転生したらスーパー戦隊になっていた件   作:盈月さん

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長い間休んでしまい、申し訳ございません!色々あり、中々投稿ができませんでした…申し訳ございません


66話 魔人と聖人

「それじゃあ始めるか」

ドン、ブラスター!

 

少し離れた場所で、俺は聖騎士(ホーリーナイト)の方を向きながら、ドンブラスターとアバタロウギアを作り出し、ギアをドンブラスターにセットした。

 

イヨォー!ドン、ドン、ドン、ドンブラコー!アバタロウ!

 

桃のエンブレムがあるスクラッチギアを回転させ、上に現れた扉に向かってトリガーを引いた。

 

ドン、モモタローウ!ヨッ!ニホンイチ!

「桃から生まれた、あっ!ドン、モモタロウ!!」

 

俺はドンモモタロウへと変身し、ドンモモタロウの名乗りを行った。

 

「さぁ、楽しもうぜ!勝負勝負!」

 

作ったザングラゾードを構えて聖騎士(ホーリーナイト)の元へと向かって走り出した。

 

「来るぞ!」

 

大柄な男は戦棍をしっかりと持ち、俺目掛けて振り落としてきて、俺はザングラソードで受け止めた。

 

「俺のことも忘れてもらったら困りますよ!」

 

俺たちの上からもう一人の男が双剣を持った男が襲い掛かってきた。

 

「忘れているわけがないだろう…!」

 

大男を蹴り飛ばしては、ザングラソードを振って双剣の男を弾き返した。

 

「ぐっ…強い…」

「これが魔王リムルの親友、魔人エムルの力…!」

 

男達は構えなおしながら、俺の方を見ていた。

 

「どうした?そんなものか?」

「まだまだ!」

「おい!」

 

俺の軽い挑発に乗った双剣の男が俺目掛けて走ってきた。

 

「風魔法!」

 

双剣の男は風魔法を地面に向けて放って、風圧で俺との間を詰めて切りかかってきた。

 

「無暗に突っ込むのはよくないぞ?」

 

俺は男の双剣をザングラソードで受け止め、至近距離から急所を外してドンブラスターのトリガーを引いた。

 

「なっ!!」

 

ドンブラスターから出たエネルギー弾をまともに食らった双剣の男は吹き飛んだ。

見事に吹き飛んだな…

そんなことを思っていると、後ろから大男が戦棍を振りかざしてきた。

 

「重いな…だが」

 

戦棍をザングラソードで受け止め、ザングラソードの刃で俺は自身の指を数本切り落とした。

 

魂分裂体(ソウルクレイヴィジ)!」

 

切り落とした指から俺の分裂体が出てきては、そのまま大男の四肢にしがみついた。

 

「分身体!?いや、不死者(シヲコバムモノ)の力か」

 

四肢にしがみついている俺の分身体を振り払うために、身体を動かそうとしている大男だったが、重みのためか難しいようだ。

 

「バッカス!」

 

双剣の男はボロボロの状態で立ち上がり、バッカスと言う名の大男を助けようとした。

 

「固まってくれたな…」

「っ!離れろ!フリッツ!」

エイ、エイ、エイ、エイ…カモ~ン!

 

フリッツと言う名の男が双剣で、分身体をバッカスから引き剥がそうとする中、俺はザングラソードのギアを数回回した。

何かすると察知したバッカスは、フリッツを逃がそうとするがすでに遅かった。

 

「ザングラソード!」

ア~バタロザン、アバタロザン、ア~バタロザン、アバタロザン!

「ぐっ!」

「うおっ!」

 

左腕の分身体をようやく剥がすことができたバッカスは戦棍を左手で持ち、フリッツは双剣でザングラソードを受け止めた。

 

「さ、先程より重い…」

「だが、受け止められましたよ!」

「それはどうかな?」

 

受け止められ、安堵している二人に首を少しかしげながらそう言い、ザングラソードのトリガーを引いた。

 

ヒッサツオウギ!

「「なっ!!」」

「怪桃乱麻!!」

アバタロザン!

「はぁ!!」

 

エネルギーを刃に纏ったザングラソードを勢いよく振り、間合いに入っている二人を断ち切った。

 

「ぐあぁーー!!」

「うわぁーーー!!」

 

それぞれが叫び声を上げて爆発に巻き込まれ、煙が晴れた頃には二人とも満身創痍だった。

 

「勝負あり…だな」

 

満身創痍でぐったりとしている聖騎士の二人を置いて他を見ると、それぞれ勝負がついており、どこもテンペスト(こっち)の勝利のようだ。

後はリムルとヒナタの勝負を見守るだけ、リムルは刀を構えており、一方のヒナタは六つの羽を生やしていた。

何だあれ?

 

《解。聖霊力を具現化した対魔に特化した聖属性の武具です。》

 

なるほど

智彗之王(ラファエル)さんの解説を聞きながら、二人の勝負の行方を見守ることにした。

二人はこのままだと埒が明かないと判断したようで、ヒナタが放つ必殺技をリムルが受け止めれるか、止めれないかで勝負をつけるようだ。

 

「神の祈りを捧げたてまつる…我の望み、聖霊の御力を欲する…我が願い聞き届け給え……万物よ尽きよ」

 

魔法の詠唱を始めたヒナタは、左掌の上に作り出した魔法の塊を剣に付与した。

 

「覚悟はいいかしら?」

「ああ、来い!」

 

リムルの言葉を聞いたヒナタは、一瞬でリムルとの間を詰めて剣先でリムルを刺そうとした。

 

崩魔霊子斬(メルトスラッシュ)!!」

 

ヒナタが放った必殺技、それをリムルは微動だにせず受けた。

爆音と共に砂煙が立ち込め、煙が晴れるとそこには無傷で立っているリムルが居た。

恐らく、暴食之王(ベルゼビュート)で捕食したのだろう。

 

「ふふふっ…あははははっ!…すごいね君、あの状況でワザと受けたのね?」

 

技を受け止められたヒナタは笑い出しリムルを褒めたのだが、一方のリムルは何のことかわかっていない表情だった。

智彗之王(ラファエル)さん?

 

《解。なんでしょう?》

 

リムルにワザと当たるように言ったね?

 

《……。》

 

おい!

図星なのか、智彗之王(ラファエル)さんは何も言わず黙り込んでしまった。

まぁ、何がともあれ、ようやく話し合いができる空気に…

ひと段落だと思い込んだ時、リムルの背後に刺さっていた剣の柄の部分から魔力を感じ、竜のような頭の口が開いたと思えば、そこから光線がリムル目掛けて放たれた。

 

「リムル!!」

 

万能感知があるはずなのに、気づいていないリムルに注意しながら俺は前に出て身代わりとなったが、光線の貫通性が高いのか、光線は俺の身体を貫通した。

不味い!

そう思ってリムルの方を向くと、光線はリムルを押し飛ばしたヒナタの胸を貫いた。

 

「エムル大丈夫か!?」

「…俺より、ヒナタだ!」

 

光線が貫いた所を抑え再生しながら、重症のヒナタの方を向いた。

 

「ヒナタ様!!」

「…完全回復薬(フルポーション)が効かない…」

 

完全回復薬(フルポーション)をかけてヒナタの傷を癒そうとしたが、効いている様子はなかった。

聖騎士達がヒナタの元に集まる中、ベニマルと戦っていた聖騎士が

 

「ヒナタ様は、魔法への高い抵抗力があり、それ故に魔素を介する魔法や薬は通用しません!」

 

聖騎士は完全回復薬(フルポーション)がヒナタに効かない理由は体質故だと教えてくれた。

 

「それなら、神聖魔法なら効くだろ!ぼさっとするな!!」

「リティス!治癒魔法を!!」

「は、は…え?」

 

リティスと呼ばれる女性の聖騎士が神聖魔法でヒナタを治癒するために、歩き出した時だ。

 

「な、なんだこれ!?」

「はずれぬ…!」

 

聖騎士達に光の輪のようなものが拘束し、身動きが取れないようになった。

 

「…リムル様、エムル様…」

「ああ…」

「何か来る」

 

空間が歪み、そこからローブで全身を隠している者が三人現れた。

 

「魔王リムルよ…お初にお目にかかります……我らは七曜の老師と申す者…この度は違反を行った……ヒナタ・サカグチを始末しに参りました」




間違えて長編の方に投稿していたため、投稿しなおしました…

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