ヒーロー社会の妖怪の山   作:島田愛里寿

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今回も短くなってしまいました。すみません( ̄▽ ̄;)


第三十九話 地霊殿とは?

ヒーローと警視庁警官隊の突入。

 

この報は妖怪の山守備隊に激震を走らせた。なにせ大抵は哨戒部隊や門の部隊が応戦しておくのである程度の時間はできる筈なのだが、今回は簡単に門を突破されたのだ。そりゃあ慌てる。

 

「回せ!回せー!ある車両は全て動員しろ!」

 

「87式偵察警戒車と89式装甲戦闘車は全部引っ張りだすんだ!モスボール保管中だった61式戦車も引っ張り出せ!盾にしても構わん!」

 

「試験製造中だった16式とブラットレー歩兵戦闘車は動かせるのか!?」

 

「点検中だったから十分もあれば出せるさ!つっても両方とも三両だけだがな!」

 

ここは地霊殿の車両保管倉庫。妖怪の山が所有している車両はほとんどがここで管理されており、製造ラインもここにある。地霊殿は妖怪の山の最重要拠点であるので防衛装置も万全な上に車両保管にも適しているという判断で保管倉庫を地下に集中していたのだが、それが今回は仇になった。

 

なにせこの時、主力部隊の車両のほとんどが地霊殿の保管庫で定期メンテナンス中だったため地上に残っていたのは96式装輪装甲車と73式装甲車のみだったのだ。

 

「くそ!なんでこんな時に!」

 

「こんな時だからだろうさ!ってか諜報隊は何をしてたんだ!」

 

そう。本来ならこういったガサ入れの時には前もって諜報隊が情報を仕入れておくのだが、今回に関しては諜報隊を咎めても仕方ない。なにせ関東の警察とヒーローの独断なので、中部地方付近のみ情報収集していた諜報隊にとっても寝耳に水なのだから。

 

その頃地霊殿では、

 

「お燐。防衛司令部からの連絡は?」

 

「はい。現在全防衛施設の電源を入れ、可動中とのことです。地下妖精たちも武装して各地でバリケードや塹壕を掘らせたと」

 

「分かりました。こいし?」

 

「な~に?」

 

「お燐と壊理ちゃんと一緒に炉心監視所に居てくれる?」

 

「え?う、うん。いいけどなんで?」

 

「監視所の方が安全対策はバッチリだしなによりお空が・・・ね?」

 

「あ、あ~。なるほどね、分かったよ。じゃ、壊理ちゃん?行こう?」

 

「う、うん」

 

そう言ってさとりは三人を地下で最も安全と言ってもいい炉心監視所に避難させ、

 

「さて、連絡員妖精、状況は?」

 

「はい。現在無人砲台全ての起動を完了しました。いつでもAK-130砲を叩き込めます!CIWS郡も起動完了!」

 

「けっこう。地上部隊の方は?」

 

「現在装甲車部隊は地上に急行中。部隊が展開完了次第防壁を閉めて蜘蛛の巣防壁を展開。しかるのちにT-14アルマータを展開させます」

 

「分かりました。しかし過剰だと思っていた防衛システムが役立つ時が来るとは・・・」

 

「ですねぇ」

 

「・・・実は河童達は地下を実験場か何かと勘違いしてるんじゃないかと最近思ってまして」

 

「た、確かに( ̄▽ ̄;)」

 

 

そうして地下でも応戦体制は整いつつあった。

 




次回 開戦

レディ・ナガンは救済したほうがいいですか?

  • しろ!
  • どちらでも
  • せんでいい!
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