「ミリム!? えっ、お前操られていたんじゃ…」
ミリムが操られていないことをバラし、リムルは目を開いて驚いた。
周りの反応を見てみると、数名の魔王達は気づいていたらしい。
「わーはっはっはっは!見事に騙されてくれたなリムル! ワタシがクレイマンなんかで操られるわけがなかろう!」
胸を張って自慢をするミリム。
ヴェルドラの反応を見ると、どうやらヴェルドラも気づいていたみたいだ。
そして、肝心のクレイマンと言うと、驚きのあまりか立ちすくんでいた。
(…エムル、お前気づいてたか?)
リムルが意思疎通で聞いてきたので、俺はこの際だし、ウザっと思われる言い方で言ってやろうと思った。
(ああ、何処かの誰かさんと違って、俺はしっかりと
《……………》
(…)
ウザい言い方で俺に返事を言われた上に、
(
リムルは
「うむ! クレイマンの企みを探るために操られているフリをしたのだ!」
「振り…!? そ、そんなはずはない…! あの方より授かった
クレイマンは必死にミリムにかけた呪法を説明してくれた。
聞いても居ないのに…お疲れさん。
「これのことか?呪法が成功したと見せかけないと、用心深いお前を騙すことはできないだろう? だがら、技と受けたのだ! それに、ワタシを支配するのは無理なのだ」
ミリムは腕輪を一握りで潰しては、クレイマンの下へと投げた。
「で、では! 貴方は私を騙すために、カリオンを殺したのですか!?」
クレイマンは目を見開いて、ミリムに問い詰めた。
「おいおい、誰が死んだって?」
クレイマンの質問に答えたのはミリムではなく、ライオンの被り物をつけ、フレイの従者として正体を隠していたカリオンが、ライオンの被り物を外して答えた。
ふと、リムルの表情を見ると、少し驚いているみたいだ。
(…エムル、お前知っていたよな?)
(勿論!)
(…)
俺が元気よく返事をしたら、リムルが頭を抱えているような気がした。
(これからはちゃんと、
《是。 私からもお願いします。》
(…はい…これからは、しっかりと聞くようにします…)
俺と
「よぉ、リムルにエムル、俺の民が世話になったな」
「いいって」
「ああ、困った時はお互い様だしさ」
カリオンに声を掛けられたリムルは、気づいていました感を出していた。
俺もリムルに対して、内心苦笑いしつつ、カリオンに返事をした。
「なんだと…だが、フレイの報告では…!」
カリオンが生きていることに、クレイマンは混乱していたら、
「あら、私がいつから味方だと勘違いしていたの?」
フレイが恐怖を感じることを言ってきた。
怖すぎるだろ…!
「…フレイ……貴様ぁあぁぁぁああ!!」
怒りで、結界の外に居るフレイにクレイマンが襲い掛かろうとしたが、操られているフリをしている間にされた分のお返しを込めただろうパンチをミリムが放ち、一撃でクレイマンを地面にめり込みさせ、気絶させた。
「ギィ、結界を解いてくれ」
ミリムがギィに結界を解くように言うと、ギィは指を鳴らし、結界を解いた。
だが、空間は拡張されたままなので、ギィはまだ戦闘があると踏んでいるみたいだな。
そう思いながらミリムを見ると、フレイから、リムルがミリムに送った
「ミリム、一つ聞いていいか?」
「むっ?なんだ?」
ご機嫌なミリムにカリオンが訊ねた。
「お前さん、操られなかったってことは、ノリノリで俺を甚振ってくれたのかな?」
カリオンが殺気を出しながらミリムに問い詰めた。
まぁ、それは気になるな。
ミリムはあやふやにしようとしたが、カリオンは文句を言いながらミリムを怒った。
「まぁまぁ、幸い人的な被害はなかったんだ」
ミリムが俺とリムルの後ろに移動して来たので、リムルがミリムを庇い始める。
「それにクレイマン軍は出来るだけ殺さず、捕虜にするよう伝えてある。捕虜を労働力に加えて町を再建すればいい、勿論俺達も手伝うし、何なら前よりもより立派で、住みやすい町にしようぜ」
「悪いな、何から何まで」
「いいって、困ったときはお互い様なんだからさ」
リムルの説得を聞いたカリオンは、礼をリムルに言った。
「わーはっはっはっは、良かったなカリオン!」
「てめぇは、もう少しすまなそうにしろ!」
少し調子に乗ったミリムをカリオンはすぐに怒った。
これで終わりかなっと、思っていたが、
《確認しました。 これまでに集めた魂を魔素に変換……成功しました。肉体を分解し、再構築を開始します。》
気絶していたクレイマンが立ち上がると、世界の言葉が響き渡った。
魔王種の進化、クレイマンはそれを達成し、真なる魔王になった。
だが、これはリムル…
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