テンペスト復活祭から一夜が明け、俺らはリムルの庵に集められていた。
そこでリムルは十大魔王に名乗りを上げて魔王クレイマンを討つと宣言した。
昨日の会議通りで聞いた話を皆に言った。
クレイマンがミュウランを操り・襲撃事件の被害を拡大を目論んだ上、ミリムの
そして、ソウエイ達諜報部が報告を持ってくるまで本格的な作戦は後ということになった。
────────────
作戦会議から丸二日たった。
作戦会議後、洞窟の方から強い
最初は皆困惑していたが、リムルから連絡があったのち、
暴風竜ヴェルドラの
「ズン!」
「おお、ありがとズバーン」
「ズンズン!」
庵の縁で寛いでいたら、ズバーンがお茶を持って来てくれて、俺は礼を言いお茶を啜った。
今、俺の庵には庭で遊んでいるミニティラと、昼間から酒を飲んでいる獅子王、そして俺の隣でまったりとしているズバーンが居る。
俺がまったりと寛いでいると、二日前から洞窟方面に閉じこもっているリムルから思念伝達が来た。
(エムル、ちょっと洞窟まで来てくれないか?)
「? 分かった」
俺はなぜ洞窟に呼ぶのか疑問に思いつつ、ズバーン達を庵に残して洞窟へと向かった。
まぁ、二人で話すには丁度いいかもしれないな。
俺が洞窟の入口まで来るとそこにはガビルとガビルの部下達が居た。
「エムル様、申し訳ございませんが、これより先はリムル様から誰も近寄らないよう言われていますゆえ…」
と、止めて来た。
ガビルが昇進したって聞いたから、今頃調子に乗っていそうだなって思ってたが、しっかりとリムルの命令を行ってるな…関心、関心。
そう思いつつ、俺はガビルに訳を言った。
「リムルに来るよう言われたんだよ、だから通してくれないか?」
「なるほど、そういうことでしたか…では」
ガビルは一礼して、道を開けてくれた。
「ありがとさん」
俺はガビル達に礼を言い、洞窟の奥へと向かっていた。
洞窟の奥へと向かうたびに濃度が高い魔素を感じ、肌がヒリヒリとする。
これだけの魔素なら、普通の人間ならとっくに死んでいるのだろうな。
「おっ、来た来た」
洞窟の最奥に着くと、リムルと
「むっ、お主も来たか!」
金髪の男は俺の事を知っているような口ぶりで言ってきた。
「あー…エムル、こちら、ヴェルドラ君です、是非仲良くしてやってくれ」
リムルが金髪の男の名前を紹介した。
ヴェルドラ…確か、
「…何があったんだ?」
「実はな────」
リムルから俺は色々と聞いた。
リムル曰く、ヴェルドラは世界に四体しかいない竜種の一体だったのだが、大昔に暴れ、勇者により
そして二日前、ヴェルドラの
そして今、ヴェルドラの強すぎる
「なるほどな…」
俺は納得しながら洞窟の岩の上に座り込んだ。
こっちの世界で初めての友達ね…なーんか、嫉妬してしまうな。
「にしても…あれ、逆に出しまくってないか?」
「俺もそう思う」
俺とリムルは、ドラゴ〇ボール如く
あれじゃあ、弱い魔物や人間だと死んでしまうぞ。
「リムルにエムルよ! これはどうだ!?」
自分が
俺とリムルは一度顔を見合わせては
「「むしろ出まくっているよ!」」
口をそろえて言った。
「むぅ…そんなこと言われても、難しい物は難しいのだ…」
「内側に溜めるよう感じにしてみろ」
「冷静になるとやりやすいぞ」
不満を言うヴェルドラに俺とリムルがアドバイスを送る。
…今なら言えそうだな。
「リムル…」
今なら言えると判断した俺はリムルを呼んだ。
「ん? どうした?」
リムルがこちらに向かってくる中、俺は立ち上がっては真剣な顔でリムルを見た。
「…リムル……お前は、五永 雄太を知っているか…?」
「えっ───」
俺の言葉を聞いたリムルは、驚いた表情でその場に立ちどまった。
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