転生したらスーパー戦隊になっていた件   作:盈月さん

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投稿が開いてしまって申し訳ございません!
体調不良やらテストやらで投稿できませんでした…
後、後書きに発表があるので楽しみにしてくれれば幸いです。


60話 それぞれの報告

ディアブロの報告を受けた翌日、クレイマンの城に向かっていたシュナとソウエイ、そして二人の空間移動にへばり憑いてきたアダルマンと配下達が帰って来た。

そして、空間移動が使えないハクロウは、ゲルドと共に城の調査や戦利品の仕分け、捕虜の指揮をやっているらしい、リムルが後で迎えに行くと言って居たので、そこは安心できた。

そして、その夜には仕事を終わらせたベニマルが帰って来た。

ベニマル曰く、クレイマンの捕虜だけではなく、寝食がなくなった者や技術を得たい獣王国ユーラザニアの者達も来るらしく、捕虜の大分はゲルドに任せているらしい。

 

「なぁ、それ暴動とか起きないか?…起きないならいいけど…」

 

二人の会話を聞いていた俺は、ベニマルに捕虜が暴動を起こさないか聞くと、ベニマルはイケメンスマイルで質問に答えてくれた。

 

「目の前で軽く説明いあつしておいたので、大丈夫かと思います」

 

うん、まぁ…暴風大妖渦カリブディスを瞬殺した奴の説明いあつを受けたら、嫌でも言うことを聞くか…

 

────────────

 

数日後、和睦協議を締結させてきたディアブロが報告しに帰って来た。

 

「こちらが証書になります…そしてこちらが……賠償金の一部として払われた、星金貨千五百枚です」

 

 

ディアブロが持っていたケースを開けると、そこには星金貨千五百枚が一枚一枚、丁寧に箱詰めされていた。

 

「流石って感じだな…」

 

「ああ」

 

俺とリムルはケースから、一枚の星金貨を取り出しては、箱から取り出さず、それぞれで眺めていた。

金貨や星金貨などの製造元であるガゼル王曰く、この世界に出回っている星金貨は一万あるかないからしく、今その一割以上がここにあると言うことだ。

 

「予定通り戦争になりそうか?」

 

 

「はい、間違えなく…足りない分を借款としておいたため、新王エドワルドは我慢できないことでしょう」

 

リムルの質問に、ディアブロは内戦が起きることを断言した。 

 

「で、エドワルドがエドマリスに全責任を擦り付けようとするのを、ヨウムが阻止するって魂胆か…」

 

「流石はエムル様…ご明察恐れ入ります」

 

二人の会話を聞いていた俺が、頭の中でこれから起きるだろうことを予想で言うと、ディアブロが褒めてくれた。

まぁ、流石は悪魔…人の心を操るのはお手の物だな…

 

「後の事はお前に任せるよ、ただし、出来るだけ市民に被害が出ないようにな」

 

「お望みとあらば、このディアブロにお任せください」

 

リムルからの頼みにディアブロは、胸に手を当てながら答えた。

 

「…それと、もう一つご報告がありまして…」

 

「「なんだ?」」

 

ディアブロのもう一つの報告を気になった俺とリムルは、口をそろえてディアブロに訊ねた。

 

「はい、西方聖教会がレイヒムに出頭を命じたそうです…」

 

「「レイヒム…?」」

 

俺とリムルが首を傾げて復唱すると、

 

《こちらです。》

 

智慧之王(ラファエル)さんが脳内に、教会の大司教の顔を映してくれた。

そう言えば、捕虜の中にそんな奴いたな…

 

「どうやら魔国(テンペスト)とファルムスの戦争状況を詳しく知りたがっているそうで…いかがいたしましょうか?」

 

「そうだなー…」

 

ディアブロの質問を聞いたリムルは、座っている椅子に背もたれながら考えた。

西方聖教会…あそこはヴェルドラを敵視しているし、もし作り話を話させても気づく可能性がある。そして、何より厄介なのが魔物を認めないという教義だ。

その教義を否定はしないが、魔国連邦(俺ら)に強いらても困る。

 

「…よし、レイヒムにメッセージを持たせよう。シオン、クレイマンの城から押収した水晶を持って来てくれ」

 

「はい!」

 

俺と同じように考えていただろうリムルが口を開き、レイヒムにメッセージを持たせることを決め、程なくしてからシオンが、クレイマンの城で押収した水晶を持って来てくれため、その水晶にメッセージを残すことにした。

 

────────────

 

更に数日後、獣人と捕虜を連れ、ガビル達が帰って来た。

 

「リムル様!エムル様!只今戻りましたぞ!」

 

迎えに来た俺達を見つけたカビルが、空から降りて来た。

 

「おう、ご苦労さん…戦で大活躍したそうだな」

 

リムルが労いの言葉をガビルにかけるも、ガビルは少し照れ臭そうに

 

「いやはや我輩などまだまだです…竜を祀る民、ミッドレイ殿にコテンパンにやられてしまいました」

 

と、自分の実力はまだ未熟だと言った。

ミッドレイ…確かベニマルが言っていた異様な強さがある龍人族(ドラゴニュート)だったか?まぁ、主人であるミリムと似て、闘争本能が強いのだろうな。

 

「嗚呼、それと…ミリム様がお二方にこれを…」

 

「「なんだ?」」

 

ガビルが俺らに渡してきたのは、一通の手紙だった。

俺が読みやすいように人型になったリムルが、手紙の内容を確認するため開けた。

 

ようリムルにエムルよ!久しいな!

今度遊びに行く時に私の世話を焼きたがる者達も連れて行くのだ!

その者達に"料理"と言う物がどういうものか教えて欲しい

これは本当に切実な願いなので、親友(マブダチ)である二人に頼みたい

本当に、本当にお願いするのだ!!

 

「……ガビル、ミリムのこれって、料理人の腕が悪いから、こっちで改善してくれって意味か?」

 

滅茶苦茶必至だな。

俺はそう思い、ガビルに訊ねた。

 

「いや……あの国に料理人は居なかったような…?」

 

「「え?」」

 

俺とリムルは耳を疑った。

 

「我輩らは、戦場の後始末をミッドレイ殿たちとやっていたのですが、彼らが炊き出しを行っている所を見たことないのです…龍人族(ドラゴニュート)の味覚は、人間とほぼ同じのため、中には死んだ魚の目をして、食材をそのままかじって食べている者も居りました」

 

「「…料理人とかの問題以前に、"料理"という概念がないの!?」」

 

ガビルから聞いた衝撃的な事実に、俺らは声を上げて驚いた。

 

「聞けば、ミリム様に捧げる時もそのままだとか…」

 

カビルからの追加の情報を聞き、俺(恐らくリムルも)は、ミリムが食事の度に喜んでいた理由が分かった。

善意でやってくれているから、文句を言うこともできなかったのか。

 

「まぁ、そういうことならば…」

 

「また食べたいと思いたくなるほどの料理で、持て成してやるか!」

 

俺とリムルは顔を見合わせ、ミリムの民たちを最高の料理で持て成すことを決意した。

その後はガビル達と会話をしばらく続け、俺とリムルはガビルが仲間たちに慕われていることを再確認した。

 

「それでは、我輩たちは洞窟に戻ります」

 

「「お疲れさん」」

 

俺らはカビル達に労い言葉をかけ、ガビル達を見送った。




電車に引かれ、死んだと思ったらこっちの世界に不死の人間として転生して、そこで前世の親友であるリムルと再会したり、大好きなスーパー戦隊に変身したり、リムルと共に魔物の国を作ったり、大切なものを取り戻すために強くなったりした。
俺はエムル=テンペスト、一人の魔人だ。

リムルと同じ能力を持ち、突如として俺らに襲い掛かって来た謎の少女。
そして、俺とリムルと瓜二つの少女達。
  「俺達はお前らで、お前らは俺達…だ!」

一体全体、こいつらは何者なんだ。
俺達はとんでもない相手と戦うこととなる。
長編版 転生したらスーパー戦隊になっていた件 もう一人の魔王と英雄編

紅蓮の絆編の予告を参考にして作りました…詳しいことは明日、発表です!

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