「────さて、
ギィの指示で悪魔のメイドの二人が、魔王達に紙書かれている地図を全員に渡した。
それによってリムルの支配領域は、ヴェルドラが封印されていたため、不可視となっていたジュラの大森林全域が、正式にリムルの支配領域となった。
新参者としては破格の待遇なのだが、ミリムはもっと凄い、元々ミリムの支配領域だった忘れられた竜の都に、カリオンが支配していたユーラザニア、フレイが支配していたフルブロジア、そしてクレイマンが支配していたジスタ―ヴの三つの支配領域が加えられた。
だが、実際の領地運営はミリムの仕事ではなく、支配領域分配を決めることになって、やってきたカリオンとフレイの仕事だろう。
ミリムが飽きたような表情を浮かべる中、カリオンとフレイが話し合っていた。
そんな中、リムルの隣に居たレオンがあることを呟いた。
「そう言えば、傀儡国ジスタ―ヴは元々前の魔王の支配領域だったな…」
「ああ、そうだったな、奴が死んで、クレイマンがそのまま地盤を引き継いだってことは、裏でアイツらは繋がっていたんだろうな…二人とも
レオンとカリオンの言葉を聞いた俺は片手を顎に当てて考えこんだ。
…死んだ魔王、
…もし、その魔王が生きているとなると、恐らく今回の件の黒幕、もしくはそれに近い存在だろうな。
「教えてくれレオン、ソイツの名を」
リムルは真剣な眼差しでレオンに訊ね、それを見たレオンは質問に答えた。
「…
カザリーム、か…一体どんな奴なんだ? 呪術王ってことはクレイマンみたいな魔法を扱うんだろうけど…まぁ、今考えてもきりがないな。
カザリームについて考えていると、向こうでは食事会が始まっていたのだが、どうやらバレンタインとレオンは先に帰ったらしく、どうやら食事会は自由参加らしい。
「こちら黒毛虎の煮込みシチューでございます」
リムルの前にシチューが置かれ、それを食べたリムルの顔をとてもおいしそうな表情を浮かべた。
正直羨ましい…!
俺が悩んでいると
《…告。
マジで!?リムルと
帰ったら、シュナ達にレシピ通りに作ってもらうか…!
俺は内心で楽しみにしつつ、食事会が終わるのを待った。
なお、向こうでは
そうこうしていたら食事会が終わり、リムルとヴェルドラ、そしてディーノに意地を張るために酒を飲んで、酔いつぶれたラミリスがやって来た。
「ラミリス様、お気を確かに…!」
「リムル様達が帰ってしまいますよ!?移住の件をもう一度…」
ソファに寝転がっている酔いつぶれたラミリスを、トレイニーさんとベレッタが心配しており、ベレッタに関してはもう一度、
「じゃ!」
と、笑顔で別れの挨拶を簡単に済ませては、俺、シオン、ヴェルドラと共に転移で
リムルが転移先に選んだのは、首都リムルを見渡せる丘の上だった。
「んじゃ、帰るか!」
「ああ…」
「うむ!」
「はい!」
リムルの帰ろうと言う発言に対して、俺達はそれぞれで返事をし、首都リムルへと歩み始めた。
────────────
「お帰りなさいませ!リムル様、エムル様!!」
帰って来て早々リグルドが迎えに来てくれた。
そして、リグルドに続くように
「この度は
ファルムス王国に行っているはずのディアブロが、何故か、つい先ほど決まったばっかりの
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