今回はある方が先日感想欄で意見してくださった内容を少々採用させていただいています。
そんなこんやで世界が妖怪主体の世界になっていっている頃、天魔はとあるところに来ていた。
「て、天魔様!?何故ここに!?」
「ああ。お疲れ様です」
「あ、ありがとうございます‼️本日はどのような御用でしょうか!?」
「いやなに。雄英生徒らの意識が戻ってオールマイトの体調も珍しく良くなっているとの報告を受けましてね。どうせなら因縁の相手がどうなったかを伝えてあげようと思ったのですよ」
「は!すぐに準備させます!!」
ここは旧タルタロス。本来なら崩壊して残骸となったここに彼らを収容するのは到底無理な話であったが八雲紫や鬼たちによって問題は解決した。
紫の部下やその伝手で知り合った陰陽道師を動員して鬼たちが数日で復旧させたタルタロスに結界を無数に張り巡らせ、機械式の警備システムも完備。さらには紫の能力で個性を完全に無効化させたのだ。
こんな状況ではいくら雄英生徒や教師を言えども脱獄は困難である。
とはいえ困難というだけでできないわけではないと幾度かヒーローらが脱走を企てて挑んだがことごとく失敗に終わり絶望した感情を出した結果、警備の妖怪たちの腹を満たす結果に終わった。
なおここ警備責任者はルーミア(EX)であり、あまりにも横暴な奴の処分を彼女直々に行っている関係上彼女のお腹がすきすぎて勝手に食い散らかすことは減ったとかなんとか‥‥
まぁそれはともかく、最近は外交などで他の妖怪の主らとともに多忙な天魔がなぜここに来たのかというと雄英生徒である緑谷や師匠のオールマイト、グラントリノに死柄木をAFOごと処理したことを伝えるためである。
彼女としては彼を始末したことは当然であったが彼‥‥死柄木については哀れな子であると考えており、ヒーロー社会の犠牲者の一人であるとも考えていた。そのため彼女は遺体に関してはしっかりと供養し、死者の尊厳を踏みにじるような真似は絶対にするなと部下に厳命している。
とはいえ相手を処理しないと世界の破滅であったことは言うまでもないのでそこに関しては後悔はしていない。
しかし、死柄木を追っていたのは彼女らだけではない。雄英生徒の緑谷や教師のオールマイト、そして死柄木の祖母の同僚でオールマイトと緑谷の師匠であるグラントリノだった。
流石にいまだに知らずに探し続けるというのも哀れなので彼女は直々に伝えるつもりだったが、オールマイトは度重なる過労で倒れてしまい、ここ旧タルタロスの医療区画で緊急治療を受けていたのと緑谷出久も天魔がさっさと片づけるつもりで倒した際に脳震盪を起こしてしまったのと個性の関係上起こすわけにもいかず、紫の個性無効化処理とオールマイトが目を覚ますまでは対面するにはいかなかったのである。
なにはともあれ天魔の仕事がひと段落したのと、彼らとの対面に関してOKが出たので彼女は面談に来たのだ。
無論護衛は必須なので飯綱丸と忍天衆の中でも選りすぐりの者を連れてではあるが‥‥。
(なお、選ばれなかった者も周辺の建物に潜んで護衛していたが)
「お、お待たせしました!こちらです!!」
そうして警備担当の妖怪の案内で彼女らは面会室に移動した。
旧タルタロス 現在名 無限監獄
しかしAFOによる攻撃で完全に崩壊し、残骸となったタルタロスは妖怪政権下となった日本で再建された。とはいえ収容する陣容はかなり異なる。
新政府の指示を無視したヒーローやヴィランの中でも重要度が高い者や狂暴な者を中心に隔離するための施設へと変わったのだ。
一応収容時に八雲紫の能力で個性を使用できないようにされてはいるが、個性を使えなくすると命にかかわる者もいるのでそこは例外として扱われている。
さらに施設周囲には巫女や陰陽道師系の者らによる結界が張られ、許可のない者は出入りできない。
そして施設内部には監視カメラは無論のことだが、赤外線センサー・圧力センサー・ワニのいる堀・サソリがはい回る廊下・自動射撃(迎撃も可)装置・UGV武装ロボットシステムを配備。
さらにさらに空には天狗やドローンも使用している。
そんなこんやで面会室に案内された天魔は護衛の飯綱丸とともに待っていた所…
「来ましたね」
「‥‥君は」
オールマイトや出久、グラントリノが入って来た。
「お久しぶりですね。今日はお伝えすることがありましてねぇ」
「な、なんだい?」
そうして天魔は伝えることにした。
「AFOですがね。死柄木ごと処理…つまり殺しましたよ」
「「なっ!?」」
「そうか‥‥」
緑谷とオールマイトは驚愕したがグラントリノは頭を抱えてある意味納得したような顔をしていた。
「おや?グラントリノはそこまで驚いていませんね??」
「やられた時にやり返す報復が容赦ないおまえさんらならある程度は予想できたからな、覚悟はできていたさ。思うところがあるのは事実だが‥‥」
かつて盟友であった志村菜奈と付き合いがあったグラントリノは天魔らのこれまでの容赦のない報復から殺されていることも覚悟していたが緑谷とオールマイトは納得できない。
「なんで死柄木ごと殺したんだ!?」
「はい?いやいや…国を滅ぼそうとしたテロリストだから当然でしょう?」
天魔としてはやっと新体制に移行できたタイミングでヴィランを率いて侵攻してきたのだから当然という方針だったのでオールマイトの意見に逆に疑問を持った。
「貴女達なら殺さずとも他にもやりようはあったはずだろう!?」
「おい俊典」
グラントリノは止めたが師匠の孫を殺されたことに動揺したオールマイトは聞いていなかった。
「強大な力を欲望と悪意のまま振り翳し、破壊と殺戮の限りを尽くそうとする大悪党を寛容な心で迎え入れろと言いたいのですか?
万が一死柄木が改心したとしても、全てを滅ぼそうと魔王になった彼が生きていけると思いますか?
過去にどんな悲劇があったとしても、彼がやろうとしたことは絶対に許されることではありません。行動には常に責任が伴い、失敗した時には責任を取らなければ周りは納得しません。だからケジメとして彼には死んでもらいました。
あなたは納得できないかも知れませんが、1つだけ言っておきます。
私達はあなたと違って、どんなに力があったとしても全てを救おうなどと傲慢で愚かな考えは持ち合わせておりません」
そう天魔は言い切った。
次回 最終回
次回もかなりかかるかもしれませんが気長にお待ちいただけたら幸いです!!
次回の新作はどれがいいですか?
-
鬼太郎六期×八雲紫(転生者)
-
ヒロアカ×八意永琳
-
マブラヴ×現代日本
-
コナン世界×ドルフロ(404小隊)
-
境界戦記×パトレイバー