一瞬の時を止める色彩の鬼殺隊員   作:ドドドード・ドードリオ

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今回は実弥回です!


第二十三話 風の幼馴染

あの事件から数ヶ月。

御館様の屋敷は場所を変え、杏寿郎が柱になった翌日。

 

杏寿郎が時屋敷にやってきた。

 

杏寿郎「俺に稽古をつけてくれ!」

 

颯「??」

 

杏寿郎「颯!お前は俺よりも強い!柱としてもまだまだ差が広がるばかりだ!」

 

颯「??」

 

杏寿郎「そこでだ!お前n」

 

颯「ちょっと1回黙れ」

 

 

 

 

 

時屋敷にて

 

颯「どういう戦い方がいい?苦手な戦法とか、色々あるだろ?」

 

杏寿郎「そうだな!間合いの範囲内に入らず遠距離に徹した戦い方が苦手だ!だが違う!俺は剣技での鍛錬を望む!本気で来い!」

 

颯「あー…うん、分かった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

杏寿郎「うおおおおおおぉぉ!」

 

炎の呼吸 奥義 玖ノ型 煉獄

 

颯「うおっ」

 

色の呼吸 蒼ノ型 打ち潮

 

杏寿郎「弾かれてしまうか…」

 

颯「技量の差ってやつだ。」

 

 

杏寿郎「そういえば…以前、裏切った隊士達の様々な呼吸法を見られたが颯は使わないのか?」

 

颯「うん、鬼有りきの呼吸だしね。」

 

杏寿郎「どういうことだ?」

 

颯「例えば森の呼吸。しのぶによると切られた隊士に植物のような皮膚になったり足などから茎が生えていたとか…人間だと効果がない呼吸を使うなら水とか炎とかを使った方が良いじゃん?」

 

杏寿郎「それもそうだな…基礎の5つの呼吸は全て使えるのか?」

 

颯「あー…風だけまだ使えないかなー…まぁ別にそんなに覚えなくても…」

 

 

実弥「風が…なんだってェ?」

 

颯「うお」

 

実弥「煉獄も来てやがったか…おい颯、風がいらねぇ呼吸とは随分と舐めたこと言ってくれんじゃねぇかァ。」

 

颯「俺そんなこと言ってない」

 

実弥「風の呼吸、お前も使えるはずだァ。」

 

颯「…まぁ。」

 

実弥「試しにこれ、やってみろォ。」

 

風の呼吸 壱ノ型 塵旋風・削ぎ

 

颯「あー…こう?」

 

風の呼吸 壱ノ型 塵旋風・削ぎ

 

実弥「チッ…一から教えてやる、竹刀持ってこい。」

 

杏寿郎「よもやよもやだ!不死川が他人を鍛えるとはな!珍しいものを見た!」

 

実弥「…昔のよしみだァ。」

 

颯「ふふ…。」

 

 

それから4時間くらいぶっ続けで鍛錬をした。

時々杏寿郎も混じり3人による柱稽古らしきものになった。ちなみに風の呼吸は1時間で覚えた、これ案外強いかもしれん。

 

 

 

 

実弥「受けてみやがれェ!」

 

風の呼吸 参ノ型 晴嵐風樹

 

颯「じゃあこっちも!」

 

色の呼吸 【緑】ノ型 黒風烟乱

 

実弥「クソが…!(こんな激しい戦い初めてだァ…鬼殺隊最強はそう簡単にはいかねぇものか…!)」

 

 

実弥「風の呼吸…!!(俺はもっと強くならねぇと…玄弥を不安にさせちまうだろうがァ!)」

 

 

玖ノ型 韋駄天台風

 

 

色の呼吸 緑ノ型 初烈風斬り

 

 

 

 

 

 

 

 

実弥「ぐあっ……うぐっ…」

 

颯「…降参するか?」

 

実弥「…まだ…俺は負けてねェ…(痛てぇ…どんな奴よりも強ぇ…!)」

 

ズズズ…

 

颯「?」

 

手の甲を見ると痣が出ていた。最近出る頻度が高くなってる…って言うか激しい戦いが続いているから心拍数が高くなっているのかもしれない。

 

まぁ…これで負けは無くなった。

 

 

実弥「これで…終わりにしてやるよォ!!!」

 

 

風の呼吸 壱ノ型 塵旋風・剛風

 

颯「…」

 

実弥「俺の最大限の力だァ…!突っ立ってるだけでいいのかァ!?」

 

 

颯「色の呼吸…【濃】!」

 

 

 

緑ノ型 塵蕾風・鏖乱

 

 

ザシュッ!!

 

 

実弥「ぐわああああぁぁぁぁぁ!!(有り得ねぇ…!?貫通しやがった!俺の最大の壱ノ型を…!…【塵蕾風】って何なんだ…?分からねぇ…クソが…!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実弥「!」

 

颯「起きたか。」

 

今は夜中である。気絶したまま動かなくなったから過去一焦った。

まぁ起きてくれたし…後は帰して寝よう。今日はもう疲れた。

 

実弥「…おい。」

 

颯「ん?」

 

 

実弥「てめェが俺に使った…【塵蕾風】って型ァ…ありゃなんだ。」

 

颯「俺が風の呼吸 壱ノ型を進化させたものさ。」

 

実弥「進化だァ…?」

 

颯「そうだな…とりあえず話しておくか…痣のこと。」

 

そこで俺は痣について一通り話した。

寿命、自身強化、そして色の呼吸の技強化などなど。

 

 

実弥「25歳になったら死んじまう代償にその力…か。俺にも痣ってのがありゃ…」

 

颯「それはダメだろ。」

 

実弥「アァ?なんでお前がそんな…」

 

 

颯「玄弥どうすんだよ。」

 

実弥「……あいつは」

 

颯「もしお前が死んだら玄弥1人になるぞ。それに俺とか粂野くんみたいな悲しむ人だっている。」

 

実弥「…お前に何が分かるってんだ。」

 

 

颯「そうだな…兄弟を誰よりも大切にしていること、弟を鬼殺隊に入らせないようわざと嫌な兄を演じていることくらいしか分からないや。」

 

実弥「なぜ…!!」

 

颯「…で、玄弥って今どうしてんの?鬼殺隊入ったの?」

 

実弥「まだだァ…」

 

颯「そっか…どうするの?追い返すのか?」

 

実弥「当たり前だァ…玄弥には生きててもらいてぇ………なあ…颯…頼みがある。」

 

颯「どうした?」

 

実弥「殺すつもりで俺に稽古をつけてもらいてぇ…!」

 

颯「…いくら何でもそれは…」

 

 

実弥「お前が進化させた風の呼吸と同じ強さを俺も目指してぇんだ!俺は…まだまだ弱ぇ!何だか…大切なもんを失っちまいそうな気がする…!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

鴉『カァ!カァ!胡蝶カナエ!上弦の弍との戦闘により死亡!カァ!』

 

実弥『…!?』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

玄弥『兄ちゃんは…世界で1番優しい人だから…』

 

実弥『うわああああぁ!玄弥!』

 

行冥『…』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

颯「…分かった。俺も…殺す気で鍛錬、やってやるよ。」

 

実弥「そうか…ありがてェ…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(実 弥 s i d e )

 

颯「さて…やるか。」

 

威圧感がすげェ…少し対面しただけでも恐怖が勝っちまう。

いつもはヘラヘラしてる幼馴染…今は倒すべき剣士。

 

勝てる相手じゃねェ。それでも超えなければならねェ。

 

御館様を守る柱として、1人の剣士として、玄弥を守る兄として、俺は強くならなくちゃいけない。

 

実弥「歯ァ食いしばれェ…颯!!!!」

 

颯「あぁ…そうだな。」

 

風の呼吸 弍ノ型 爪々・科戸風

 

色の呼吸 濃 緑ノ型 剛尖・科戸風

 

実弥「ぐがっ…まだだァ!」

 

風の呼吸 肆ノ型 昇上砂塵嵐

 

色の呼吸 濃 緑ノ型 蓮風砂鏖嵐

 

実弥「チィッ…!!」

 

何もかも負けてやがる…!

手数も…速さも…威力も…!

なにが原因だ…!?俺に足りねぇものはなんだ…!?

 

実弥「クソォォォ!!」

 

風の呼吸 伍ノ型 木枯らし颪

 

風の呼吸 参ノ型 晴嵐風樹

 

風の呼吸 壱ノ型 塵旋風・削ぎ

 

 

実弥「オラァ!!」

 

 

風の呼吸 陸ノ型 黒風烟嵐

 

風の呼吸 玖ノ型 韋駄天台風

 

颯「…」

 

色の呼吸 濃 緑ノ型 黒風爆風

 

消された、俺の斬撃が全てあの技で。

陸ノ型の進化した型だろうか、クソが、気に入らねぇ。

 

颯「今度は…こっちからいくぞ。」

 

色の呼吸 濃 緑ノ型 木枯らし凮

 

実弥「ぐあ…!」

 

色の呼吸 濃 緑ノ型 曇嵐風大樹

 

実弥「があっ…うあ…ぐ…」

 

颯「…そろそろだな(ボソッ)」

 

実弥「畜生…!」

 

技も全て格が違ぇ…だが

 

 

 

 

…狙い通りだ…。

 

 

痣ってやつじゃなきゃ出来ねぇ体の動かし方をしてやがる。血が回るのが早ェから俊敏に動けるって訳かァ?

 

面白ェ…今ので大体覚えてやったぜェ。

基本的なのは風の呼吸と一緒だァ…風の呼吸なら俺の方が颯より劣っている点は少ねェはずだァ!

 

実弥「はああああァァァ!!!!!」

 

 

 

風の呼吸 真 壱ノ型 塵蕾風・鏖乱

 

 

颯「へぇ…!」

 

色の呼吸 濃 緑ノ型 塵蕾風・鏖乱

 

 

実弥「相殺…しちまったなァ?」

 

これで…俺はこいつを超えてやる…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

( 颯 s i d e)

 

実弥「相殺…しちまったなァ?」

 

颯「…だな。」

 

 

あー…なんかクールぶってるキャラは辛いね、本当に。

だけど今のところ想定内だ。風の呼吸を進化させたのは俺の狙い通りだ。

 

まぁ…痣じゃない状態でその技を使ったら体が悲鳴をあげまくってそうだけど。

 

実弥「ぐ……くぅ…へへ…まだやれるぜェ!」

 

颯「…そうでなきゃな。」

 

 

 

 

 

あれ?待って?

 

【痣じゃない実弥と同レベルの痣状態の俺って…実弥より弱くないか?】

 

……ヤバい。超えられるのは想定外だった

 

実弥「はぁ…はぁ…どう来るんだァ…?」

 

颯「お前はすげぇよ…実弥…次で…終わりにしよう。」

 

実弥「……けっ…クソが…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(実弥side)

颯「時の呼吸…」

 

実弥「…!」

 

 

【時の呼吸】…颯が鬼殺隊最強と呼ばれる一番の原因はごの技…絶対見切ってやる…さぁ…どこからでも…

 

 

 

実弥「あがっ……!?!…ゲホッ…ガッ…」

 

何があった…一瞬にして全身に痛みが…!

 

 

 

颯「時の呼吸 壱ノ型 星霜」

 

 

意識が無くなる最後に……そう聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実弥「!」

 

颯「起きたか。…これ2回目だな。」

 

実弥「……負けちまったか。」

 

颯「【痣】で勝敗とか…色々決まってくるからな。絶対に死ぬ!ってなった時に心拍数とかが一気に上がったりしないとならないらしいし…」

 

実弥「けっ…じゃあお前との鍛錬では痣を出すのは難しいんじゃねェかァ?」

 

颯「なんで?」

 

実弥「お前…殺す気でやってなかっただろうがァ。確かに威圧は感じられたが風以外を使ってなかった。俺のために風の呼吸縛りで戦ったんだろうが…次は本当の全力で戦え。」

 

颯「…了解、技の進化はどう?」

 

 

実弥「…何か掴めた気がするぜェ。」

 

颯「それは良かった。」

 

実弥「俺ァそろそろ帰る。すっかり朝だしな。」

 

颯「確かに…じゃ、俺もそろそろ任務n……………」

 

颯「」

 

実弥「?」

 

なんだァ?急にぶっ倒れて…

 

颯「」

 

実弥「颯?起きやがれおい!」

 

実弥「颯ーーーー!!」

 

 

颯「眠いんだよぉ!俺何時間寝てないと思ってるんだよぉ!」

 

実弥「あ、すまねェ。」

 

その後に俺は颯の屋敷を離れ自分の屋敷に戻る。

 

 

【風の呼吸 真】…痣ってやつになりゃあ颯を超えられるかもしれねぇ…俺はもっと強くなってみせる…!

 

匡近「お!実弥!今お前に会いに行こうと思って…なんか上機嫌だな……どうした?」

 

実弥「何でもねェよ。」

 

 

玄弥、必ずお前が鬼殺隊に入ったとしても…俺は反対だ。だが…

 

 

もし入るなら…俺が絶対守ってやる。




不死川さん好きだから無理にでも強化しました…受け付けない人は申し訳ない…
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