一瞬の時を止める色彩の鬼殺隊員   作:ドドドード・ドードリオ

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どんどん更新していきます。


第十三話 月の後ろの 紫 の空

さて…黒死牟戦…

 

黒死牟「…参る」

 

黒死牟「…猗窩座…お前は無限城に戻れ…たった今あの方にそう言われたはずだ…」

 

猗窩座「…」

 

 

よし、猗窩座は帰った…だが…黒死牟…勝てるだろうか…いや、勝たなくていい。生きればいい。

 

颯「来い!」

 

月の呼吸 参ノ型 厭忌月・銷り

 

色の呼吸 黄ノ型 熱界雷 二連

 

颯「危なっ…」

 

これ一発でも当たったら死ぬんだろ?気持ち悪すぎだろ……相手の動きを良く見ろ…どこから来る?どう斬る?

 

黒死牟「動かなければ…此方から動くまで…」

 

月の呼吸 伍ノ型 月魄災渦

 

月の呼吸 陸ノ型 常夜孤月・無間

 

月の呼吸 拾肆ノ型 兇変・天満繊月

 

 

連続技はズルいって!

 

まず縦状の斬撃…渦状の斬撃…横状の斬撃……見事に全ての間合いから斬撃が来てるな…面倒だ…だけど……

 

 

颯「こちとら赫刀やぞこの野郎!」

 

(止まれ!一分経ったはずだ!)

 

カチカチカチ…

 

 

颯「うおおおおおおぉぉぉ!!!」

 

打ちまくれ!陸ノ型 電轟雷轟を打ちまくってあいつの攻撃を相殺しろ!

 

スン…

 

時の呼吸 肆ノ型 万廻雷

 

黒死牟「ここまでの強者は久しいな…もうじき朝だが…分かったことがある…」

 

 

黒死牟「お前は何か特殊な行動をしている……まるで時を飛ばしているような……」

 

颯「時を飛ばす?面白いことを言うもんだなあ…」

 

黒死牟「だが僅かに焦りが見える…摩訶不思議だが…それが本当なら興味深い…【時の呼吸】…」

 

颯「それを知って何になる?仮に本当に止められるとしても俺の動きを止めなければ…」

 

 

黒死牟「行動不能にするなど…造作もないことだ…」

 

颯「!」

 

月の呼吸 捌ノ型 月龍輪尾

 

色の呼吸 蒼ノ型 横水車

 

 

颯「やっぱ早いな…しかも攻撃を当てられねぇ…猗窩座や童磨の時とは大違いだ…あの刀を折った瞬間に霹靂一閃をぶち込むくらいしないと勝てなそうだ…」

 

黒死牟「…」

 

颯「終わりにするか…そろそろ朝だ…ここで上弦の首を逃す程優しくはないんでね。」

 

黒死牟「そうか…あの世での鍛錬を…励むことだ…」

 

 

 

色の呼吸 赫ノ型 煉獄

 

月の呼吸 弐ノ型 珠華ノ弄月

 

 

ザンッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

颯「ぐっ…あがっ…がぁ…!」

 

 

黒死牟「…良い一撃だったが…私の首を取れる程…極められていない…」

 

 

黒死牟「水の呼吸…炎の呼吸…雷の呼吸…柱にも届くと言っても過言ではない……鬼となれば…上弦の月の称号を貰えるだろう…」

 

颯「鬼にはならねぇよ……あと…なんか勘違いしてるよな?」

 

黒死牟「…?」

 

颯「いつから俺が…その3つしか使えないなんて言ったかよ…?」

 

黒死牟「風の呼吸か…岩の呼吸か…その全身傷だらけの体で何をしようとも…無駄だということが分からないのか…」

 

颯「ははは…いや~…よく見せたもらったよ…お前の…

 

 

 

 

太 刀 筋 ! 」

 

 

黒死牟「…!?」

 

 

 

 

色の呼吸 紫ノ型 兇変・天満繊月

 

 

 

黒死牟「くっ…これは…!?」

 

 

(…止まれ…)

 

カチカチカチ…

 

 

 

できるだけ遠くへ…朝日は…もうすぐに…

 

 

 

色の呼吸 黄ノ型 霹靂一閃 神速

 

 

 

 

スン…

 

 

 

 

黒死牟「……気配が消えた…遠くに離れたか…」

 

黒死牟「月の呼吸を…一晩見ただけで会得したと言うのか……興味深い男だ…志木寺颯…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

眩しい光が傷だらけの俺を照明のように照らす。

 

生き残ったんだ…俺は…!

 

颯「あー…なんか疲れた…」

 

このまま寝たら楽になれるだろうか…?

 

そんなことを考えながら目を瞑る…上弦…強いなぁ…黒死牟に勝てなかった…

 

鬼舞辻無惨はもっと強いのだろう。鍛錬の積み重ねって大事なんだなぁ…

 

このまま寝たらまずいかな?そんな事どうでもいいか…

 

おやすm

 

「…! そんな…上弦の鬼と戦って…生きているなんて…!」

 

え。

 

あまね「早くこの方を運んでください!」

 

颯「え 何何」

 

あまね「意識もある…この方は助かる…!」

 

颯「待って…手鬼倒してないか…ゲホッゴホッ…」

 

手鬼を倒さなきゃ…錆兎辺りが死ぬぞ…やば…

 

 

そこからは怒涛の展開だった。

まず最初にあまねさんが変な知らない所に運ぶ。どこだよここ…って思ったけど多分産屋敷が所有している病院的なものだろう。

そこから産屋敷九十七代目当主をしているまだ無惨の呪いが進行していない 産屋敷輝哉…原作お馴染みの"御館様"が俺のところに話をしに来た。ぶっちゃけ命に別状はないらしい。

 

輝哉「初めましてだね。君が 志木寺 颯 だね?」

 

颯「はい…志木寺颯です…」

 

輝哉「そうか…君が…まだ子供なのに十二鬼月を二人倒し…上弦の鬼相手に2度も応戦したと言われる…」

 

そんな倒したっけ…覚えてないわ…

 

輝哉「ここに運ばれる前のことは覚えているかい?」

 

颯「まぁ…なんとなくは…」

 

輝哉「そうか…では言わせてもらおう。私の妻を鬼から救ってくれて、どうもありがとう。」

 

輝哉さんが俺に向かって頭を下げる。なんか申し訳ない気持ちになる。

 

颯「いえいえ!僕は鬼から人を守った…鬼殺隊に入隊する上で当たり前のことをしたまでです!頭をお上げください!」

 

 

輝哉「君は優しいね…鬼殺隊に入るんだね?是非とも歓迎するよ…でも上弦の弍を相手にどう生き残ったんだい?教えてくれると助かるよ。」

 

颯「あ、この傷は上弦の壱にやられました。」

 

輝哉「…どういうことかな?」

 

颯「あー…嘘かもしれませんけど…話しますね。」

 

 

そこから俺は上弦の参がもう一度俺のところに来たこと、弍の首を切る寸前で壱が出現したことを話した。

 

 

輝哉「君は上弦の中でも最も強い鬼たちと戦って生き残ったんだね。」

 

颯「うーん…やっぱりちょっと信じ難いと思われますが…弍を倒せる直前だなんて…」

 

輝哉「私には分かるんだよ。もし君が上弦の弍から逃げていたら私の妻、あまねを追って命を狙っていた。現にこうして元気に生きていると言うことはつまりそういう事だろう?」

 

颯「まぁ…確かに…」

 

輝哉「君が望むならいつでも入隊させられるけど…傷が治って正式な入隊を私たちでやった方がいいと考えたんだけど…どうだい?」

 

颯「あー…じゃあそれで。」

 

輝哉「分かった。毎日医者に診てもらって問題がないと判断したら改めて私たちの屋敷に来てほしい。」

 

颯「はい、分かりました。」

 

 

 

 

 

 

それから俺は入院(?)した。

入院中には様々な人が見舞いに来てくれた。

 

 

杏寿郎「颯!上弦と戦ったというのは本当か!」

 

颯「ん?まぁ。」

 

杏寿郎「なんと!またお前との差が広がってしまったか!俺も精進せねば!」

 

愼寿郎「体には特に異常はないのか?」

 

颯「はい、体力が回復すればまたいつも通り動けるそうです。」

 

愼寿郎「そうか…炎の呼吸はどうだ?その後に雷の呼吸を習いに行ったそうだが。」

 

颯「炎の呼吸は今も使っている…と言うか両立してますよ。なんか全ての呼吸が使えるらしいです。」

 

愼寿郎「……?…?…すまん…よく聞こえなかった…もう一度頼む。」

 

颯「え?炎の呼吸は今も使って…」

 

愼寿郎「そこじゃない、その後だ。」

 

颯「ん?あぁ…全ての呼吸が使えるって雷の呼吸の育手をしている桑島さんがそう判断したんですよね。鱗滝さんもそうかもしれないと言ってましたし。」

 

愼寿郎「…君なら始まりの呼吸も使えるかもしれないな…」(ボソッ)

 

 

始まりの呼吸…日の呼吸……てかバッチリ聞こえてますよ愼寿郎さん…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鱗滝「最終選別から7日経ったと言うのに戻ってこないから心配したぞ…颯…」

 

颯「ごめんなさい…動ける状態ならそのまま帰ったんですが…」

 

鱗滝「良かった…本当に…生きていて…」

 

颯「…ただいまです…」

 

鱗滝「あぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慈悟郎「全く!お前というやつはどうしてそう無茶をする!」

 

颯「しょうがないじゃないですか、あまねさん助けなきゃいかなかったんですもん。」

 

慈悟郎「ふん…まぁまだ刀を振れるなら安心じゃわい。もう一度儂の元で鍛錬じゃな。」

 

颯「こちらからもお願いしたいです。神速の精度がまだ完璧じゃなくて。」

 

慈悟郎「…ふん、体を早く治せ。」

 

颯「はい…ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入院中から1週間だろうか。そんくらい経った時、医者から突如言われた。

 

医者「うん、もう大丈夫そうです。体も問題なく動かせますよ。」

 

颯「お、本当ですか。」

 

医者「はい。産屋敷さんに報告しに行きましょう。」

 

颯「はい。」

 

 

 

 

 

輝哉「ようこそ、私たちの屋敷へ。そうか、体の方はもう大丈夫なんだね。おめでとう。」

 

颯「ありがとうございます。」

 

輝哉「じゃた改めて…入隊おめでとう、颯。」

 

あまね「ご入隊おめでとうございます…」

 

颯「はい…ありがとうございます…輝哉さん…じゃない御館様…」

 

輝哉「ふふ、好きに呼んでもらって構わないよ。確か日輪刀はもう貰っているようだし、今から鎹鴉と隊服を支給する。少しでも鬼を倒し、人々を救ってほしい。期待しているよ、志木寺隊士。」

 

颯「はい!精一杯頑張ります!」

 

 

 

 

 

 

 

 

~~それから3年の月日が経った。ある日…~~

 

隠「時柱様、少しよろしいでしょうか?」

 

「ん?いいよ、どしたの?」

 

隠「育手の鱗滝様が久々に時柱様にお会いしたいそうです。」

 

「あ~…了解、ご苦労さん。」

 

隠「いえいえ…では。」

 

 

そういえば随分行ってないなぁ…入隊した直後に小屋でお祝いしたのが最後だっけ…

 

 

颯「…じゃ…久々に行くか…鱗滝さんのとこ。」

 

 

狭霧山…何秒で登れるかな?

 

そう思いながら俺は瞬く間に山をかけ登った。




今回は早めに更新できました!

ちなみに医者と颯くんは目隠しして隠に案内されて産屋敷のところに行っていると想像してください。
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