一瞬の時を止める色彩の鬼殺隊員   作:ドドドード・ドードリオ

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甘露寺さんの登場はまだ先です…ごめんなさい…
早めにゆっくり更新します(?)今回は修行パートです。
技の説明は自分の想像です…参ノ型 流流舞いと肆ノ型 打ち潮の違いとか未だに分からないので…
ちなみにオリキャラが出てきます(この回だけしか登場しません)


第四話 水の呼吸

鱗滝「大丈夫か?」

 

間違いない…この声…このお面…そして…この強さ…!

 

颯「はい…あの…鱗滝左近次さん…ですか?」

 

鱗滝「そうだ。育手をしている鱗滝左近次だ。お前が村で保護された志木寺颯で間違いないか?鬼殺の剣士になるために儂を探していたと聞いたが。」

 

颯「はい。間違いないです。」

 

鱗滝「そうか…」

 

そういえば原作って何したっけ…なんか山登ってたような…

 

鱗滝「ではお前が鬼殺の剣士として相応しいかどうかお前を試す。ついてこい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

30分くらいで目的地に着いた。割としんどい。

鱗滝「今からここでお前を試させてもらう。」

 

颯「はい、よろしくお願いします。」

 

鱗滝「ここから山の麓の小屋まで下りてくることだ。」

 

颯「下りてくる…ですか?」

 

鱗滝「夜明けになっても迎えに行かないからな。それほどの覚悟が必要になる。やるか?」

 

颯「もちろんです!」

 

それだけ言うと鱗滝さんは姿を消した。確か罠があるんだっけか……とりあえずやるしかない。でも炭治郎と違って小屋の場所すらも分からないんだよな…これはかなりハードだ…そんなことを思って俺は目の前の土を見てみる…うん…1回ちょっと確かめてみよう。

俺は恐る恐る足を踏み入れるとなんか違和感があった……やっぱ落とし穴だな……待てよ?落とし穴に落ちた瞬間に時を止めたらどうなるんだ?もし地形ごと止まったら無限城戦に役立ちそうだよな…やってみるか。

 

俺は落とし穴に思いっきりダイブした。

(時よ…止まれ!)

カチカチカチ…

 

あ、なんか地面変な形になってるけど落ちない…やはり自分以外の全てが止まるんだな…なるほどね。

そうと分かれば罠も怖くない。何かが飛んできたら逃げればいいし…やっぱこの能力強

 

スン…

 

あっ

 

颯「いってぇ~…そうだ…0.5秒だっけか…」

時止めてる状態なのをすっかり忘れてた。油断は禁物…。

さて…とっとと小屋見つけて弟子入りしますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鱗滝は小屋で颯の帰りを待っていた。

 

鱗滝「…」

 

鱗滝「(儂が鬼を見つけた時、志木寺という子は死んだ隊士の刀を借りて首を切ろうとしていた…あんな小さい子供が人を殺した鬼に向かって勢いよく刀を振れるのだろうか?)」

 

鱗滝「(儂が育てた子はみんな最終戦別から帰ってこなかった…だがあの子は何かが違う。儂の目でも捉えられない動きで鬼の首を狙っていた。柱の時でも鳴柱の動きは多少見えていたが全く動きが見えないなんてことは1度もなかった。)」

 

鱗滝「あの子は…颯はとんでもない才能があるのかもしれん…きっと難なく山の麓まで来るだ----------------」

 

「あ~!やっと見つけた!小屋!」

 

遠くから颯の声が聞こえる。

 

鱗滝「…!?」

 

小屋の扉が開く。

 

颯「鱗滝さーん、この小屋まで辿り着きましたよ。という訳で修行させてください!」

 

鱗滝「う、うむ…(流石に早すぎる…だが何かを誤魔化しているような匂いは感じられん…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日から鱗滝さんの修行が始まった。この頃はまだ錆兎とかはいないらしい。会ってみたかったな…最終戦別の時に手鬼を倒せば錆兎と真菰とその他のモブ剣士を救えるから鍛錬頑張らないとな。

水の呼吸はまだ教えてもらえないらしい。まぁ基礎体力がゴミだからしゃーない。

 

まず狭霧山を登ったり下りたりする。回数を重ねる度に罠も危険な感じにグレードアップしていく。今日は30回くらい繰り返した。体力は相当上がったと思う。

 

それを1週間くらい続けたら次は刀を持ったまま同じことをやれと言われた。刀で何かを切ってはいけないらしい。面倒だ…

 

その後は岩をザンっ!って斬ったり素振りを繰り返したりめっちゃ転がされたり刀を振る時の太刀筋を教わったり…結構大変…

そんなことを3週間繰り返しているとついに鱗滝さんから水の呼吸を教えてやると言われた。やったね!

 

鱗滝「水の呼吸は肩の力を抜いて刀を振るえ。」

 

流れる水を想像しながら技を繰り出すことで、流麗な剣技になると言っていた。

 

颯「一気にやると中途半端になりそうなので一つずつ教えてくれませんか?」

 

鱗滝「お前がそう言うならそうしよう。今はお前以外育てるものもおらんしな。」

水の呼吸は言わば基礎の呼吸。基礎ができれば他も何とかなる。逆に基礎がだらしないやつは他のことも何もできない。って前世の母さんが言ってたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水の呼吸

 

壱ノ型 水面斬り

弐ノ型 水車

参ノ型 流流舞い

肆ノ型 打ち潮

伍ノ型 干天の慈雨

陸ノ型 ねじれ渦

漆ノ型 雫波紋突き

捌ノ型 滝壷

玖ノ型 水流飛沫

拾ノ型 生生流転

 

やはり多いなぁ…でもまぁここまで来たんならやらない選択肢はない。凪とかも使えたらいいんだけど流石に無理そうなのでこの壱から拾の型を覚えよう。

 

 

 

【水の呼吸 壱ノ型 水面斬り】

 

とにかく正確に、真っ直ぐに横に斬る技。首を斬るのにもっとも適している技だろう。

少しでも斬る方向がズレてたら攻撃力が大幅に下がるから鱗滝さんにどんな太刀筋がいいのか、斬る速さはどのぐらいかなどを何回も聞いて実践。これを繰り返す。

 

 

【水の呼吸 弐ノ型 水車】

 

円を描くように刀を振るう技。この技は上から下に剣を振った時の威力で強さも変わる。思いっきり振りかぶらないとこの技はあまり機能しない。大変だね。

 

【水の呼吸 参ノ型 流流舞い】

 

漫画ではよく分からなかったけどこの技は移動しながら連続で相手を斬る技らしい。この技は止まらずに進み続けることで川の流れのように綺麗な太刀筋になるらしい。

 

【水の呼吸 肆ノ型 打ち潮】

 

自分の向いている方向にステップしながら斬りかかる技。原作でも炭治郎はこの技で鬼を2連続KOしていた。流流舞いよりは移動距離が少ないため、隙が短い。

 

【水の呼吸 伍ノ型 干天の慈雨】

 

相手を苦しめずに優しく首を斬る技。母蜘蛛にやるシーンは結構好きなんだよね。この技は他の技とは違い腕じゃなく手首を使うらしい。…この技多分もう使わないな(確信)

 

【水の呼吸 陸ノ型 ねじれ渦】

 

周囲を巻き込むように斬る技。空中で相手に狙われた時、相手に拘束された時、水中など地面に足がつかない場合はこの技が有効だと思う。

 

【水の呼吸 漆ノ型 雫波紋突き】

 

しのぶちゃんの戯れみたいに超スピードで相手に接近し刀で突く技。距離を詰めれる技は俺の時止めと相性がいいため使う機会が多いかも。

 

【水の呼吸 捌ノ型 滝壷】

 

上方向に構えた刀を渾身の力で真下に振り下ろす強力な技。刀を振る方向を間違えたら速攻で刀を折ってしまうからこの技も太刀筋が重要だ。

 

【水の呼吸 玖ノ型 水流飛沫】

 

こんな技あったっけ?って最初思った。

この技は移動する技なんだけど、ただ走るとかじゃなくて水滴のように跳ねながら相手の距離を詰めたりする技らしい。炭治郎の水流飛沫・乱はこれの派生だね。

 

【水の呼吸 拾ノ型 生生流転】

 

斬ると攻撃力が高くなるみたいな意味のわからない技。実際にやってみるとめちゃくちゃ難しいんだよね…この技は回転するように斬ることで回転力が増す。それを繰り返すことで硬い首もなんなく斬れるという使い方らしい。

 

は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【全集中の呼吸】

 

原作お馴染みの全集中の呼吸。

どうせ基礎中の基礎なんて簡単だろ?と思ってた自分を殴りたい。少しやるだけで肺が悲鳴をあげる。それでも俺は四六時中やらなければならない。本編を見た人も同じようにするだろう。それほどまでに【全集中の呼吸 常中】は大事なのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鱗滝「もう教えることはない。」

 

颯「え?なんで…」

 

鱗滝「お前は水の呼吸を完璧に使いこなしている。そして既に常中を取得しているからだ。」

 

まぁ確かに常中は死ぬ気で頑張ってできるようにしたけどさ…流石に早いような…

 

鱗滝「お前なら柱を目指せる力を持っておる。(それに颯は岩を斬ることはもうやっておるからな…)」

 

鱗滝「いいか、最終選別は生き残ることを最優先に考えろ。これまで儂の子達は誰一人として帰ってこなかった…だから頼む、颯。」

 

義勇さんが初めて生き残った人になるのを邪魔したみたいでめちゃくちゃ申し訳ない。

 

颯「はい…必ず生きて帰ってきます!そういえば最終選別って何日後なんですか?」

 

鱗滝「…お前には申し訳ないことをした。」

 

颯「?」

 

鱗滝「昨日が最終選別の開始の日だった…儂がもっと早くこのことを言っていれば…」

 

言うかどうか迷ったんだろうなぁ…ずっと育ててきた子が最終選別にいくと帰ってこないことが何回もあったとなると行かせたくない気持ちも分かる。

ごめんよ鱗滝さん…

 

 

鱗滝「そろそろ来る頃だな。」

 

颯「何がですか?」

 

突然扉が開いた。小屋の扉を開けたのはひょっとこの仮面をした男だった…ん?刀鍛冶じゃね?

 

「こんな子供が鬼殺の剣士になるのかよ?」

 

鱗滝「颯の剣技は今まで見てきた子より1番流麗なものだ。そこらの隊士より遥かに強いだろう。鉄六、刀を颯に渡せ。」

 

鉄六「はいはい分かってますよっと。あんたが志木寺颯か?俺は鉄六、お前の刀を打った者だ。」

 

鉄六と名乗る男はそう言うと箱から刀を取りだした。

 

鉄六「1度持ってみな。色に変わるのか気になるからな。」

 

言われるがまま俺は刀を握る。

 

 

 

刀の色は まるでガラスのような 透明の色になった。

 

颯「…」

 

鉄六「…」

 

颯「俺、呼吸の適性なかったのかな…」

 

鉄六「適性ないやつは刀の色は変わらないぜ。だが透明か…初めて見たぜ。もしかしたら水の呼吸の適性がないんじゃねぇか?水の呼吸って青とか藍色とか空色に近い色だろ?」

 

鱗滝「だがあの技の精度で適性じゃないとはとても…」

 

鉄六「こいつの才能がやべぇんだろ。じゃ、俺はもう行くぜ。」

 

それだけ言うと鉄六は小屋から出ていった。

てか水の呼吸適正じゃなかったのかよ…ちょっとショックだわ…

 

鱗滝「颯、よく聞け。水の呼吸の適性がないことは本当かどうかか分からないが1度他の呼吸を知るのも悪くは無いだろう。」

 

颯「と…言いますと?」

 

鱗滝「代々炎柱として鬼殺隊に貢献している煉獄家へ行ってみるといい。道案内は儂のカラスを頼れ。」

 

それってまさか…

 

鱗滝「炎の呼吸を教わってこい。次の最終選別まで時間はあるからな。」

 

颯「炎の…呼吸…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鎹鴉「ココを真っ直ぐ行けば煉獄家だ。」

 

颯「人間の言葉慣れてるの?」

 

鎹鴉「もちろんだ。産屋敷様のためにたくさん練習シタンダ…したんだ。」

 

颯「今一瞬…」

 

鎹鴉「とっととイケ!」

 

颯「痛い!頭をつつくな!」

 

そう言いながら俺は煉獄家の門の前に立った。

 

颯「さて…早速挨拶を…」

 

「そこに何か用か!」

 

颯「うおっ!?」

 

後ろに人がいたとは…てか…このテンション…まさか…

 

颯「君…名前は?」

 

杏寿郎「俺は煉獄杏寿郎!父上は現在不在だ!用があるなら俺の家で待っているといい!」

 




あ、ちなみにこの時の颯くんは9歳です。さいのうってすごいね(小並感)
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