ヒーロー社会の妖怪の山   作:島田愛里寿

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お待たせしました。


第三十一話 捕縛・和睦? 

さて、なぜ雄英生らが指示を無視して地霊殿周辺に行ったのか?

端的に言えば‥‥‥

 

事故である。

 

 

ここで一旦里に隔離されるが如く移動させられた雄英生側に視点を移して時間を少し戻そう。

 

現在里にて待機を命じられていた雄英生達だったがある種のトラブルに見舞われていた。

 

教育者同士の対立であった。

 

「ですから。そういう暴力的な行為はよろしくないと思うんですね」

 

「ほう?では、そういった教育の結果半グレなどが増えているのではないか?それにいじめに関しても大人がしっかりと注意したり叱りつけなかった結果身を投げる者が絶えないではないか」

 

「いやしかしね‥‥」

 

暇つぶしにと里の寺子屋で教師をやっている上白沢慧音の教育を見学させてもらっていた雄英組だったが、慧音が問題行動を起こした生徒に問答無用で頭突きをかましたり、蚊取り線香もたせてたたせたりしていたのに相澤が異議申し立てをしたところこれまでいじめなどで妖怪の山に逃げてきた子供の教育をやってきた慧音も反論し、大人のケンカ状態になっていた。

 

「うわぁ…。あの慧音先生に物申すなんて…」

 

「命知らずだ‥‥」

 

とはいえ慧音の生徒に対する思いをしっかりと理解している慧音の生徒たちからすれば相澤の意見も理解はできるが何年もこのやり方でやって来たし、いじめっ子もすぐに反省するしで万々歳であるので異論はなかったのだ。

 

むしろ機嫌が悪くなった状態で慧音の指導は受けたくないという気持ちであった。

 

「ね、ねえ?」

 

「ん?」「どーしたの?」

 

その間に緑谷が寺子屋の生徒たちに質問した。

 

「君たちはこんな山奥での生活いやじゃないの?」

 

まぁ都会の、それもヒーロー科生徒ならそう考えるのも自然だろうが‥‥

 

「いやじゃないよ?」「ここなら個性でのいじめもないし慧音先生は両方の意見を真摯に聞いてくれるしね」

「まぁ虫が多いけど虫関連の能力持ったリグルがなんとかしてくれてるし」

 

といった具合である。(どこぞの北海道の学校とは雲泥の差だ(どことは言いませんがね))

 

「む?」

 

「ん?どうしたの常闇くん?」

 

「いや、八百万と蛙吹が見当たらなくてな」

 

「え?」

 

「ん?ああ、あの二人ならさっきこいしちゃんが連れてったよ?」

 

そう鴉天狗の子供が言ったところ監視していた白狼天狗が慌てた。

 

「ちょ!ちょっとまて!こいし様はどこに連れて行ったって!?」

 

「え?『家に連れてってあげる』って‥‥」

 

「今すぐに追撃隊を編成!“あそこ”に行かれる前に捕まえろ!あと天魔様に連絡しろ!!」

 

「はっはい!!」

 

そうして天魔にも緊急で連絡が行ったのだが、連絡内容が伝言ゲームの末に

 

『こいし様が雄英生徒を地霊殿に連れて行った』から『雄英生が地霊殿に行ってしまった』に代わってしまったのだ。

 

そして数分後に周辺で警備していた鴉天狗部隊が彼女らを確保した。

 

 

そして互いに謝罪し合う羽目になり、強行姿勢でいこうと考えていた妖怪の山上層部はこっちにも責任があると判断し、飯綱丸が相澤に頭を下げた。そしていったん交流会はいろいろなことがあったのでまた今度ということになり、雄英生らはいったん帰宅ということになった。

 




次回 死穢八斎會問題

EXルーミア(アーカードの能力あり)+武装親衛隊が出てくる蜘蛛ですがなにか?の小説をを書こうと思うのですがどうてしょうか?

  • 書け!
  • それよりは続きを!
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