機動戦士ガンダム ゴーストクロニクル series000   作:GhostWrider.Jp

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scene 028 Free Fray in Brief Chamber One

 

 

 

 

 P004、Brief(ブリーフ) Chamber(チャンバー) 1(ワン)──

 AI作戦参謀官(ナビゲーター)作戦詳細相互理解(ブリーフチャット)を行う為の空間だ。チャンバー1はファーストクルー以上のブリーフィングに使われるのが通例である。

 室の上座のやや高台には、4列16席のブースシートの居並びを見下ろす事が出来る様に、斜め向きに据えられたキャプテン・ブースシートが設置されている。そこに座るP004指揮官=ロイデ・アームオン大佐は、各個のブースシートで作戦詳細相互理解(ブリーフチャット)を進めている第一戦闘要員(ファーストクルー)の、だんだん大きくなる話し声と、どんどんチャンバーに充満していくざわめきを、静かに聴いていた。

 

「アームオン大佐、ファーストクルー(F C)は全員、Silent Mapper(サイレント マッパー)作戦フェーズ2の概要の理解が完了しました。現在の反応は想定より2ランクほど緊張状態(テンション プラス 2)ですが、規定内です。

 これよりフェーズ1まで秘匿されていた幾つかの機密事項が開示されます。予定通り、ブリーフィングを進めてよろしいですか? 最終指令を下してください」

 

「進めてくれ」

 

 AI作戦参謀官(ナビゲーター)HOLO(ホロ)の問いへ、アームオンは即答を返した。

 

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「それはいくらなんでも無茶だぜ、HOLO(ホロ)────お前にも聴こえるだろ? みんな激しく動揺している。もうすぐこのチャンバーは大音量空間(クラブハウス)になるぜ?」

 

 P004MSチーム、正式エース認定、G1=ジェット・イェット中尉は、努めて、静かに言った。

 

大丈夫です(ノープロブレム)、ジェット。現在の皆の反応はやや高めですが、想定されていた範囲に収まっています。このまま作戦詳細相互理解(ブリーフチャット)を進めれば、期待される理解と納得を得られるでしょう。勿論、あなたもです」

 

 ホロの返答に、ジェットは口笛にならない風切り音を吹いた。

 

「それじゃ、お手並み拝見と行こうか」

 

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「補給なしの現状戦力で、どうしてMS一個打撃群もの防衛部隊を突破し、さらに要塞攻略まで完遂できる? これは俺の立場からも拒否する(リジェクテッド)しかない」

 

 後半を強調した、大きな声が響いた。P004MSチームリーダー、戦隊指令、Gm1=ガット・バトラー少佐だ。激したからではない。わざと大きい声を出したのだ。彼はずっとチャンバーの皆の様子を感じ取りながら作戦詳細相互理解(ブリーフチャット)をしていた。

 Gm1には白頭の鷲の紋章が描かれる。個別の紋章(クレスト)が描かれるのはエース認定を受けた経験ある者に許される誇り(プライド)信頼(トラスト)だ。そして、その図案(デザイン)は自分で好き勝手に考えるものでは無く、それまでのMSP(モビルスーツパイロット)としての特技や特性、あるいは実績などから上級AI考案の提案を受けて決められる。

 白頭の鷲が描かれる意味は、その力強さと頼り甲斐、そして周囲にそういう思いを生む鷲の目(イーグルアイ)に喩えられた彼の特性故だ。共に戦う仲間全員の状態を、常に自分の事のように認識している千里眼を持っていると描いているのだ。

 

「全員に類似の動揺があります。全員がほぼ同じ段階であなたと同様の質問をしたので、私の返答もほぼ全て同様になりました。しかし、それは回答としては端的だったようです。

 P004に補給は計画されていませんが、フェーズ2は先行展開している4つの艦隊空母(F C I S)と合流しての統合作戦によって実行されます」

 

艦隊空母(F C I S)! それも4フリート!?」

 

 バトラーはまた大きな声を上げたが、今度は意図したわけでは無かった。

 

 ────艦隊空母(F C I S)

 

 正しくを艦隊空母統合システム(Fleet Carrier Integration System)という。それはUC0079年、後に一年戦争と呼ばれる、ジオン独立戦争の渦中に誕生した。

 宇宙世紀には既に、旧世紀に力の象徴であった空母という兵器は存在しなくなっていた。亜光速以上の弾速と絶対の照準精度を持つ攻撃AIエネルギー兵器が主力となり、どのような戦闘機であろうとも一瞬のうちに確実に撃墜されてしまうため、空母はその存在意義を失ったからだ。

 しかし、ジオンが用いたミノフスキー戦術は一夜にしてこの宇宙世紀の戦術体系を無効にし、旧世紀さながらの有人戦闘機(モビルスーツ)の復活を戦場に(もたら)した。装備、戦術に圧倒的な遅れを取る事となった連邦は、復活した有人戦闘機運用の為に輸送船を改修し、急拵(きゅうごしら)え的な母船として急場を(しの)いだ。そして、新造MS母艦の建造計画を立て、急ぎ実行されることになる。V作戦である。

 しかし、そのV作戦の立案実行者でもある時の英雄、エイブラハム・レビル将軍は、全く異なるアプローチで革新的な空母をも生み出した。それは既存の艦船を組み合わせ、艦隊全体で空母の機能を果たすという前衛的な発想だった。

 最も防御力の高いマゼラン級デストロイヤーを先頭に置き、強力なiフィールドを展開、艦隊の盾として、後続全体を防護する。続いて、ビーム砲を活用するサラミス級コルベットを複数配置して艦隊の対空攻撃力を獲得。艦隊中程に、空母機能となるMS(モビルスーツ)発着艦に改修されたコロンブス改級キャリアを多数配し、後詰にノーマルなコロンブス級キャリア及び、パブリク級ミサイルボートの必要数を置いて兵站力とビーム撹乱膜等の各種ミサイル装備を保持する。

 この艦隊空母が連邦にとって、何よりも素晴らしかったのはその即効性だ。戦争開始後からスタートという誰もが最悪の劣勢を覚悟する極めて悪条件な後発挽回の過程を、文字通り、発想一つで一瞬にして解決したからだ。

 さらに、新しく空母等を作るよりもずっと合理的で、時々の作戦規模に合わせて各種艦数を調整することにより、極めて柔軟な運用を可能にし、また、その効率はコストを劇的に下げ、かつ、新造艦に対応する為の乗員の再訓練も配置換えも必要としない。

 後に、戦術の進歩等によって装備必須の新しい要素が発生しても、その能力を追加出来る艦船を加えるだけで常に最適の空母として機能し続けることも可能だ。

 艦隊空母は以後の連邦の主力空母となる。

 

「イエス、バトラー隊長(リーダー バトラー)。各艦隊空母はルウム予定空域に既に配置完了しているはずです。P004の空域到着を待って、作戦行動を開始します」

 

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・・・・

 

「…………何故、直ぐに開始しない? それだけの戦力を投入するなら、P004が加わる意味は薄い筈だ」

 

 P004MSチームサブリーダー、Gm2=キャスパー・テラー大尉は、思案深げにゆっくりと尋ねた。

 

「P004抜きでは艦隊空母は要塞攻略を行えません──」

 

「わからないな」

 

 キャスパーの割り込み発言(インタージェクション)があまりにも早く、HOLO(ホロ)もその能弁を中断された。

 

「──大丈夫です(アゥルグッ)直ぐにわかります(ユルキャチオニナセク)、キャスパー。

 フェーズ1での、表側の月面都市(フォン ブラウン シティ)からサイド5(ルウム)暗礁宙域に向けての機密輸送がジオンにとって深刻な脅威だという認識を、あなたは理解していた筈です。キャスパー」

 

「ああ。作戦開始前の作戦詳細相互理解(ブリーフチャット)で説明を受けたな」

 

「P004の運ぶ機密がルウムに到着した時、ジオン突撃機動軍最重要極秘要塞、Codename(コードネーム) Black Vault(ブラック ヴォルト)への侵攻が可能になります。

 それが彼等にとっての深刻な脅威であり、同時に、空域に展開する艦隊空母がP004の到着を待たなければならない理由です」

 

・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ちょ、ちょっと待て!! ……え、ええと? 一度に全部言うなよ────あたし達が運んでる機密がコードブラックだっけ? それはコードレッドよりヤバいって事か? だからジオンをガチで追い込む為にブラックになるまで空母艦隊は待つって事か」

 

 P004第二メガ粒子砲手(セカンド・メインキャナー)=ラマン・ラマ大尉は、試験前の受験生のように切羽詰まった顔を更に(しか)めて、精一杯の理解をぶつけた。

 

「──流石です、ラマン。大体はOKです。しかし、少々訂正が必要な部分もあります。敵の要塞はブラックヴォルトと言います。要塞ブラックヴォルトです。そして、我々が運んでいる機密とは実は要塞ブラックヴォルトが隠れている場所を示す地図なのです。宝の地図のようなやつですね。

 それから、細かい様で重要なミスが一つだけありました。空母艦隊ではなく、艦隊空母です。これは、艦隊空母を更にシンプルに空母と省略(エリプシス)すると、空母が集まっている状態は空母艦隊と言えてしまいます。

 要するに、艦隊空母と言わなければならない規定だと覚えてください」

 

「そ、そうか、規定なら仕方ない。(くう)……違う、艦隊空母。了解した」

 

・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・

 

「なるほど、と納得したいところだが──不鮮明だな。P004が運んでいる、敵要塞の座標特定に必要な機密ってのは、実際、何なんだ? 持ってまわった言い方をしている感じだが──そこまで言って、まだそれは内緒か?」

 

 P004第一メガ粒子砲手(ファースト・メインキャナー)=プロシューター・プロスター大尉は、穏やかな声で鋭く切り込んだ。

 

いいえ(ノゥ)それは正確ではありません(ダノックゥコレク)、プロシューター。今からそれを話します。あなたが感じ取ってくれた様に、この機密の開示は、十分に慎重に行われる必要があります。とてもデリケートな内容であると心構えて下さい。では、始めます。その機密は──」

 

「待て! ちょっとおい、準備はいいか? の確認くらいしてくれよ。ちょっと待て」

 

 プロシューターは慌てて手を振った。

 

「イエス、プロシューター。では、始めるタイミングを教えて下さい。あなたは常に抜群に安定したCombatVibe(コンバットヴァイブ)を保持しています。これは兵士として最高の資質の一つです。あなたが素晴らしい狙撃手であることも根拠されるファクターです。

 そして私にも、あなたは常に何事に対しても準備完了していると感じられています。今この新しい発見は、私達の以後のコミュニケーションに大いに役立つでしょう。今後は、完璧に思えるあなたのマインドセットの裏側に、ナイーブな本当のあなたがいるかもしれないと考慮するようにします」

 

「実際……そう言われると、微妙だけどな……まあ、そうしてくれ、HOLO(ホロ)。よし、準備いいぞ。何でも来い」

 

「では、始めます。その機密は『鳩』と呼ばれています。帰巣本能に類する能力です──」

 

 ホロのこの解説を聞いた瞬間、プロシューターはかすかに痺れるような暖気が体に満ちるのを感じた。

 

「──フェーズ2攻略目標(ブラックヴォルト)とは、突撃機動軍に鹵獲されたルウム13バンチを軍事要塞に改装した物です。最重要極秘事項として秘匿する為に、この要塞はサイド5ラグランジュ内を安定周回しながら、しかし、そのルート計算を不能にする Ghostwalk Protocol(ゴーストウォーク・プロトコル)によって、ルウム暗礁宙域内のどこに在るか解らない様になっています。

 『鳩』とは、ブラックヴォルトが何処にあろうとそれを感じ取って、そこに辿り着く生体の能力です──」

 

 ……おいおいおいおい

 

 プロシューターは口を開けかけた。

 

「──これはルウム13バンチで生まれ育ったが故に発生したと考えられる、奇特能力の発現形態の一つと思われます。そう、プロシューター、あなたの持つ特別な当て勘(・・・・・・)と同種のものです──」

 

 ……まて、ちょっとまてよ、おい

 

「──P004正規操舵手(ファースト・ラダー)=エレン・マイラード中尉が、その人です」

 

「マジかよ」

 

 プロシューターはようやっと言葉を発した。同時に抑えていた何かが外れた様に、自分の鼓動を実感した。

 

「イエス、プロシューター。考慮するまでもなく、あなたの動揺が感じられます。CombatVibe(コンバットヴァイブ)が不安定です。」

 

「そら……そうだろう…………」

 

・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・

 

「え!!!」

 

 先にチャンバーに響いたバトラーの音量を軽く超える音声がこだました。

 

「……マ、マイラード中尉が!? その鳩!? 機密って……ジオンの? って、ことじゃないのか……そ、それって」

 

 P004ファースト・コミュニケーションズ・オフィサー=アダム・ダム中尉は、大声を上げたことにも気づかず、ただ動揺していた。

 

「イエス、アダム。彼女はジオン突撃機動軍の非正規兵でした。任務は軍のVIP専用のブラックヴォルト送迎船の操舵手です。今回のサイレント・マッパー作戦に協力する事を条件に、現在、連邦軍中尉のIDを貸与されています。本作戦が終了した時に、亡命が受諾されるかの最終決定がされる事になっています」

 

「……じゃ、じゃあやっぱり、彼女はジオン兵なのか? な、なんで今まで隠して──いや、当然か? え? いや、おかしい、絶対──」

 

 ここに至って、ようやくアダムは自分の声が不適切なほど大きくなっていることに気がついた。

 

「何故、最初に開示しなかった? 作戦の最初に、表側の月面都市(フォン ブラウン シティ)で、あの時の、作戦開始前の作戦詳細相互理解(ブリーフチャット)で言うべきだろう? しかも、ファースト・ラダーだぞ?

 分かっているのか? 艦の舵を握る人間がジオン兵だって、隠されていたって事になる。あの生死の賭かった追撃艦隊との決戦でP004の舵を握っていた人間がだ」

 

 音量を絞って、アダムは続けた。しかし、気を抜くとすぐに声が大きくなりそうになる。アダムは珍しい程に感情的になっていた。

 

「その通りです、アダム。本来、作戦の開始時点で共有すべき事項ですが、アームオン艦長(キャプテン アームオン)はフェーズ1完了まで、それを伏せるように命じました。フェーズ2移行時の作戦詳細相互理解(ブリーフチャット)で、必要に応じて再生する様に指示されたビデオレターが用意されています。アダム、あなたにはそれを見てもらう必要があります」

 

 ホロの言い方に、アダムは自分のCombatVibe(コンバットヴァイブ)の表示に視線を投げた。6.14。そう表示されている。自分もファーストクルーだ。7ポイントを切るのは流石にまずい。そんなに動揺しているのかという思いに、気持ちが少々冷えるのを感じた。

 

「わかった。見せてくれ」

 

「イエス、アダム」

 

 ブースの前方空間、アダムの1メートルほど先に、ホログラムが浮かんだ。起立して手を後ろで組んでいるアームオンだ。

 

気を楽(At ease)にして聞け(and listen up)

 

 そう言うと、アームオンの胸から上が映るぐらいに映像が寄った。アームオンの顔がよくわかる。アダムは、どこか安心して気が楽になっていく自分に気がついた。何となく何故だろうかと考えて、ふと、アームオンの目に、大丈夫だと言われているような気がした。

 

「マイラード中尉がジオンよりの亡命者であることを、このタイミングまで伏せたのは私だ。君達の動揺については、それは正当なものであるし、それが今回の困難な作戦に大きな悪影響を及ぼしてしまう事も理解している。それでも、あえてこうさせて貰った」

 

 不思議な説得力だよな。 あの目のせいかな?

 

 思い返せば、アームオンと話す時、アダムはいつもこういう気持ちになっていた様に思う。何だか最初から受け入れてしまうのだ。彼の言うことが至極正しく思える。

 

「何故そうしたかについて話そう。もし、本来そうするべきである様に、作戦開始前にこの事を君達に伝えていた場合、如何に優秀な者でも、いや優秀である程に、即座に彼女を完全に受け入れることは不可能だからだ。

 P004の任務が、安寧な機密輸送であるならばそれでも構わない。しかし、この任務はまず間違いなく、そうはいかない筈だ。敵が追撃をかけて来るのは必至であるし、決戦に及ぶ事も覚悟しておかねばならない。と私は考えている。

 もし、そのような事態になった時、P004の舵を握る者が、ジオンよりの亡命希望者であり、作戦の重要機密そのものであり、同時にジオンにとっては可能なら奪回したい存在ではないのかと思える人物であると言う認識は、非常にリスキーなマイナスファクターでしかない」

 

 確かに……でも

 

 エレンはP004でファーストクルーを張るには、やや実力に欠けるとアダムは思っている。それならば、そもそもファースト・ラダーに抜擢せずに、VIPルームで監護しておけば良くはないか? ルウムに着いてから、敵要塞に向かう時だけ舵を、いや、操舵手の横で航路指示だけさせれば良いのではないか? 

 

「彼女をその必要な時まで保護監督して置く、と言うやり方を執る指揮官は多いだろう。むしろ、それが本筋かもしれない。しかし、私は作戦の終始に、マイラード中尉を正規操舵手として任務させる決定をした。

 作戦のフェーズ1を完了して、どうだろう? 諸君は今、彼女が場合によっては亡命を取りやめて戻ることも可能な、最悪の場合、ジオンに帰属する尖兵の類を疑えるか?」

 

 映像のアームオンが話を止めた。確かに、皆、そう嫌疑するのは難しいだろうとアダムは思った。追撃艦隊は寸分の緩みもなく、絶対的にこちらを殲滅しようとしていた。もはや機密の回収など端から微塵も考えていなかったとはっきり感じられる。あの決戦は生死を賭けていた。

 その中で彼女がどう奮闘していたかもアダムは眼前で目の当たりにして来た。共に死線を潜り抜け、共に負傷し、共に医療科で映画も見た…………もう、自分には彼女を疑うことは出来ない。

 

「フェーズ1を最前列で共に越えた事実が、諸君に彼女を戦友として迎える準備を整えさせた筈だ。そして、その経験は彼女のP004操舵手としての実績も大きく高めた。その信頼は、敵要塞に迫る時に至って、彼女が舵を取ることへの種々の懸念を最早許さないだろう。これらは保護監督していた箱入りを出して来たのでは得られないものだ。どうだ? 私の賭けは成功したかな?」

 

 大成功ですね。流石です。艦長。

 

 笑いかける映像に、アダムもいつしか笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

scene 028 Free Fray in Brief Chamber One

 

Fin

 

and... to be continued

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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