珠世「…少し話をしたいのですが…」
颯「あなたは一体…?」
輝哉『それはね…その人は鬼殺隊にとって必ず強い味方になってくれるからなんだ。君の鴉から聞いたんだよ。浅草に無惨から逃れた鬼がいる情報をね。』
颯『え?』
輝哉『君の鴉は…まぁ君のことはあんまり好きじゃないみたいだけど…他の隊士から嫌われてたことが多かったみたいで…ずっと一緒にいてくれたことが嬉しかったのかもね。それでやる気を出してくれた。』
颯『…後で餌でもあげますかね。』
輝哉『それがいいと思うよ。』
珠世「私たちは…鬼ですが…鬼舞辻無惨を憎んでいる。」
颯「…今から実験をします。」
珠世「じ、実験ですか?」
愈史郎「貴様!珠世様に余計なこと…」
颯「今から僕が言う言葉を同じように言ってください。」
珠世「?…はい。」
颯「鬼舞辻無惨。」
珠世「…鬼舞辻無惨」
颯「鬼舞辻無惨はワカメ頭」
珠世「鬼舞辻無惨はワカメ頭。」
颯「鬼舞辻無惨は頭が無惨な程阿呆」
珠世「鬼舞辻無惨は頭が無惨な程阿呆」
颯「信じます」
珠世「えっ?えぇっ!?」
颯「だってそんなこと言ってたらあいつ [私の威厳より鬼狩りの命令を優先するのか]とか言って呪い発動しそうですし。」
珠世「あー…確かに。」
愈史郎「(納得している珠世様も美しい…)」
颯「で、話って何です?」
珠世「…鬼の血を集めてほしいのです。」
颯「鬼の…血?」
まぁ知ってるけど。確かナイフみたいなのを刺したら自動的に血を採れる道具だっけ。
珠世「この道具を……これを鬼の血に向かって刺すと何もせずに血がこの道具に溜まっていくものです。ここにいる猫…茶々丸がこの道具に反応してあなたの元に移動するので使用したら茶々丸に預けてください。」
颯「なるほど。そういえば食事ってどうしてるんですか?」
珠世「…人の血を少量頂いています。」
颯「あ、じゃあ自分のも…」
珠世「…よろしいのでしょうか?」
颯「別に減るものじゃないですし。」
愈史郎「減るだろう。バカか?」
珠世「では…失礼します。」
注射とかマジで久しぶりだわ…それにしてm…
黒死牟「逃れ者を狙っていたが…まさかお前もいるとは…」
颯「!?」
珠世「じ、上弦の…」
月の呼吸 壱ノ型 闇月・宵の宮
色の呼吸 赫ノ型 焼乱
颯「危ねぇ…」
黒死牟「…大抵の柱は…この技で…胴体を切断される…」
颯「大抵の柱、じゃないからな。」
颯「珠世さん、急いで逃げてくれ。こいつは俺が相手をするから。」
珠世「ですが、あの鬼は上弦の壱…一人の人間が勝てるわけが…」
颯「こんなのに負けてちゃ、無惨の首は切れないでしょ?」
珠世「…分かりました。」
愈史郎「…おい!そこの鬼狩り!珠世様がわざわざお前に頼んだんだ!死んででもしたら承知しないぞ!」
颯「あいよ、さっさと逃げな。」
黒死牟「そう簡単に…逃がす程…優しくはない…」
月の呼吸 参ノ型 厭忌月・銷り
色の呼吸 黄ノ型 聚蚊成雷
颯「…やっぱ、早さが比べ物にならないな…他に鬼とはよ。」
黒死牟「ここまで…私と応戦する人間も……一人を除いて初……鬼となれば……私を超えることも…出来たであろう…」
颯「人殺したり食わなきゃ別に俺たちだって無惨を無視するけど……人に危害出されちゃ…ねぇ?…命をなんだと思っているんだって感じ。」
黒死牟「命を……」
??『命をなんだと思っている?』
無惨『…!?』
珠世『…』
黒死牟「(今のは…無惨様の…記憶……縁壱…ここでも…私の邪魔をするのか……)」
やっぱり悩んでる……縁壱の言葉に無惨の血が反応したのだろう。多分無惨にとって相当なストレスだもん。あのセリフ。
黒死牟「…………参る…」
颯「お、来るか。」
月の呼吸 漆ノ型 厄鏡・月映え
色の呼吸 蒼ノ型 生生流転
月の呼吸 拾陸ノ型 月虹・片割れ月
色の呼吸 赫ノ型 昇り炎天
颯「ほら、来ないのか?」
黒死牟「……なるほど…」
颯「ははは、どうしt」
! やばっ!斬撃飛んでくる!
色の呼吸 黄ノ型 熱界雷
颯「……なんだよ?攻めないのなら…」
黒死牟「わざと…私に技を出させている………盲点だった………技を…少し見てしまえば……新たな呼吸を使用することができる……」
颯「バレたか……」
黒死牟「上弦と…同等の強さなら……技を放つ前に……首を斬るものだ…」
颯「で、どうすんの?技は…」
黒死牟「早急に……亡き者にすれば……解決だ…」
月の呼吸 壱ノ型 闇月・宵の宮
色の呼吸 赫ノ型 炎虎
颯「…早急、か。…じゃ、こっちも早めに終わらせるか。」
(時よ…止まれ!)
カチカチカチ…
さて…刀…割れっかな?
スン…
時の呼吸 伍ノ型 遅炎龍
バリン!
黒死牟「!」
颯「勝機!」
色の呼吸 霹靂一閃…
黒死牟「刀を折られた程度で…人は死なぬ…」
月の呼吸 肆ノ型 月光
颯「なっ…!?」
そんな技知らねぇ!上から無数の月の攻撃…やば、…この量はキツい…
颯「うおおおおおおおおぉぉぉ!!!」
色の呼吸 黄ノ型 電轟雷…
黒死牟「その隙に…攻撃をしない…阿呆がどこにいる?」
月の呼吸 壱ノ型 闇月・宵の宮
颯「ぐっ…うぐっ……」
黒死牟「真っ二つは…お前の斬撃によって阻まれたが……お前はもう動けまい…」
颯「舐めんなよ……クソが……」
黒死牟「随分と…手を煩わせてくれたな…」
ドクン……ドクン…
颯「…?」
なんか…体に熱が入ってくる。相当出血して…目眩とかが酷いのに……やけに体の調子がいい。血の巡りとか、そんなんだろうか。
颯「…嫌な予感しかしねぇ…」
自分の手の甲を見てみる。
【手の甲に…時計の模様のような痣ができていた。】
颯「…うっそー?」
黒死牟「…さらばだ…」
颯「……黒死牟、ごめんな。」
黒死牟「…何を言って…」
颯「お前の負け、確定したわ。」
色の呼吸 濃 蒼ノ型 海面切り
黒死牟「…まだ動けるか…そしてこの威力…その手の甲にあるのは…痣……痣者がこの時代に出るとは…」
颯「痣者…体の調子がめちゃくちゃ良いんだよね。」
黒死牟「腹を切られても尚……生き抗うとは…」
颯「ん?何でか知らんけど…負ける要素が見当たらないんだよな、俺。」
黒死牟「…ほざけ。」
月の呼吸 捌ノ型 月龍輪尾
色の呼吸 濃 黄ノ型 電雷響轟
黒死牟「一撃一つ一つが恐ろしく強く……」
無惨「黒死牟、下がれ。」
颯「…!」
黒死牟「…!?」
無惨「志木寺颯、お前は本当に面倒なやつだ…私自ら…」
颯「よし!やっと無惨様来た!」
無惨「なんだと?バカにして…」
颯「いや…あなた直々に血を貰いたく…正直、鬼殺隊には飽きてしまいまして…」
無惨「…何だと?」
黒死牟「…何を…言っている…」
颯「だってそもそも勝てるわけがありませんよ。鬼の始祖に上弦の壱。痣者を鬼にすれば…そうですよね?」
無惨「わかった…鬼にしてやる。だが私からは血を入れん。おい、黒死牟、手を差し出せ。」
黒死牟「…」
黒死牟が手を出すとその両手に無惨の右手から大量の血が放出された…
黒死牟「…飲め。」
颯「はい…では…ありがたく…」
俺は黒死牟と同じように手を器代わりにし、血を両手に収める。そして…
颯「頂くかよバーーーカ!」
そう叫ばながら ”日陰の方に血をかけた”。
無惨「…どこまでも腹立たしいやつめ!黒死牟!とっとと下がれ!」
かわいそう。
黒死牟「……御意…。」
無惨「私自ら…殺し、望み通り鬼にしてやる。」
颯「散々縁壱さんに恐れていたやつが何を言ってんの?バカなの?バカか!だって鬼あんなに作ってるのに未だに完璧生物……だっけwwwwww」
無惨「殺す。」
颯「やってみろよ。もうすぐ朝だぜ?ほら!」
無惨「陽光め…志木寺颯…!お前を必ず殺す!必ず!」
颯「今やってみろよ。ほら!刀を持っていないよ!無惨くん!」
無惨「チッ……必ず殺す…!」
颯「終わったー……鴉!」
颯鴉「シネ…」
颯「珠世さんに…」
珠世「その必要はありません。」
愈史郎「よく生きてい…お前!腹が血だらけじゃないか!」
珠世「助けて頂き…どうもありがとうございました…」
颯「ごめんなさい…上弦の壱の血を採れなかった。」
珠世「大丈夫ですよ。また次の…」
颯「あ、そこの屋根の…日陰のところにある血、無惨の血なので採取しますね。」
珠世「…え?」
颯「無惨の血です。それ。」
颯「…はい。」
珠世「え?」
愈史郎「無惨の…血?」
颯「とりあえず…お、本当に自動で血を採れるんだな…」
珠世「志木寺颯…そう呼ばれていましたね。」
颯「アッハイ。」
珠世「颯さん、少し私の屋敷に来て頂けませんか?」
珠世「うえええええわああぁぁぁぁぁ!?!?」
颯「ええ何!?」
愈史郎「(驚く珠世様!美しすぎるぞ!)」
珠世「無惨の血が…濃いどころか…無惨の血…そのものを…こんなに!?」
颯「ちなみに上弦の壱の刀の破片です。」
珠世「待ってください少し心を落ち着かせます…ふー…ふー…ふー……」
実は無惨の血をねだったのは作戦である。
珠世さんが無惨の血そのものを実験材料として提供すれば信頼度も上がり、鬼特攻の道具の強さも変わってくるだろう。
破片はついで!
珠世「………颯さん…あなた…どうやってこれを…?」
颯「無惨に 鬼になりたいから血を頂戴! って言ったらくれたので道端にぶちまけました。」
珠世「おぉー…おぉー?」
颯「愈史郎、お茶持ってきて。俺いらないから。珠世さんなんか壊れちゃったから。」
愈史郎「あ、あぁ。(…珠世様の心境が分からないが美しすぎる!)」
珠世「颯さん、無惨の血、上弦の壱の素材を提供してくださり、ありがとうございます。」
颯「いえいえ…でも、こちらも少しやってほしいことがあるんですよ。」
珠世「…?」
颯「見てください。これ、変な痣。この状態だと体の調子がいいんですよ。」
珠世「あっ!痣!縁壱さんに…似ている…」
颯「…んー…なので…さっき痣前の自分の血と…今の自分の血、比べてほしいんですよ。」
珠世「分かりました…ですが…………なんでもありません。」
颯「…そうですか。もうすぐ朝なので僕はこれで。」
珠世「はい……正直、もう血が要らないくらいなんですが…今後もよろしくお願いします。」
颯「ははは…では。」
そこから俺は鴉に頼んで、御館様のところに来た。
俺はそこであったことを話す。
颯「って感じですね。」
輝哉「なるほど…痣…か。」
颯「?」
輝哉「颯、これから話すことをよく聞いていてほしいんだ。」
あぁ。知ってるよ。
颯「なんですか?」
痣になったものは…
輝哉「痣者は…」
【25歳までしか生きられないんだ。】
今回颯を痣者にしました。
これでチートって呼べるくらいには強くなった…はず!