ヒーロー社会の妖怪の山   作:島田愛里寿

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第五十九話 混乱していく世界

日本の主要な妖怪が主体となって決起した妖怪連合軍による声明が発せられて以降日本を中心にアメリカやロシア以外の国家はほぼすべての国において妖怪やヴィラン扱いされた者、差別対象にいまだにされていた弱小民族が決起したのだ。

 

この世界の中国は個性発現の地であることが有名だが超常黎明期以降もいまだに共産党一党主義で、一部の少数民族への弾圧行為が続けられていた。

 

「やめて!」「いやぁぁ!」

 

この事態は到底人道上の観点からも許されることではない。しかし中国内のヒーローはすべて共産党からの許可を得て活動しているので何も言わない。他国のヒーローが来た際には隠していた。

 

そんな扱いを受けていた彼らがまず頼ったのは宗教だった。しかしすぐにカルト扱いを受けて弾圧された。

 

ネット経由で拡散しようにも情報統制ですぐに消され逮捕される。

 

そんな状況の彼らに救いを手を差し伸べてきたのが純狐だったのだ。

 

 

最初は純狐も妖怪らしく特に気にせずに嬢蛾への復讐のみを考えていたのだが古い友人だった紫や隠岐奈から日本でヤクザモドキを作ったことや弱小妖怪と非差別民を助けたことで現地の民から信仰に近い扱いを受けたおかげで力が増したことを聞かされていたのでそれを利用すれば嬢蛾に復讐することも用意では?と思ってやり始めたのだ。

 

ところが‥‥

 

 

「予想以上ねぇ‥‥」

 

 

純狐の予想以上に彼女を慕う者が出てきたのだ。

 

彼女としては300人も集まれば上々かな?と思っていたのだがなんと一億人も人間が信者のような形で集まって来た上に中国の弱小妖怪も彼女を頼って来たのだ。そのおかげか彼女の力も全盛期以上に膨れ上がっていた。

 

「これならば嬢蛾への復讐もかなうかもしれないわね…でもここまでついてきてくれた者たちを見捨てるのもなんか後味が悪い‥‥」

 

そうして珍しく自分以外のことで悩んでいた純狐だったが、それを解決したのはまたもや親友の紫と隠岐奈だった。

 

そう。酒の席で彼女たちの決起の話を聞きだしたのだ。どうも日本の方でも差別は悪化しており、それを憂いた妖怪の中では若手の天魔が主導して決起すると。純狐にとってこの話は渡りに船だった。

 

なにせこの中国国内には自分の信者や慕う妖怪の他にも様々な理由で現政権への恨みを募らせている者は多い。

 

それは警察や軍、そしてヒーローの数以上に、

 

 

ならば我々も行えば成功するのでは?と思い至り、日本における妖怪連合軍の決起成功とタイミングを合わせて中国妖怪たちも決起したのだ。

 

 

まぁ当然というべきかこの計画は見事に大成功。当然ふんぞり返って自分たちの利益のみを追求してきた腐った政治家では妖怪や暴徒から逃げきれずに捕縛されてなぶり殺しに。

 

グルになっていた中国ヒーローもぼこぼこにされ、中華人民共和国は実質解体された。

 

 

欧州に関しては紅魔館が一強となっていた。

 

彼女たちはロシアとも手を組んでおり、ロシアがウクライナ方面に再び侵攻するのを認める代わりに手出しするのをやめさせていた。

 

 

そしてギリシャはヘカーティア・ラピスラズリ率いる欧州の妖精たちが占拠した。

 

ん?欧州で紅魔館と対立していたバックベアード派の妖怪たちがどこに言ったかって?ヘカーティアの仲裁で和解してアメリカ制圧に向かいました。




次回 内乱か?関東妖怪との対立

次回にぬら孫のぬらりひょんたちが出てきます!

ブラックジャックを見てから思ったのですがヒロアカか他のクロスで八意永琳に転生してブラックジャックみたいなことをする話は面白いですかね?

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