ヒーロー社会の妖怪の山   作:島田愛里寿

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お待たせしました。今回は少し短めです。


第三十八話 ヒーローと警察の悩み

なぜ今回ヒーローと警察が強硬的な行動に出たのかと言うと、様々な理由があったのだ。

 

まず一つ目は、メンツと自尊心だ。

 

いざ突入しようとしていた矢先に全部妖怪の山勢力に成果や要救助者を奪われたので警察はメンツが、ヒーローは自尊心が傷付けられたのだ。

 

二つ目は世論だ。

 

中部地方では妖怪の山への評価は以前にも増して向上していたが中部地方以外の地方や関東ではヒーローや警察への非難が起こっていたのだ。ヤクザに救助者を奪われるとは!といった感じで。

 

そして、三つ目は 正義感だ。

 

 

 

この三つが現地で突入してきたヒーローと警察の主な理由だが、許可を下した上の方でもいろいろあったようで、

 

公安委員会の一部強硬派や不正政治家、一部宗教なども絡んでいたという。

 

 

とはいえ、上層部からの指示とはいえ、いきなりこれまで仲良くしてきた彼らを貶めるような行為に加担しろと言われた現地警察もたまったものではない。

 

当然・・・。

 

『協力できないですって!?』

 

「ええ、これまで仲良くしてきた妖怪の山への強硬調査なんかに参加したら中部地方の治安が悪化することに繋がりかねません。では、」

 

『ちょっま!』

 

ツーツー

 

「天魔さん達を怒らせたらどんなことになるか分かってないのか彼奴らは・・・( ̄▽ ̄;)」

 

 

上層部はこのように電話で対応したが現場は、直接的な妨害行動に出た。

 

「ええ!?ここは通れない!?」

 

「ええ。車両事故の影響で全面通行禁止になっているんですよ」

 

と、関東方面から来た警視庁部隊やヒーローたちの行く先々で事故やら工事で道が通行止めになっており、行動が制限されていた。

 

「な、なんかあっちこっちの道が通行止めになってるような‥‥」

 

「とにかくここは通行不可です。他の道を」

 

 

ここまでくれば分かる人には分かるだろうが実はこの車両事故実は現場の警察官や市民が起こしたサボタージュなのだ。現場の警察官はよく捜査や警備などで妖怪の山にお世話になっているので恩を返したいのと妖怪の山が潰されると治安が悪化しかねないとよく分かっているのでサボタージュを行い、市民たちは昔からお世話になっている組織をつぶされるのは困るし、経済的にすでに妖怪の山がないと中部地方は持たないくらいになっていたのでサボタージュ参加していたのだ。

 

 

そして他にも反対していた者たちがいた。神社や寺などを管理する省庁である神社本庁等である。八ヶ岳一帯には四か所ほど神社があり、そこの管理・警備を妖怪の山に依頼して、修復も頼んでいた関係上潰されたら神社がヴィランに破壊されかねないと反発していたのだ。

 

 

このように様々な所轄から反発されていたがメンツを気にしていた連中はツテやコネを使って裁判所から令状を下ろさせて今回の件を強行したのである。

 

 

(とはいえ令状見せずに強行突入したのは問題だが・・・)

 

 




次回 地霊殿とは

レディ・ナガンは救済したほうがいいですか?

  • しろ!
  • どちらでも
  • せんでいい!
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