ヒーロー社会の妖怪の山   作:島田愛里寿

22 / 76
第二十話 ステイン捕縛命令

 

裏の情報を得た天魔は雄英にもうしばらく時期を見てから判断するとごまかした。

 

それからしばらくたったある日・・・

 

「依頼・・・ですか?」

 

『はい、申し訳ないのですが』

 

天魔は中部地方の知事たちからあることを頼まれていた。

 

「い、いえ。別に構いませんよ?こちらもメンバー員の活動に便宜を図っていただいてますし。それでその依頼とは?」

 

『“ステイン”というヴィランをご存知でしょうか?』

 

ステイン。本名は赤黒血染、かつてはヒーローを志していた少年であったが、私立のヒーロー科に進学したものの、自身が考えていたヒーロー像と、実際のヒーローの実態を知って失望してしまい。半年ほどで中退してしばらくの間、街頭演説をしてヒーロー原点回帰を呼び掛けていたようだが『言葉に力はない』と諦念してしまい。消息を絶った。ここまでが天魔が確保していた情報であった。

 

ちなみに天魔としては血染時代のステインの街頭演説を人に化けて聞いており内容自体は気に入っていた。

 

「『ヒーローとは見返りを求めてはならない』『自己犠牲の果てに得られる称号でなければならない』ですか・・・」

 

『はい?』

 

「あ、いえ、なんでもありません。ステインについてはある程度知っています。そのステインが何か?」

 

『そいつが保須市に潜伏しているようなのです。そこで保須市に部下を送っていただきたいのです』

 

保須市、東京の一市である。

 

「なぜですか?」

 

『その保須市の市長が我々に『妖怪の山の方々に救援を要請したいのです!』と言ってきてまして・・』

 

「・・・はい?」

 

 

保須市 市長室

 

ここでは市長がある決断を下していた。

 

「ヒーローたちも頑張ってくれている。しかし、ステインはかなりの手練れな上にまるで軍の特殊部隊なみに戦闘能力がある。なら市民の不安を取り除くために彼らに助けを求めるほかなかろう」

 

「まさか市長!妖怪の山に助けを求めるのですか!?」

 

市長の秘書官は市長の決断に驚愕していた。いくら市民の安全を守るためとはいえ、ヤクザの妖怪の山に助けを求めるというのだから。

 

「おやめください!妖怪の山に助けを求めたら何を要求されるか!!」

 

「だが!これ以上奴に!ヒーロー殺しに暴れさせたら市民にいつ被害が出るかわからん!なら私個人が被害にあうか市民に被害が及ぶかでなら私のほうを選ぶ!!」

 

彼は市民に選んでもらえた市長としての誇りから妖怪の山に助けを求めることにしたのだ。

 

 

八ヶ岳 妖怪の山 天魔の屋敷

 

「・・・ということです。私はこれに対して無償で受けようと思います」

 

「「「「ええ!?」」」」

 

「て、天魔さま!よろしいのですか!?無償なんて!」

 

「ええ、保須市市長の考えは素晴らしいことです。なら答えなければ」

 

「では誰を送るのですか?」

 

「文」

 

「はい」

 

「今、忍天衆は動けますか?」

 

「ええ、いつでも」

 

「なら忍天衆にフル装備での出撃を認めます。犬走楓もつれていきなさい、彼は剣術の達人です。役に立つでしょう」

 

「は!」

 

「ただし!」

 

「「「ただし?」」」

 

「カタギには手を出さないように!」

 

「「「「は!」」」」

 

(((つい最近ヤクザ物の映画やら見てたから影響されてる・・・)))

 

うまく締まらなかったが会議は終了した。




次回 捕縛セヨ!!

EXルーミア(アーカードの能力あり)+武装親衛隊が出てくる蜘蛛ですがなにか?の小説をを書こうと思うのですがどうてしょうか?

  • 書け!
  • それよりは続きを!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。