なのですが本編と関係あるのかないのかそんな感じのお話を少しずつ出していく予定です。
次のepisodeはアレンにしようかアルトリアにしようか、それともまたメダリアにしようか悩みますがのんびり頑張っていきます!

いつも読んでくださりありがとうございます!!
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