転生したらスーパー戦隊になっていた件   作:盈月さん

18 / 67
次回から、週二投稿にし、時間を変えさせてもらいます。
そして、もし余裕があったら祝日にも投稿します。
土曜日 18:00~
日曜日・祝日 18:30~
このように変更させてもらいます。申し訳ございません。


18話 未来の英雄一行

──翌朝

 

俺とリムルは朝方近くまで飲んでいた。

リムルはスライムだからか、酔うことはないみたいだ。

俺の場合、アルコールを摂取することが、不死者(シヲコバムモノ)が死ぬと判定されているためか、酒を浴びるほど飲んでも酔うことはなかった。

そして、俺とリムルは睡眠がいらない。

俺は一応眠くなるが、頑張れば何徹しても余裕だ。

まぁ、そんなことは置いといて、俺はヨウムに挨拶するために、身支度を始めた。

それと、最近になって気づいたのだが、俺のユニークスキル製作者(ツクリダスモノ)なら、色々な服とかを作り出せることに、今更気づいた。

これなら、態々シュナに頼むこともなかったな…まぁ折角ならこれからも作ってもらうか。

俺が用意してくれた服を着ていたら、

 

「…悪いエムル…俺、もう戻らないといけなくなったわ…」

 

リムルが両手を合わせてきた。

 

「……ミリムか?」

 

「……あ、ああ…」

 

目をそらしながらリムルが頷く。

恐らく、ミリムが暴れていると、思念伝達で来たのだろう。

 

「それじゃあまたな…!」

 

「嗚呼…」

 

リムルは着替えながら、そそくさと庵から出て行った。

 

「さて、英雄達に挨拶と行くか…」

 

身支度を済ませた俺は、恐らく、ハクロウにしごかれているヨウム達に会うために向かった。

 

────────────

 

俺が訓練場に行くと、案の定、数人の人達がハクロウにしごかれていた。

 

「なんだよ!あの鬼人…!」

 

ボロボロ状態の男がよろめきながら立ち上がる。

そこに来たのは、吹き飛ばされてきたゴブタだった。

 

「…ハァ、ハァハァ……いいから、行くっすよ!今度こそ、あのジジィにいっぱい食わせ──

 

どうやらゴブタ達は、集団でハクロウに襲い掛かるみたいだが、

 

「ほぅ…喋れるほど、まだまだ余裕そうじゃな」

 

ハクロウが一瞬でゴブタとの間を狭めたと思った瞬間、ゴブタが空高く吹き飛んだ。

いつもより吹き飛んでいるのは気のせいだろうか…?

俺が座って訓練を見ていたら、

 

「ここに居ましたか、エムル様」

 

ふと、声がした方を見ると、ベニマルが居た。

 

「…で、あの人達がヨウムって人達か?」

 

「はい、文句は言ってますが、真面目に修行を受けているみたいですよ」

 

「へ~…それは楽しみだな」

 

「それで、エムル様…」

 

笑顔のまま、ベニマルが俺の肩に手を置いてきた。

 

「エムル様もハクロウに修行付けてもらいませんか?」

 

笑顔を保ちながら、妖気(オーラ)を放ってくる。

あれ?俺、何かベニマルにやったかな?

 

「い、いや~…ただヨウムに挨拶しに来ただけだから…修行はちょっと…」

 

「…ハクロウ!エムル様が稽古をつけて欲しいと言ってるぞ!!」

 

ちょ!何言ってくれてんだこのイケメン野郎!

俺が無言で逃げようと試みるが、ベニマルが肩を掴む力を強くしたせいで逃げれなくなった。

 

「ちょっ!ベニマル離せ!」

 

「エムル様、今回だけは…あの料理の仕返しをさせてもらいます…!」

 

あの料理?…あ~…シオンのダークマターのことか、そういえばベニマルって、シオンの手料理の矯正を任されていたな…そして、そのせいで俺用に作られた魔物のダークマターも食ってたっけ?…あっ、今日はその仕返しとして、ハクロウに俺をしごいてもらおうとしてるのか!なーるほど!納得するわけねぇだろ!!

と、心の中で叫ぶが、現状が変わることはない、昨日しごかれたばっかりなので、連続でしごかれるのは、是が非で避けたい。

 

「頼む!昨日しごかれたばかりだから、離してくれベニマル!」

 

「ハハハ…駄目ですよエムル様」

 

爽やかな笑みを浮かべるベニマル。

他人事と思いやがって。

 

「エムル様、稽古をつけて欲しいとは、本当ですか?」

 

全員に休憩を言い渡した、ハクロウが俺らの下に来た。

 

「あー……いや、俺はただ未来の英雄に挨拶しに来ただけで…稽古は…ね?」

 

俺は冷や汗を垂らしつつ、ここに来た目的をハクロウに言った。

それを聞いたハクロウは、髭を触りながら

 

「ほっほっほっ…それなら、休憩している今のうちですぞ…」

 

「お、おう!それじゃあ行ってくる!」

 

俺はそそくさと逃げながら、英雄一行の下へ向かった。

 

────────────

 

「え~…君が、ヨウムか?」

 

「あ?」

 

俺はボロボロ状態の男に喋りかけた。

 

「あー…この人が、リムル様と同郷のエムル様っす!」

 

「この人が…」

 

ゴブタが俺のことを紹介してくれた。

どうやら、他の誰かから俺のことを聞いていたらしい。

 

「リムルと同郷で、ジュラの森大同盟の副盟主をやっているエムル=テンペストだ、よろしくな」

 

俺は自己紹介をしながら手を伸ばして、握手を求める。

 

「リムルの旦那から聞いているだろうが、ヨウムだ…よろしくお願いするぜ、エムルさん」

 

ヨウムは俺の手を取り、しっかりと握手してくれた。

 

「ふむ、自己紹介は終わったようですな…皆の者!修行を再開するぞ!」

 

「うへぇ~…」

 

ハクロウが修行の再開を大きな声で言うと、全員が不満そうな声を上げる。

 

「それじゃあ、頑張ってくれ!」

 

「あっ!」

 

俺は脱兎のごとく訓練場から去って行った。




余裕があるので、祝日投稿します。

新作小説

  • 原神×オーズ
  • 転スパ仮面ライダー版
  • ブルアカ×ドンブラ(オリキャラ主)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。