リムルに連れられて先程の褐色肌の角男こと、ソウエイの下へ連れてこられた。
「リムル様と同郷だと聞いたが、本当か?」
物凄く冷酷な目で見てくるソウエイ…
「う、うん…まあね……で、これどうゆう状況…?」
俺とソウエイは木の上から数匹のオークと思われる魔物?と蜥蜴のような人型の魔物が一人で戦っていた。
移動中に聞いた話なのだが、この世界には魔物が居て、今オークとリザードマンがぶつかっているようなのだ。そして、リムルがリザードマン達に加勢するために、向かっていた時に俺を見つけたと言うことらしい…そして肝心のリムルは俺をソウエイに預けた後、皆を指揮する必要があるからと言い、戦場となっている沼地に飛んで行った。
どうすればいいんだよ…!確かに能力とか調べたいって言ったけど!言ったけど!いきなり複数のオークを相手するとは聞いてないぞ!
「……ソウエイ、先にあのリザードマンを助けてやってくれ…後は俺がやる」
「了解した…」
ソウエイが消えたと思ったら、いつの間にかリザードマンの下に居て、間一髪のところでリザードマンを助けた。
「…やるかぁ~…」
渋々木を降りては、オークの前に立つ。
「なんだ?オーガの次は人か?」
偉そうなオークが俺に剣を向けてくる。
どうしようどうしようどうしよう…!
この状況をどうするべきか悩んでいるとふと、脳内にボウケンジャーのアクセルラーが脳内を横切った。
なんで今なんだよ!
しかし、右手に違和感を感じふと、見てみるとアクセルラーが右手に握られていた。
「…」
もしかしてっと思った俺は
「レディ!」
アクセルラーを開き構えた。
「ボウケンジャー、スタートアップ!」
ボウケンジャーの変身の際の掛け声と共に左肩に当てたアクセルラーを当てながら左手まで滑り落した。
するとどうゆうわけか、エンジン音と共に俺はボウケンレッドへと姿を変えた。
「なに!?」
「…」
俺が姿を変えたことに周りの者たちは驚いているが、無理もない…事実、俺も驚いてるんだもん、だが折角ならこの力でオーク討伐だ!
「熱き冒険者!ボウケンレッド!…アタック!」
名乗った後、指をパチンと鳴らして、俺はオークに向かって走り出した。
「ぐぬぬぬ…人間風情が…!」
オークは持っていた剣を俺目掛けて振り下ろしてきた。
俺は試しにボウケンボーを頭の中でイメージすると、予想通りに手元にボウケンボーが現れる。
早速、現れたボウケンボーのアーム部分を使って剣を掴む。
「なに!?」
「ジャベリンモード!」
アーム部分が開き、そこから刃が突き出る。
「おらぁ!」
「ぐはあぁ!」
俺が力を込めてボウケンジャベリンを振り下ろすと、オークは鎧ごと身体を斬られ、切口から大量の血が噴き出る。
「う、嘘だろ…!?」
「や、やべぇよ…!」
見ていた他のオーク達は動揺を隠せない様子だったが、俺はすかさず
「デュアルクラッシャー!」
一掃するためデュアルクラッシャーを装備した。
何匹かが逃げようと試みたが
「逃がさんぞ」
ソウエイが出した糸により、全員まとめて一束に集められた。
俺がデュアルクラッシャーを構えると、先端のドリルが回転し始めた。
「ゴー!」
デュアルクラッシャーから放たれた光線は数体のオーク達を貫き、真ん中らへんで大爆発を起こした。
デュアルクラッシャーに当たらなかったオーク達は爆発に巻き込まれて散っていった。
「…」
オーク達の死体が燃えているのを無言で見ながら変身を解除した。
「…リムル達は今、コイツらと戦ってるのか?」
ソウエイの方を振り向くとソウエイはクールに
「嗚呼…」
と、答えた。
こんな奴らが阿保みたいに居るのか……よし、俺も覚悟を決めて加勢するか
「…ソウエイ、戦場の湿地帯はどこにある…」
「…それならこの先だが、少しかかるぞ…」
「そこは大丈夫…!」
俺がスカイホーキーを頭の中でイメージすると、目の前にスカイホーキーが現れる。
「んじゃあ、またな!」
スカイホーキーに跨り、早速飛ばしてリムルの下へと向かった。
「あ、あの方も、ソウエイ殿のお仲間なのですか?」
「嗚呼、リムル様曰く、同郷の者らしい…」
「…リムル殿は本当に凄いですね…」
「だな…」
名もなきリザードマンとソウエイは少しの間、エムルが去った方を眺めていた。
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