ヒーロー社会の妖怪の山   作:島田愛里寿

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今回はFGOキャラ登場です!


第四十話 開戦

 

「ヒーローと警察だ!妖怪の山、違法武器製造・運用及びその他多数の容疑で捜索令状が出ている!」

 

「だったら突入する前に提示しろ!」

 

ここは第一検問所。ここでは関東圏のヒーローと警察が検問所守備隊とにらみ合っていた。検問所守備隊は87式偵察警戒車を筆頭にアハトアハト(8.8㎝高射砲)対戦車誘導弾、その他装甲車などが展開していた。

 

「今すぐに道を開けなさい!」

 

「ふざけるな!ここは天魔様の私有地だぞ!勝手に入って来たのはお前らだろうが!」

 

「令状はでているんだぞ!」

 

「事前にその書類を見せられていないし、それについての通告すら受けていないから怪しすぎるわ!」

 

普通に考えたらまぁそういう考えにいたる。

 

 

「まってられない!強行突破だ!」

 

おお!

 

「来るぞ!応戦!」

 

 

ダダダダダダ!

 

 

こうして火の手が開かれた。

 

 

天魔の屋敷

 

「天魔様!第一検問所守備隊から伝達!交戦開始したとのことです!」

 

「そうですか。しかし、検問所守備隊に支給している弾は砲以外はゴム弾。装甲車の機関砲弾は訓練弾や曳光弾がほとんどのはずです。急いで完全武装の部隊を向かわせなさい」

 

 

「は!ところで天魔様はどちらに?」

 

「私はこれから伝手を使って今回のガサ入れを強行した連中の素性の洗い出しと中部地方の警察に協力を要請して可能な限り双方の被害を抑えようと考えています」

 

「は?し、しかし天魔様。今回は裁判所の令状を持ってきているんですし、里に被害が出そうになっております。ここは徹底的に‥‥」

 

「飯綱丸。確かに叩きのめすのもよいでしょう。しかし、その後はどうするのですか?ただでさえオールマイト引退で暴走しているヴィラン組織が増えているんです。この調子だとこれまで大した行動をしていなかった異能解放戦線の残党が妙な動きをし始めそうな状況です。おそらく奴らは今回の件で我々やヒーローと警察のうち片方がつぶれた。もしくは弱ったところを狙って行動を起こそうとしているのでしょう。我々も今のヒーロー第一主義などにはほとほと呆れ果てていますし、現在の政府関係も末端はともかく上層部は腐りきっている者が多い現状には憂いています」

 

 

「なら!」

 

「しかし、今ここで我々が敗北したらどうなりますか?今まで保護下にいた個性被害者やヴィラン扱いされてきた者たち。天狗や河童などの妖怪らは間違いなく差別や偏見のいい的になってしまいます。かといってヒーローと警察をコテンパンにしてしまったら今度はヴィラン共に付け入るスキを与えてしまいます。かといって痛み分けでは中部地方の治安悪化は無論の事、関東圏一帯の混乱も避けられません。なので、今回の件を起こすようにまくし立てた者たちに全責任を負わせようかと思いましてね?」

 

 

「のう天魔?いい加減おぬしが天下をおさめたらどうかの?」

 

「冗談だったとしてもやめてください。“鬼一法眼”様」

 

鬼一法眼

 

かつては鞍馬山に住んでいた古流剣術である京八流の開祖にして策略家であり陰陽師。源義経が幼少期に牛若丸と呼ばれていたころの師匠でもあった。中華より伝わった兵法書『六韜』『三略』を管理しており、弟子の源義経はその書を娘を誑かして盗み見たと伝えられている。

 

その正体は鞍馬山に住んでいた生粋の鞍馬天狗にして大天狗。

 

牛若丸の面倒を見た後はずっと眠っていたが天魔が天狗に覚醒したころに目を覚まして日本全土を見て回っていた際にヒーローに嫌悪感を示した。そののちに天童院家の後処理を天魔が終えたころに妖怪の山に来訪。天魔やその部下・仲間をいたく気に入り、妖怪の山に加入。そののちに部下に入りたいと天魔にお願いしたところ『いくら何でも妖怪としての格や来歴も大先輩であるあなたを部下にするのはちょっと…』と天魔が断りそうな返答をしたののを嫌がって駄々をこねて大天狗の一角を担当することになった。

 

 

「大体この中部地方の治安維持や現地出身のヒーローとの調整やらなんやらで苦労しているんです。日本全土相手にするなんて私が持ちませんし、むしろ妖怪の数も間に合いませんよ」

 

「かんらからから!お前さんにはそれくらいの素質はあろうて!」

 

「できたとしても中部地方の独立あるいは自治区化ぐらいですよ。では」

 

そういって天魔は伝手を総動員して対処を始めた。




次回 膠着状態

レディ・ナガンは救済したほうがいいですか?

  • しろ!
  • どちらでも
  • せんでいい!
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