なんかヤバいの見つけんだが、、、   作:檜の棒

7 / 7
3.3個目「水竜の扱いってどうすんべ」

「こ、コイツ…どうする?」

「いやでもコレ…幼体って可能性もあるんだよな……えーー」

 

幼体とは、その生物が産まれて間もない状態を指す。

簡単に言うと「赤ちゃん」

 

ガノトトスはモンスターハンターというゲームに登場する大型モンスターである。

モンスターハンターは自然とその自然に棲息する生物の設定、描写、世界観がよく練られている作品である。

それはモンスターでも同じ事だ。

 

どんなモンスターでも世界観に沿って深い設定が練られている。

その中には「幼体」というものがある。

 

「モンスターの赤ちゃん」

 

の設定だ

 

このガノトトスは45cmの水槽に入ってしまうほど小さい個体だ。

だがこの小ささが赤ちゃん故の体格であるとすると、この部屋の窓と壁からデカい魚がド派手に飛び出る事になるだろう。

 

「くっっっそおおおお無いッッッ情報が無いッ!!!!」

 

だが、ガノトトスにそういう幼体の設定は余り無かった。

 

「どどど、どうする…」

「でもコイツの事を野放しにしたらそれはそれでどうなんだ」

 

ミシピッピアカミミガメのようになるだろう。

というか、ガノトトスが日本中に溢れ出たらそれこそリアルモンスターハンターの世界だ。

 

「リ、リアルモンハンだけはどうにもならん…ッ!」

「生身でガノトトス討伐とか我らがBIGBOSSぐらいだろ出来るの…」

 

(モンスターハンターポータブル3rd、メタルギアソリッドピースウォーカーでBIGBOSSもといネイキッドスネークは生身でデカいモンスターとタイマンを張っている)

 

「俺、伝説でも傭兵でもねぇよ…」

 

 ジャバジャバ

 

水槽では水竜が悠々と泳いでいる。

 

「と、取り敢えず…飼うか」

 

 

 

「ガノトトスは何を食うんじゃ」

 

雑食性ではあるが限りはあるだろう。

スーパーで買ってきた豚肉と牛肉(どちらもパック)を水竜に食わせようか迷う。

 

「もしかして魚の方が良かったか…?」

「………いんや、まず食わせてやる!」

 

 ビリッ

 

パックのビニールを破く。

そして

 

「まずは豚肉…」

 

小さくちぎり、水槽に入れる。

 

 バシャッ

 

水面で遊泳していたが食物が投げ込まれたのに気付き、潜伏する。

 

「おーおー食ってる食ってる」

 

水竜は豚肉をペロっと平らげた。

そして

 

「ん?」

 

水面から顔だけを出し

 

 ぴゅー

 

「ちょっテメェ!」

 

 ザプッ

 

お気に召さなかったようだ。

 

「なんだ?豚肉じゃ駄目なんか、じゃあ牛肉…」

 

同じようにちぎり、水槽に沈める。

水竜も同様に平らげ

 

 ぴゅぴゅぴゅ

 

「こんにゃろうお前ェ!!!」

 

またもお気に召さなかったようである。

 

「ゼイタク言いやがって………」

「でも食わない言うなら死ぬし」

 

立ち上がる。

 

「なんかコイツが食えそうなものはーーー」

 

冷蔵庫を開ける。

 

「ん?」

 

とある品に目が止まった。

 

《しらす》

 

「しらす…しらすかぁ、まあでも魚だし…アイツも大体水棲やし……」

 

冷蔵庫からしらすを取り出し水槽のある部屋へと持っていく。

 

 ペリペリ

 

シールとビニールを剥がし、一匹だけつまむ。

 

「こんなん、食えはするだろうけどどうなんだ?」

「まあ食わせっかな」

 

 ポチョン

 

一匹、透明で小さなしらすを水槽に入れる。

入れたら所からは小さいながら水の波紋を発していた。

 

気付く水竜。

 

「さぁどうなる…」

 

水竜はパクリとしらすを食べた。

水槽の底から浮かび上がっていく。

 

水面から顔を出す。

 

「またかぁ?勘弁してくれよ」

 

 ぴー

 

水が噴水の様に真上に上がる。

 

「ま、まさか」

 

 ピギャー

 

「まじかよ!」

 

 

「コイツの好物「しらす」かよ!!!」

 

 

「ビックリするほど低コストじゃねぇかお前!」

「んだよ、はぁ………」

 

そっとため息を吐いた。

 

 ぴゅー

 

「だからなんだよ!!!!」

 

水をかけられたみたいだ。

 

水竜の顔は心なしか笑ってる様に、笑っ‥てるように……

笑ってるように見えた。




随分遅くなったけど次もやべー期間開くかも。
まあそんだけ不定期って事や
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。