リムル達がドワーフ王国に旅立って数日たった。
俺は以外は…
窓の外を数分見てから、俺は机の上に山積みになっている木の板に顔を向け、死んだ魚のような目をした。
俺は副盟主と言っても、見回りやリムルと案の相談と言った、文字を書かない仕事が大半だったのだ。
これは、文字をかけない俺のためにリムルがしてくれた配慮なのだ。
だが、流石に今回は回避することが出来なかった。
と言っても、リグルド達がまとめてくれた書類を俺が見て、ハンコかサインするだけなのだけどね…リムルの分もあるから、これがまた大変なんだよ…
「さてさて、今回は……
紙の代わりに木の板に書かれていることを読み上げながら確認しする。
どんな怪我でも治すことが出来る、
そう思いながら、俺は、報告書に確認したことを示すために、サインをした後、机の空いているスペースに置き、路面工事の件が書かれている木の板には承諾のハンコを、鍛冶場の件が書かれている木の板には保留のハンコを、そして、警備隊の件については、拒否のハンコをそれぞれ押した。
俺がハンコを押し終わった時、誰かが扉をノックしてきた。
「入っていいぞ」
「失礼します」
部屋に入ってきたのは、リグルドだった。
「エムル様、書類を回収しにまいりました」
「ああ、丁度終わったところだよ」
「では、息抜きされてはどうですか? 今は急ぎの件もないですし」
「そうだな~…」
リグルドの提案に、俺は顎に指をあてながら考えた。
確かに、ここの所は部屋に籠ってばっかりだったし、外を見まわるのもいいかもしれないな。
そう考えた俺は、立ち上がり。
「じゃあ、そうさせてもらうよ」
「では、後は我々にお任せを!」
「ああ、行ってくるよ」
見送ってくれるリグルドを部屋に残して、俺は外に出かけることにした。
外は実に平和だ。
風は気持ちいいし、太陽の陽光は暖かい。
折角だし、串肉でも食べに行くか。
「エムル様、ご機嫌麗しゅう」
「エムル様!おはようございます!」
「ああ、皆おはよう」
俺が町の皆とすり違うと、全員が挨拶をしてくれる。
そうこうしていると、串肉が売っている露店に着いた。
「エムル様、今日はどうしたのですか?」
「いや~、息抜きとして、串肉を買いに来たんだよ…ってことで、一本くれる?」
「分かりました、少しばかりお待ちください」
店に居たゴブイチに串肉を一本注文し、できあがるのを待った。
「エムル様、おはようございます」
俺に気づいた一人のホブゴブリンが、俺に挨拶をしてきた。
「えーっと、確か…君は…」
「自分は警備隊の、ゴブエモンと言います」
ゴブエモンは跪いた状態で、俺が名前を言う前に答えた。
「警備隊か……そう言えば、最近警備隊に入った
「っ!? フォスを知っているのですか!?」
ゴブエモンは、驚いた表情で聞いてきた。
なるほど、あの
「まぁな、この前、俺とリムルにお守りを渡したい子を連れてきてくれたんだよ…名前は聞いてなかったけどな」
「…」
俺が理由を説明すると、ゴブエモンは少しばかり頭を抱えていた。
「エムル様、アイツ、何かご迷惑になるようなことをしましたか?」
「いいや、別にしてないぞ?」
ゴブエモンの問いに、俺は首を傾げながら答えた。
「そうですか…アイツは、色々と問題を起こしやすいので…」
…ゴブエモンって、意外と苦労人なのかな?
そう思っていたら、
「エムル様、串肉焼き上がりましたよ」
ゴブイチが焼きが上がった串肉を俺に渡してくれた。
「では、自分はこれで…」
「ああ、またな」
ゴブエモンは俺に一礼したのち、警備へと戻って行った。
「じゃあ、ゴブイチもまたな、晩飯、楽しみにしてるぞ」
「はい、お任せください」
俺はゴブイチと離れ、歩きながら串肉を食べ始めた。
ゴブイチが焼き上げたと言うのもあって、串肉は物凄く美味しかった。
満足しながら、俺は施設を見学したり、最近出来た美味しい食べ物屋などを巡り、昼過ぎ辺りに仕事に戻った。
────数日後
リムル達がドワーフ王国から帰ってき、その翌日の朝、リムルとゴブタがシオンの料理を食べている。
ゴブタの部下に、訳を聞いたところ、ドワーフ王国にあるエルフのキャバクラに行っていたらしく、それをシュナとシオンに見つかり、罰として、シオンの手料理を食べることになったという…自業自得だな。
ちなみに、ゴブタはシュナとシオンに、情報を言った部下を、ちゃんと教育していなかった、と言う理由で、一緒に食べることになったという。
新作小説
-
原神×オーズ
-
転スパ仮面ライダー版
-
ブルアカ×ドンブラ(オリキャラ主)