「ようリムル…戦況はどんな感じだ?」
スカイホーキーのお蔭ですぐに湿地帯に行きつき、空で司令塔となっていたリムルと合流ができた。
「見ての通りだよ…」
「…」
俺が空から下を見ると、オーク側で燃え上がっている黒いドーム状の炎、そして地面ごとどんどんオーク達を斬りまくっている鬼人。さらにここに来る途中で聞こえた雷…数だったら圧倒的にオーク達が優勢だが、兵などの質で見ればリムル達の方が圧倒的に上だな。
もうこれ、勝ち戦じゃねぇか…俺が来なくてもよかったな。
「…で?お前のスキルは分かったのか?」
「まあな…俺の予想が正しかったら…俺のスキルは、スーパー戦隊の力を使えるスキルだろうな…実際、今も使ってるし」
「……なあ、それって一種のチートじゃないか?」
「…」
リムルにスキルをチート扱いされて俺は顔を背けた。
「ん?」
俺が顔を背けた先で俺はあるものを見つけた。
他のオークより明らかやばそうな圧、そして禍々しい装備…恐らく、あれがオーク共の親玉、
俺とリムルは戦場の様子を引き続き、空から観察していた。
今は、両陣営共に一旦戦力の再編を行い、対峙し睨みあう状態へと移行している。
俺達は冷静に冷静にその様子を観察する。
調子に乗っていたオーク達も、流石に自分達の優位性が失われている事に気づき始めたみたいだ。
そしてここで、
すると、
「……リムル、あれは何をやってるんだ…?」
しかも、同じ種族の者を…
「
「なるほどな…」
そのオーラを受けて、オーク兵に力が漲っていくようだった。
「……よし、エムル!
少し間があった後、リムルが張り切った様子で言い張る。
「おう…!」
俺達が
キィーーーーーーーーン!!!!
という、耳障りな音が聞こえた。
辺りを見渡して音の発生源を探していると、湿地帯の中央に両軍が対峙しているその真ん中に誰かが降り立った。
かなり強い圧を感じる。ピエロの様な格好をした変な男。
恐らく、上位の魔族か、何かだろうな。
俺達も後を追うように地面へと降り立つ。
そのピエロの様な男は、こちらを一瞥し、
「これは一体どういう事だ! このゲルミュッド様の計画を台無しにしやがって!!!」
そう大声で叫んだ。
ゲルミュッド。上位の魔族にして、恐らく今回の黒幕。
そして、俺がこの世界で最初に出会った魔族であった。
次回から文字数が増えてきます
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