翌日鋼来は目を覚まし顔を洗いにいく
鋼来(なにか夢を見た気がしたんだけど.......思い出せねぇ。)
鋼来は頭を抱えながら朝食を作り食べ終え制服に着替える。そしていつも通りにローカルネットに接続しようとした時昨日操樹に言われた事を思い出し中断する。
鋼来「危ねぇ危ねぇ........」
そうして学校に到着すると鋼来は学内ネットに接続する。接続を確認し鋼来は自身の教室に向かう。そこには既に操樹が居た。
操樹「オッハー、よく眠れたか?」
鋼来「少し夢見が悪い以外特に........」
鋼来はそれだけ言うと席につく。操樹は鋼来に近づき
操樹「昼休みに対戦のレクチャーをしたやるから、昼飯はすぐ食えるのを準備してろ。」
それだけ言うと自分の席についた。鋼来は少し気だるそうに今日の昼飯は何にするか考えるのだった。
午前の授業が終わりそれぞれが昼休みを過ごす中鋼来は昼食を購買で買うと屋上へ向かう。
既に操樹は準備しており手を振ってくる。鋼来は買ってきたのを持って近づき隣に腰掛ける。操樹はケーブルを鋼来に差し出す。鋼来はため息を吐いてケーブルを接続する。
鋼来『わざわざ直結する必要なんのか?』
操樹『まぁまぁ、それじゃ今から対戦のレクチャーをするから』
鋼来『待て飯食ってないんだが?』
操樹『対戦中はこっちは1秒しか経ってないから.......それに飯食ってからやると逆にお腹減るよ?』
鋼来『ハァ〜わかった。んじゃ頼む』
操樹はバーストリンクと唱え加速するそのすぐ後鋼来は加速感覚に襲われて目の前が変わっていく。
フィールド:魔都ステージ
近未来的な景色に変わり鋼来は自身の姿を確認する。
人型で鎧を見に纏う黒とグレーのアバター背中にはスラスターが備え付けられている。
操樹「へぇ、それがお前のアバターか」
操樹の声が聞こえそちらに顔を向ける。操樹も人型の姿をしており顔はフェイスシールドの様なオレンジのガラスに覆われている。緑とグレーの配色の装甲に背中にはアンテナのバックパックだろうか?それがついていた。
操樹「名前は.........
鋼来は操樹が何故名前がわかるのか疑問に思っていると、操樹が説明を始める
操樹「あぁ、上の方に緑のバーがあるだろ?その下に英語表記で名前が書いてあるんだよ。」
鋼来「あぁ、これか......
鋼来が復唱すると操樹は説明を再開する。
操樹「基本的にアバターは色・その動詞とか色んな意味が込められるらしい。そんで同じ色は絶対に存在はしない。」
鋼来はそこまで聞くと疑問に思い聞く
鋼来「ん?でも俺とお前って色じゃ無いよな?それにエアレイダーなんて聞いたこともないぞ?」
操樹は落ち着いた様子で話を続ける
操樹「そうなんだよ偶に俺やお前みたいに色じゃ無い奴もいる、でもそれでも俺たちみたいなのは珍しくてな、色以外だとアイアンだったりマグネシウムとか金属の名前があったり、アクア......水の色?が入っている。金属はメタルカラーに分類される。俺とお前は意味がわからない......ノーカラーとかアンノウンとか言われる。」
鋼来は話を聞き終え自身のステータスを確認する。防御力は上々武器としてスピア・シールド・ハンドキャノン・ハンマーがあった。スキルにデュアルウェポンとブースターがあった。
必殺技に「フルバースト」とあったが意味が不明な為これも無視そうして見ていると操樹が赤いカラーリングの銃を構え聞いてくる。
操樹「どうだ?お前の武器どんな感じだ?」
鋼来「武器は4つ後必殺技1にスキルが2つそんくらいだ」
操樹「意外に多いな.......」
操樹は少し呆れ気味に言ってくる鋼来はどうやって装備するのか聞く
鋼来「そう言えばどうやって装備するんだ?」
操樹「着装って言ってその武器の名前を言えば付けられるぞ。」
鋼来はスピアの名前を確認し叫ぶ
鋼来「着装!ブラストホールスピア!」
叫ぶと右手に重みが加わり武器が装着される。
操樹「へぇ〜刺突系の武器か珍しい......よしんじゃリアル10分コッチじゃ1週間特訓するぞ。」
鋼来「は?」
そこから鋼来はひたすら戦闘訓練を受けた。
鋼来「...........」チーン
操樹「おーい大丈夫か?昼休み後10分だぞ?」
鋼来はあの後向こうで7日間戦闘訓練を受けた。と言っても戦闘が終わればすぐに加速させられての繰り返しだったが
そしてこの訓練は鬼の一言で片付けられる。
鋼来「痛覚リアルとか先に言えよまだイテェ......」
操樹「悪りぃ悪りぃ.......それでなんとかなるか?」
操樹の問いに鋼来は
鋼来「やれるだけやるだけさ。」
鋼来はそこまで言うと昼飯に手をつける。
午後の授業もなんとか終え操樹と鋼来は帰宅途中に最寄りのカフェに入る。
鋼来「此処でいいのか?」
操樹「あぁ、此処なら見えにくいしうってつけだ。そんじゃデビュー戦頑張れ」
操樹はそう言ってニューロリンカーを接続する。
鋼来「さてと.......んじゃ頑張りますか」
鋼来も接続し
鋼来「バーストリンク」
加速する
鋼来視点
場所:世紀末ステージ
フィールドは世紀末ステージ
ガイドカーソルを展開し相手の位置を確認しようとした時
ブロロロロロ!!
バイクのエンジン音が聞こえて来た。ガイドカーソルもソッチに向いている。俺は顔をそちらに向ける
鋼来「マジかよ........」
そこにはライトをつけそして形からアメリカンバイクに乗ったガイコツアバターを確認した。
鋼来「名前は........アッシュ・ローラーか。」
俺が呟いていると
アッシュ「ヘイヘイヘーイ!今日の俺様はついているぜ!まさか気になって対戦を吹っ掛けた相手がアンノウン、しかもニュービー!そしてお前の運勢はバッドデイ!」
そう言ってオラオラファンキー系のアバターアッシュ・ローラーはハンドルを操作しバイクをコチラに走らせてきた。
鋼来「加速世界ってあんな奴も居るんだな.........」
俺は突撃してくるバイクに向け走り出す。俺の奇行に観戦していたアバター達は驚きの声を上げる。
「おいおい!バイクに突っ込むなんてするか!?」
「緑系じゃ無いのに何が目的なんだ?」
「初めてだからって試合放棄すんなよ!」
それぞれ言っているが知らん。それに無策なわけじゃ無い何の為に操樹と何十回対戦したと思ってんだよ.......あぁコイツらしらねぇか
鋼来(此処だ!)
背中に意識を集中させるとスキルのブースターが発動し、俺の体は空へと飛んだ。
アッシュ「ワッツ!?」
流石に俺が空を飛ぶとは思っていなかったのか驚愕の声を上げるアッシュローラー
俺は着地と同時に強化外装を呼び出す。
鋼来「着装!ブラストホールスピア!」
右手にスピアが装着されたのを確認して俺は通り過ぎて行った
鋼来「ハッ!」
一発目をバイクの後輪にぶつけ相手を転ばせ
鋼来「セイヤ!」
二発目を胴体に打ち込みダメージを与える。相手のHPが3割減り俺は更に追撃を開始する
アッシュ「こんくれぇで負けを認める俺様じゃねぇぜ!」
アッシュローラーは車体を起こすと勢いよくエンジンを吹き出しウィーリー走行で突撃してきた。
鋼来「ガァ!」
俺は胴体に直撃しHPを2割減少させられ吹き飛ばされる。ブースターを使い体勢を起こすと距離を離し様子を伺う。
アッシュ「まさか俺様相手に此処まで奮闘するとはなニュービーのくせにやるじゃねぇか。」
鋼来「そいつはどうも.......それでどうすんだよ?俺が有利っぽいけど、降参するか?」
アッシュ「そいつはノーサンキューだ!俺様は一度対戦したなら最後までするそれが対戦ってもんの礼儀だろ」
鋼来「そうだな........じゃあ、行くぞ!」
俺とアッシュローラーは再びバトルを再開した。
現実
鋼来「ふぅ〜.........疲れた。」
操樹「お疲れさん、ナイスファイトだったぜ。」
結果的に言えば俺の勝利で終わった。
HPを1割残しての勝利だ、最初にしては上出来だそうだ。
操樹「どうだった、ブレインバーストは?」
鋼来「向こうでは長い時間戦ったのにこっちだと一秒ちょっと、複雑な感じだよ。」
操樹「そのうち慣れるさ。これからお前はガンガン対戦しまくってレベルを上げろ。ただしレベルアップの表記が出たからって即刻するなよ?レベルを上げるのにもバーストポイントが必要だからな。」
そこからは操樹にアドバイスを貰いながら対戦を一、二回程して、帰宅した。今日は3回やって2勝1引き分けこれが今日の戦果だ。
三人称視点
今日の対戦でレベル1のニュービーが3回戦って2勝1引き分けという結果に加速世界の人間達は騒いでいた。そしてこの3回で戦ったプレイヤーは黎明期以来のアンノウンそして強化外装を少なくとも3つを持ち更にはアビリティをも持っている規格外の新人にバーストリンカー達にすぐに情報は走った。
そしてその新人が現れリアルで1週間にはレベルが2に上がっていた。