妖怪の山の中腹にある中くらいの日本屋敷。ここでは妖怪の山で唯一運営を認められている賭博場の胴元の駒草太夫と妖怪の山のトップである天魔が二人のみで月見酒をしながら対談をしていた。
「で?何かいい情報はありますか?」
「相変わらずせっかちだねぇ」
「生憎と組織のトップとなるとせっかちになってしまうのです」
( ´ー`)フゥー...
話し合いながら駒草は煙管タバコに入れた薬草タバコを吹かした。このタバコの煙は争いごとをやめさせたり場を盛り上げる効果があるが、今回は落ち着かせるタイプであった。
「で?」
「ああ、もちろんあるさ。今回の雄英の慌てぶりはヴィラン連合さ」
「ヴィラン連合?確か、文とはたてからの報告書に書いてありましたね。なんでも寄せ集めの組織で、USJとかいう雄英の施設にワープ系の個性で侵入してA組を襲うまではよかったもののすぐに生徒たちにより各個撃破されたとか。」
「ああ、相違ないさ。確かに奴らは返り討ちにされた、しかし、寄せ集めたのは路地裏にいる奴だ。中核のやつらは逃げ延びた。それにUSJの襲撃は奴らの秘密兵器の試験運用と当面のリーダーの現場慣らしだったようだよ」
「その秘密兵器とは?」
「脳無(のうむ)人を素体にして製造された人造生体兵器だよ」
「な!」
「まぁ我々妖怪にはぎりぎり応戦できたらいい方らしいよ?あくまでも対オールマイト前提で開発されていたようだし」
「で、そのバックは?」
「現場指導者は死柄木弔、オールマイトの師匠の孫息子で、個性は崩壊。人となりとしては思い通りにいかないと癇癪を起すような子供っぽさがあるガキだね」
「なるほど、しかしそんな奴に野良とはいえいい大人のヴィランが惹かれますか?」
「その後ろにいるのがオールフォーワンだよ」
「・・・・なるほどあ奴ですか」
天魔は不可侵をオールフォーワンと互いに結んでいるが、その時はオールフォーワンは大規模な組織を持っていなかったし、その死柄木というやつはかなりの暴れ馬らしい。これはさすがにヒーローも頭を抱えていることだろう。
「脳無を提供していたのはオールフォーワンの部下のマッドサイエンティストらしいんだよ。裏社会の弱者を素体にしているようだね」
「やはり魔王と言っていい奴ですね」
「で、あんたはどうするんだい?あんなやつと絡んでいることがばれたらヒーローが否応なく入ってきてこの山を徹底的に捜索しようとするよ?」
「私が奴と接触したのはずいぶん前、とはいえ接触していたのはこれまた事実・・・ふむ、ではこうしましょうか」
「なんだい?」
「我々はオールフォーワン個人とのみ不可侵状態。しかし、ヴィラン連合とかいう連中とは面識がないことを徹底させましょう。雄英の交流要請はもうしばらく時期を見てからということでごまかしましょう」
「いいと思うよ。さてと、堅苦しい会議はこの辺にして、あれをしないかい?」
「はぁ、チンチロリンですか。あまり得意ではないのですが・・・」
このチンチロリンとは簡単な賭け事でお椀の中に三つのサイコロを振ってでる目を予想してそれに賭けるというもの。
「まぁまぁいいじゃないか。せっかく来てくれたんだ、楽しんでもらわないと」
「はぁ。わかりました」
そうして天魔は非番の部下たちとともにしばらく賭けに興じた。
次回 ステイン捕縛命令!
EXルーミア(アーカードの能力あり)+武装親衛隊が出てくる蜘蛛ですがなにか?の小説をを書こうと思うのですがどうてしょうか?
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書け!
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それよりは続きを!