一瞬の時を止める色彩の鬼殺隊員   作:ドドドード・ドードリオ

7 / 28
早めに更新!を目指していきます。


第七話 帰還と危機

俺は十二鬼月を名乗る…たかしだかまさしだか知らないけどそんなやつを倒した後。鱗滝さんの元に帰ってきた。

 

鱗滝「颯…炎の呼吸を全て習得したようだな。」

 

颯「はい、全て使えるようにしておきました。ですが…まだ十ヶ月も時間が空いています…なのでお願いがあるんです。」

 

鱗滝「どうした、言ってみなさい。」

 

 

 

颯「雷の呼吸を覚えたいのです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで俺は桑島さん、分かりやすく言うと雷の呼吸の育手の場所へ向かおうとした。

善逸や獪岳はまだいないかな…?

 

でもそこへ行くのにかなり時間がかかるらしいから鎹鴉に案内されながら鱗滝さんから貰った大量のお金と刀を持って桑島さんのところに行く!って感じ。

 

 

 

颯「うん…美味しい。」

 

上手いなぁ!蕎麦ってなんでこんな美味しいんだろう!

 

今はお腹が減ったので蕎麦屋さんに来ている。これは食べログ☆5確定だね。

 

 

「なんだクソガキ!俺をバカにしてんのか!」

 

「いえいえ!この子にそんなつもりは…」

 

「お母さん?」

 

うるせぇ!人が蕎麦食べてんのに騒いでるんじゃねぇぞ!とクレームしたいけど面倒だから無視安定だわ…

…怒ってる原因くらいは知りたいな…やっぱ聞いてみよう。

 

颯「あの…どうかしたんですか?」

 

男「あぁ!?この女のガキはなぁ!俺より蕎麦を多く食べてやがるんだよ!なんだぁ?俺のことをちっぽけだと思って蕎麦を食ってる様を見せつけてんのか?答えてみろよクソが!」

 

颯「???」

 

母親「えぇ…そんな…」

 

颯「待つんだ美男子よ。」

 

男「あ、あぁ?俺の…ことか?」

 

颯「お前の趣味はなんだ?」

 

男「俺か?俺は…俺の趣味…?」

 

颯「あの子は食べることが趣味だとしよう…あの子の食事…趣味を否定するよりも…自分の好きなこと、楽しめることをさがしたほうがいいんじゃないか?」

 

男「俺は…」

 

颯「それを見つけるのが…今のお前の目標だろ…?」

 

男「俺…俺は…うわあああ!」

 

男は泣き出して蕎麦屋を出ていった。

 

 

颯「なんかどっか行った…」

 

母親「あ、ありがとうございます!」

 

お母さんらしき人は俺に頭を下げる。

 

颯「当然のことをしたまでですよ…あの女の子…すごい食べますね…しかも桃髪…」

 

女の子「私の髪…気持ち悪いよね…?」

 

颯「え?綺麗だと思うけど…」

 

女の子「えっ…?」

 

颯「他の人がその髪色をどう思うかは分からないけど少なくとも俺はその桃色の髪、綺麗だと思うよ。」

 

女の子「…!」

 

母親「そうですか…この子、この髪色で人に嫌われることが多くて…」

 

ん?桃色の髪で、大食いで、それがコンプレックスの女の子…まさか…

 

颯「この子の名前は?」

 

母親「名前ですか?この子の名前は【蜜璃】。甘露寺蜜璃です。」

 

えええええええぇぇぇぇ!?マジで!?恋柱だったのこの子?…へぇ…マジで驚いたわ。

 

颯「そ、そうですか…じゃ、またね、蜜璃ちゃん。」

 

蜜璃「またね!あっ!お兄さんの名前は?」

 

颯「俺?俺は 志木寺 颯。颯って呼んでいいよ。」

 

蜜璃「またね!颯くん!」

 

君付けぇ…俺そんな子供っぽいかなぁ…

 

 

 

幼年期甘露寺と謎の出会いをしてから俺は再び桑島さんの元へ向かう。

 

それにしても遠いね……ここなら人もいないし型を使いながら移動しよう。

 

水の呼吸 玖ノ型 水流飛沫

 

俺は水滴のように跳ねながら目的地を目指した。

 

 

 

 

 

 

夜中もずーっと歩き続ける。疲れた…流石に休憩しよう…

 

鬼1「今日はガキか…へへへ…」

 

鬼2「俺が先に食ってやるさ…ははは…」

 

颯「あーもう!人が休憩しようとしてるときに来んなよ!水の呼吸…」

 

待てよ?試しに雷の呼吸の真似をしたらできるんじゃないか?

 

原作のあのポーズ…善逸の抜刀の構えを思い出す…確か…こんな感じ…

 

 

 

雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃

 

鬼1「なっ…首切られた!」

 

流石に天才すぎた…か…

 

鬼2「お前!余裕で見える速さだろ!技名だけで圧倒されてんじゃねぇ!」

 

颯「えっ」

 

鬼2「こいつの雷の呼吸はクソだ!こんなのろまなんてすぐに叩きのめす!ビビって損したぜ…ま、所詮はガキの剣技だしな!」

 

 

炎の呼吸 捌ノ型 趨炎附熱

 

鬼2「なっ…!…」

 

怒ってないけど?別に普通に仏の心だけど?ただ使いたくなったなーって…

 

相手を抉れ、相手の臓物をバラバラに切り裂け!

 

鬼2「も、もうやめっ!いてぇ!痛てぇよ!」

 

 

 

 

 

 

 

鬼2「こ…殺してください…もう…苦しみたくない…」

 

颯「任せろ…俺がゆっくり…水の呼吸 伍ノ型で首をゆっくり切ってあげる。」

 

鬼2「あ…ありがとうございます!」

 

 

水の呼吸

伍ノ型 改

干天の…

水車!

 

俺は1番痛い攻撃であろう水車で首が千切れそうになるギリギリを狙い、斬る。

 

颯「ほら!生きろ!生きるために俺はお前に慈悲を与えて死なないようにしてんだ!生きろ!」

 

鬼2「うあっ…あぁ…無惨!無惨!」

 

颯「あっ!汚いぞ!」

 

鬼2「呪いよ!俺を救え!」

 

鬼2「へへへ…」

 

 

鬼の体は突然爆発した。う~ん…なんかごめん。

 

颯「…なんか悪いことした気分だわ…」

 

鎹鴉「お前ヤバイ!」

 

颯「あいつ!俺のことバカにしたもん!許せないもん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから

俺は宿に泊まって雨風を凌いだり

貰ったお金でご飯を食べて桑島さんの元へ行く。いや本当に遠いな…4日かかってんのに…

 

そして夜になる。お寺が多いなこの道…

 

そんなことを思っていると違和感を感じた。

 

颯「ここら辺…人が誰もいない…なぜ…?」

 

普通なら…寺の中に人がいるはず…どんどん進んでいけば分かるかもしれない。

 

颯「…!」

 

奥へ進んでみると道が殆ど血で覆われていた。間違いなく鬼がいる…どこだ?

 

 

「隊士でもないガキが十二鬼月を倒した と聞いていたが…お前がそうか?」

 

颯「ん?そりゃ俺のことですよっと…え?」

 

 

猗窩座「期待外れだ…なぜこんなやつをあのお方は警戒しろと…」

 

うわあああああああああぁぁぁ!!!!

なんで!?上弦の参…!嘘だろ!?おかしいだろ!?

杏寿郎!助けて!マジで!?

 

猗窩座「とっとと終わらせよう…こんなやつを相手にしても鍛錬にすらならん…」

 

破壊殺・羅針

 

 

颯「簡単に倒せると思うなよ…」

 

猗窩座「そこまで言うならお前の強さを見せてみろ。」

 

 

破壊殺・空式

 

出た!空式!杏寿郎は確か…あれを使ってたな…やってみよう。

 

炎の呼吸 肆ノ型 盛炎のうねり

 

俺は風を切る拳を受け止める。よし…無限列車を思い出せ…なんとかして生き延びろ!

 

猗窩座「ほう…」

 

颯「上弦の参…初めから俺の全てを使い…殺す。」

 

猗窩座「面白いガキ…いや…名前で呼んだ方がいいか…名を名乗れ!」

 

颯「志木寺 颯…子供だからって舐めるんじゃない。」

 

俺は猗窩座をギロりと睨む。決して負けない、負けられない。

 

猗窩座「颯、お前も鬼にならないか?その若さでその闘気…鬼になれば無限に成長することができるぞ!」

 

颯「永遠の命があれなんだよなぁ…断る。」

 

猗窩座「そうか…鬼にならないなら…死んでもらう。」

 

颯「上等!」

 

 

猗窩座は超スピードで俺の方へ迫ってくる。お前相手なら…特典も惜しみなく使うぞ?

 

猗窩座「どうした!避けないのか?」

 

颯「避けるまでもないんだよ。」

 

(時よ止まれ!)

 

カチカチカチ…

 

この隙に!

 

水の呼吸 壱ノ型 水面切り

 

猗窩座の首に真っ直ぐな水面切りを放った…が…

 

颯「くそっ硬ぇ…」

 

スン…

 

猗窩座「な…いつの間に…(闘気が感じられなかった…このガキは何者だ…)」

 

颯「惜しかったな…次は仕留める。」

 

猗窩座「なるほど…人間で俺でも目で追えないやつがいるか…面白い!」

 

そう言って猗窩座は殴りかかってくる。怖っ…

 

 

水の呼吸 陸ノ型 ねじれ渦

 

 

炎の呼吸 漆ノ型 焼乱

 

 

水の呼吸 拾ノ型 生生流転

 

 

炎の呼吸 伍ノ型 炎虎

 

猗窩座の必殺的な攻撃に何度も型を繰り出す。正直攻撃を受け止めるだけでもやっとだ。

 

 

猗窩座「水と炎…二つの呼吸を使う者か!やはりお前は面白い!」

 

颯「そんなこと言って不意打ちとかしてくんなよ?正々堂々 だ。」

 

猗窩座「当たり前だ。そんなことは弱者がするような…うっ…」

 

 

猗窩座が頭を抱えている…恋雪さんとの思い出とかがまだ頭に残ってるのかな…あれ結構好きだから「隙あり!今だ!」とかがやりづらい。

 

猗窩座「ぐっ………今のうちに…攻撃しないのか…?」

 

颯「俺から正々堂々言ったのに今になってその言葉を曲げるような人じゃないんでね。」

 

猗窩座「ふふ…ははは…上弦の弐がお前のようなやつだったらどれだけ嬉しいことか…」

 

猗窩座は静かに笑い、俺を見つめる。…威圧感がすごい。近くにいるだけで寒気がする。

 

颯「…そろそろ始めるぞ。」

 

猗窩座「あぁ…俺は相手の実力に合わせて戦っているが…お前なら全力で闘う…楽しい宴にしようじゃないか!」

 

颯「…!」

 

 

 

水の呼吸 拾ノ型 改 生生流転 速

 

 

破壊殺・乱式

 

 

 

俺は手数に特化した生生流転で猗窩座の無数のパンチを何度も受け止める。斬れば斬るほど強くなる生生流転にとって相性のいい技だ。これで極限まで攻撃力を上げて立ち向かうしかない。

 

 

猗窩座「乱式を全て受け止めるか!お前は今まで会った柱の中でも上位の強さだ!鬼にならないのが惜しい!」

 

颯「気に入って頂けて光栄だよ!」

 

 

 

 

水の呼吸 陸ノ型 ねじれ渦

 

破壊殺・空式

 

 

 

炎の呼吸 参ノ型 気炎万丈

 

破壊殺・脚式 龍閃群光

 

 

 

炎の呼吸 伍ノ型 炎虎

 

破壊殺・滅式

 

 

 

猗窩座「どうした!技の威力が落ちているんじゃないか!?」

 

 

 

 

やっぱり 応戦 じゃ意味がない。鬼の体力は無限だしこっちの体力もどんどん減っていくばかりだ。そろそろ終わらせるしかない。

 

 

 

颯「…そうだな…そろそろ疲れてきた…だから…これで決める…」

 

 

猗窩座「そうか…別れとは寂しいものだ。」

 

 

颯「うおおおおおおおおおぉぉ!!!!!!」

 

 

炎の呼吸 奥義 玖ノ型 煉獄

 

 

破壊殺・砕式 万葉閃柳

 

 

颯「うおおおおおお」

(時よ…止まれ!)

 

 

カチカチカチ…

 

 

今だ。今しかない。

やれ!やるんだ!

 

首に刀を押し込む。いけ…あと少しだ…

 

そのまま押し切っ…

 

スン…

 

 

颯「がっ…がはっ…」

 

猗窩座「……腹を殴った瞬間に自らを後ろに移動させ技の威力を殺したか…」

 

颯「だが…拳がめり込んでもう動けそうにない…殺せ…」

 

猗窩座「そうさせてもらう。さよならだ、颯。」

 

 

猗窩座「破壊殺・滅…」

 

 

…どうやら神は俺を見捨てなかったようだ。

 

颯「陽光…」

 

猗窩座「太陽に助けられたな…」

 

颯「…早々に滅式をしていれば勝てた…だろ?」

 

猗窩座「…そうだな。」

 

そう言い残して猗窩座は去っていった。

 

 

颯「さてと…」

 

 

このめっちゃ痛い腹どうしようかな。動けないんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猗窩座side

 

 

猗窩座「…」

 

俺は上弦の月になってから長い年月が経ったが…逃がした相手など一人もいなかった。

 

だが…今日、俺はあのガキを生かした。

 

無惨様からの命令で志木寺 颯を殺せと命じられたが…仕留められなかった。 仕留めなかった が正しいだろうか?

 

 

無惨「猗窩座。」

 

猗窩座「…」

 

無惨「私はあのガキを殺せと言ったはずだ。なぜ息の根を止めない?あいつは身動きのできない状態だったはずだ。」

 

無惨「お前は上弦の参になってから私の命令に背いたことがなかっただろう?猗窩座!猗窩座!」

 

激しい痛みが俺の体を襲う。呪いの一部が発動しているのだろう。

 

無惨「上弦の参も落ちたものだな…これまでの活躍に免じてこの件に関してはこれ以上何も言わん。下がれ。」

 

猗窩座「はっ…」

 

 

 

猗窩座「颯…またお前と会った時…さらなる成長を遂げているだろう…齢二十を超えれば上弦の月と並ぶくらいに強くなる…その時は…俺も強くなる。」

 

その為にも、さらなる強さを求めなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

颯side

 

 

颯「お腹が痛い」

 

鎹鴉「お前…スゴいな…」

 

颯「なんで?」

 

鎹鴉「お前は上弦の鬼と戦い生き残った。お前の才能はトンデモナイものだ。」

 

颯「とりあえず鱗滝さんに伝えないでね。無茶すんなって言われるから。」

 

鎹鴉「…わかった。行ってくる。」

 

颯「おい、待てよ。絶対お前言うよな?おい!ちょっ!」

 

 

もっと強く、ならなきゃな。

 




更新遅れてごめんなさい!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。