オラリオに失望するのは間違っているだろうか?   作:超高校級の切望

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オリジナルを書きたいという意志と二次創作が書きたいという意志がせめぎ合う今日此の頃。どうすればいいんだ、ヴァルド!
あ、駄目だこいつに聞いても『本気でなしたいのならば寝る間も惜しんで両方書けばいい』とか言われる。
そんなわけで二次を選ぶぜ、今はな!




出会いがある国

 アイズ・ヴァレンシュタインに続き、この遠征でベート・ローガ、ティオネ・ヒリュテ、ティオナ・ヒリュテ、レミリアがLv.6に至り、フィン・ディムナ、ガレス・ランドロック、リヴェリア・リヨス・アールヴがLv.7の極地に至った。

 長い歴史においてもLv.7が同時に3人も所属している派閥がいただろうか? まあ今オラリオにはLv.8が二人も居るのだが。

 そして、そんなニュースを塗り潰すほどのニュース。

 ベル・クラネル、Lv.3へランクアップ。()()()()()()()()世界記録(ワールドレコード)の再更新。それも、超大幅に。

 ランクアップの方法? まずはモンスターを切りまくってLv.8に切られまくってLv.1の鍛冶師とサポーターを連れて中層に向かい臨時で加わったLv.2上がりたてとモンスターの群れを対処し18階層まで移動してからLv.6相当のモンスターをLv.3の魔導師と共に倒して、深層の階層主級のモンスターにとどめを刺せばいい。何、できるわけがない? ()()()()()。だから彼はLv.3になっている………などと、素直に公表出来るわけもない。

 これをやってみてくださいなんて言った日には、ギルドに非難が殺到する。だから、ヴァルドと同じくもう別に知らなくていいや、と多くの神々が判断した。

 

 

 

「ふ〜ん………お弟子君も、やっぱり彼奴の弟子なんだねぇ」

 

 と、ルノア。ここは都市郊外の【デメテル・ファミリア】の所有する畑の休憩所。手伝いに来ていたベルは何故かルノアと遭遇した。

 

「その、ルノアさんはどうしてここに?」

「ん〜………まあ詳しくは話せないんだけど、あたしデメテル様の眷属でさ。ようやく時間作れたからステイタスの更新お願いしに来たんだけど………手伝いをしてくれたらって…………ま、野菜とか作るのは無理だけど、荷物持ちぐらいはね」

 

 やはり前々から思っていたけど、この人も強い。オラリオの中でも上澄みだろう。Lv.3………もしかしたら、Lv.4はあるかもしれない。

 

「あ、そろそろ交代の時間ですね。いってきます、ルノアさん」

「ん………今日頑張ればヴァルドの作っといた菓子が出るってさ。デメテル様のも美味しいけど、ヴァルドも負けてないんだよなぁ…………ね、ヴァルドって恋人いるの?」

「え、ええ…………お義母さんとは、一緒に住んでましたけど恋人ではないと思いますし」

 

 ルノアの質問に悩みながら返すベル。

 恋人はいないようだが、子供を一緒に育てるあたりベルの母親にも思うところはあるのだろうか? だけどそうなるとシルも同じようなものだが………。

 と、時間をかけすぎたのか休憩に入るメンバーが来てしまう。

 

「あ、お疲れ様ですフーロルさん、ロット君」

 

 入ってきたのは獣人の親子。ロットは大きなかごいっぱいに野菜を入れている。子供が持てる重さではない、彼もまた冒険者でこそないが神の眷属なのだ。それでも重そうだが。

 

「偉いね、ロット君。手伝うよ」

「…………机に置くだけでいい」

「そっか……」

 

 と、受け取ったかごを机に載せるベル。それじゃあ、と畑に向かうベル。そんなベルをじっと見つめるロット。

 年頃の子供らしく冒険者に憧れているのだろうと微笑ましく見守るフーロルとルノア。まあ、正直なってほしくはないけど…………。

 

「俺、大きくなったら──」

 

 やはり、冒険者を目指すのだろう。

 

「ベル兄ちゃんをお嫁さんにする!」

「「……………は?」」

 

 こいつ今なんて言った?

 

「いや、ちょっ………年の差、じゃない! 性別考えろ!」

「あたしが孫抱けなくなっちまうだろ!?」

「問題点はそこじゃねえー!」

 

 

 

 

「……あれ、なんだろう?」

「どうしたんですか、ベル様………」

 

 都市外の畑で【デメテル・ファミリア】で仕事を手伝っているベル。ふとみると、街へと続く道を走る見たことない何か。

 荷馬車にも見えなくないが、馬が見えない。自走している………。

 

魔法大国(アルテナ)の新しい魔道具(マジックアイテム)でしょうか? 最近妙に増えたならず者たちに襲われないといいのですが……」

 

 

 

 

「生憎だが、俺の剣は気難しい。売れば確かに金になるだろうが、そもそも売れんぞ」

 

 ここ最近増えた【ラシャプ】の眷属。ただ闇雲に暴れていた彼等は眷属内で派閥を作り始め、彼等は上級冒険者の装備などを盗み売り払う集団だ。

 ヴァルドの目を引くために二人が喧嘩し、背後から飛び出した仲間が盗もうと触れた瞬間腕が溶けた。

 混乱している三人をヴァルドが全員気絶させた。

 恩恵を受けてすぐの万能感に酔い、レベル差を理解できていない素人集団。とはいえ、珍しいものを持った旅人でも襲われれば厄介だ。

 

「今日珍しい物を持った人達は4組だよ!」

 

 と、ランクアップを果たし姉と同じくLv.6になったアーディがグレイウルフをもふもふしながら応える。

 うち2組は厳密には一人で旅して、喋る魔道具(マジックアイテム)とともに来たらしい。残り2組は馬もなく動く荷車。

 それぞれ喋る犬と幼女を連れた青年と、背の低いイケメンと背筋がスラリとした妙齢の美女という組み合わせらしい。

 

「そうか。それは、あれか?」

 

 と、ヴァルドが指さした方向では男の足の間を蹴りつける妙齢の美女と中のグリップで相手を顎を殴り付ける背の低いイケメン。

 まだ周りには数名の男達。

 

「行くぞアーディ、と…………」

「この子はサラ、女の子!」

「行くぞ、アーディ、サラ」

「お〜!」

「ワフ!」




ロット君
獣人の男の子。初恋をベルに取られた………男が好きなんじゃない、好きになった相手が男だったんだ!
ベルの優しい笑顔に胸が高鳴り頭を撫でられるのは嬉しいが子供扱いされている気分になり少し悔しい思いをする今日此の頃



ベル君【デメテル・ファミリア】の子供達の(男女問わず)初恋泥棒。
原因。尊敬する両親に恥じぬ人間になるために博愛度が増しているから。ちなみにペルセフォネも満更ではない。

そろそろ100話。さて、どんな話書こう

  • ツンギレ猫と妹猫との馴れ初め
  • 町娘との出会い
  • 異端児との出会い
  • ロキ・ファミリア入りたて
  • ルノアとクロエとの出会い
  • 輝夜とデート
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