「見よ! 私は力を手に入れた!! ハハハハハハッ、ハァーッハハハハハハ! ハヒャハハハ!」
真なる魔王へと進化をしたクレイマンが、笑いながら
あの
「リムル、俺様も加勢を───」
クレイマンの
「いや、悪いが譲ってくれないか? 魔王を名乗る以上、自分の席は自分で用意したいでね」
何処か余裕そうな表情で、カリオンの申し出を断り、クレイマンの下へと歩み出した。
「お、おい!」
カリオンが止めようとした時、リムルは指を鳴らし、
「オレの技を盗むか…図々しい野郎だ」
リムルが結界を張ったのを見たギィはそんなことを呟いた。
「さてクレイマン、これで正真正銘の一対一だ…次で終わりにしようか」
俺らが結界の外で見守る中、リムルは真剣な眼差しでクレイマンを見た。
「いいだろう…では、喰らうがいい…私の最高の奥義を…!」
そう言い、クレイマンはエネルギーを溜め始めた。
それに対してリムルは何も行わず、その場に留まっていた。
《告。クレイマンは正当な手順で覚醒を行っておりません。故に眠りを必要とせず、暫定的に魔王化を果たしました。》
(リムルみたいに眠ることが無かったのは、それでか…でもなんで出来たんだろうな…?)
《…覚悟が経験値を底上げしたようです。》
(…そうか)
でも、
そして、ギィみたいな格上の相手が居る中、俺とリムルのように"あのお方"と特別な繋がりがない以上、連絡は取れないはずだ。となると、事の顛末を伝えたいクレイマンはこの場から逃げようとするはずだ。なら、リムルが行う行動は…
エネルギーが溜め終えたのだろうクレイマンはリムルを睨み、また、リムルも構えてはクレイマンを睨んだ。
「喰らうがいい!
「…喰らい尽くせ、
クレイマンの奥義である
「勝てないと悟ったか?」
その場に立ちすくしているクレイマンに、リムルがゆっくりと近づき、クレイマンの顔を見るために顔を上げた。
「お前が知っている黒幕の情報を全て話せ、そうしたら苦痛なく殺してやろう」
「フッ………フハハハハハァ! 舐めるなよ、私は
自信満々のクレイマンの言葉を遮るように、リムルはクレイマンに思考加速を施したのち顔を殴った。
「グフゥ…!」
数日分の苦痛を喰らったクレイマンはその場で倒れ込み、ふらつきながらゆっくりと顔を上げた。
「クレイマン、もう一度最後に聞く…黒幕は誰だ?」
「わ…私が仲間を、またしても依頼人を裏切ることはあり得ない!…それが、それだけが!中庸道化連の絶対のルールなのだ!!」
リムルの問いにクレイマンは胸を張って答えた。
これだと口が割るのは難しい…これを見る限り、仲間に対する情は本物だな…
「…今からクレイマンを処刑するが、反対する人はいるか?」
俺と同じ結論に至ったのだろうリムルが、結界の外に居る魔王達に訊ねる。
「好きにしろ」
ギィがそう答える。
他の魔王達の反応を見るも、クレイマンの処刑に反対する者は居なかった。
「ああ、そうそう…言い忘れていたが、クレイマン、お前復活は出来ないぞ」
「っ!!!」
リムルの言葉にクレイマンは驚いた表情を受けべた。
「死を偽装して、ここから脱出して復活しようとしたみたいだったが、俺はお前の
「なっ…何故──!?」
クレイマンは、リムルが自分の復活する条件を知っているのに対して、驚いている様子だった。
「検索したんだよ…どうやったら死者蘇生が叶う方法を何度も何度も……お前の計略によって失ったものを取り戻すためにな…」
怒りの表情をあらわにしたリムルは、片手をクレイマンに向け、
「や、やめ…やめろお──!!」
「た、助けてくれフットマン! 助けてティア! 私はまだ、こんなところで死ぬ訳には行くものか───! お、お助け下さいカザ────」
──…君の忠告通り、大人しくしていれば良かったよ…本当に君はいつも正しいな───ラプ…
コロナになっていたため、余裕がないです…もしかしたら、祝日投稿はないと思います…
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