ヒーロー社会の妖怪の山   作:島田愛里寿

45 / 76
今回は前回よりは長めかと思います。


第四十一話 膠着状態

 

開戦の火の手が挙げられてから数時間。すでに双方ともに膠着状態に陥っていた。

 

ヒーローと警察は妖怪側が防衛戦に旧日本陸軍製超重戦車オイ車やセンチュリオンMr.1重巡航戦車・61式戦車(ガンダムの61式じゃないですよ)を投入してきたせいで突破できず、妖怪側は急いで地霊殿の入り口である洞窟の隔壁を降ろしてしまったせいで非戦闘員を避難させることが出来なかった影響で実弾を使えず突破力に欠けてしまったことが原因であった。

 

かといって双方ともにこのまま膠着状態を維持するわけにもいかない。

 

ヒーローと警察は今回のガサ入れは強行した面が強い関係上、補給の面で不安を抱えており長引けば退却せざるを得ない。そんなのは世論が許さないし、上層部が許すわけがない。

 

妖怪の山にとってもこのまま膠着状態が続くと山脈の外に陣取っているマスゴミ連中が勝手に入ってきて何をしでかすかわかったものではないし、中部地方一帯に展開している治安維持部隊への補給もままならなくなって治安悪化するのは目に見えているし、万が一突破されたらこっちの面子が落ちるし、付近のヴィラン組織が調子に乗りかねないのだ。

 

要は双方ともに引けない状態にあり膠着状態になってしまったのだ。

 

 

その頃、

 

「ではやはり?」

 

『はい。どうも公安委員会の一部の過激な連中と政治家、あと一部の新興宗教団体も噛んでいたようですね』

 

天魔は自身の部屋で各方面の伝手や諜報部隊を使って今回のガサを調査していた。

 

まぁその内容は天魔自身のみならず協力してくれた地方議員や省庁内部の若手かつ良識派の職員も呆れ果てる内容であった。

 

「理由は面子や世論なのはわかりますが新興宗教が絡んでいた理由が中部地方で団体の施設に入りびだっていた議員を告発して秘密裏に処理していたのが理由とは…ってか政教分離の原則知らないんですかね?」

 

『まぁその件は我々の怠慢が起こした事態ですので…』

 

「あ、すみません。で?」

 

『はい、現在県警本部と話し合いを行っておりまして現在現場近くの警官や市民たちがサボタージュを行っているそうです』

 

「ふむ‥‥県知事」

 

『はい?』

 

「機動隊を出動していただけませんか?」

 

『き、機動隊ですか!?』

 

「ええ、現在今回のガサを許可した連中のいろいろとやばぁい事情とかのリストアップを終えていましてね。それを相手にちらつかせて今回のガサをなくすまでの時間稼ぎと言っては何ですがうちと関東圏の警察とヒーローとの間にある戦線に展開してくださればと…」

 

『わ、分かりました!至急検討し、出動させます!』

 

「ありがとうございます。毎度すみませんね」

 

ガチャ、

 

そうして天魔は電話を切ったあとにこうつぶやいた。

 

 

「鬼一法眼様がおっしゃっていたように私が天下統一して国を立て直したほうが良いかもしれませんねぇ。いやしかし世論や中部地方以外の国民が納得しますかね?」

 

この発言が現実のものになるかは現時点では定かではない。

 




次回 混乱

ちなみにこの世界では天皇家は残っており天魔は天皇陛下を尊重しています。

妖怪の山全体を鬼太郎の世界とクロスさせたら面白いですかね?それとも他の東方キャラの方がいいですかね?

  • 面白そう!
  • 微妙
  • ダメ
  • 八雲紫(転生者)の方が
  • EXルーミア(転生者)の方が
  • 射命丸(転生者)の方が
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。