黒炎を剣に纏わせ、リムルが走り出し、
左手で
「ちっ!」
「
リムルは
ふと、あることに気づいた。いくら時間が経っても
「
「斬り口に黒炎を燻らせヤツの再生を阻んでおるのでしょう。血止めになってしまうため致命傷には至りませんが…」
どうやらベニマルも気づいていたらしく、壮年の侍が説明してくれる。
もうなんでもアリだな、アイツは…
「
再び
「触れるな!腐食効果があるぞ!」
どうやらゲルミュッドの時と違って、腐食効果があるみたいだ。
ソウエイと俺で魔力弾に当たりそうになった者達を助け出す。
ソウエイは糸で、俺はスーパーダッシュで移動しながらイチガンバスターのエネルギー弾で相殺して行く。
「ようやく捕まえたゾ」
「リムル様!」
「う、腕が再生してるっす!」
「彼奴め、炎ごと自らの腕を喰ろうたか」
「…悪食が」
全員が戸惑っている中、壮年の侍が冷静に説明してくれた。
ベニマルの言葉には共感できる…仲間を喰ったまではなく、自分の身体も喰らうなんて、とんだ悪食だな…
「残念だったナ…お前はここでオレに喰われるのダ…
「お前は腐り溶けて死ヌ」
「…否。」
「
リムルは耐性があるのか、苦痛ではなさそうだった。
「な…にッ!?」
炎により、
この調子だと倒せそうだが、一筋縄ではいかないのが魔王だ。
「ふーっはっはっはっはっはぁ!!」
やはり、魔王だ…あっさりと耐性とかを獲得した。
「ふん、オレに炎は効かぬようだぞ…」
「そうかよ、炎で焼け死んだ方が幸せだったかもしれねぞ?」
「俺はお前を敵として認めた…今こそ、本気でお前の相手をしてやるよ!」
リムルは冷静さを保ったまま宣言した、その瞬間リムルが溶かされた…いや、自ら溶けた。
リムルの溶けてできた液体は
「き、貴様ァ…!!」
「言ってなかったけ?俺スライムなんだよ……喰うのはお前の専売特許じゃねぇんだよ」
あっ、そういえばスライムだったなアイツ…
「お前が俺を喰うのが先か…」
リムルは液体となった身体を
「俺がお前を喰うのが先か……相手を喰い尽くした方の勝ちだ!」
「ぬおぉー--!!」
皆が見守る中、液体の中からリムルが人型になって出てきた。
「俺の勝ちだ…安らかに眠れ、ゲルド…」
リムルが出てきた…つまり、俺達の勝利だ。
ワアァァァァァァァ!!
オォオォォォ!!
味方は全員、武器を空に投げて勝利に喜び、敵側は武器を地面に落として敗北に嘆いた。
戦争は終わったが、まだまだ続きがある。
ゲルミュッドが言っていた後ろ盾の魔王について、そして何よりオーク達をどうするかだ…まあ、リムルに任せたらいいだろ。
そんなことを思っていたら、風が吹き、誰かが現れる。
「流石はリムル様、見事に約束を果たして下さいましたね」
現れたのは、リムルと知り合いらしい美人だった。
「いいタイミングだな、トレイニーさん」
なるほど、あの美人の名前はトレイニーというのか…
羨ましいなぁと俺が思っていた時、
「おい、あれ
「えっ!?」
えっ!?
「森の管理者の権限において、事態の収束へ向けた話し合いを行います。日時は明日、早朝…場所はここより少し南西、森よりの広場…参加を希望する種族は、一族の意見をまとめ、代表を選んでおくように、以上です」
おお、流石は
俺がほれぼれしていたら、トレイニーさんが後から付け足すように
「それから、異論はないと思いますが…議長はリムル=テンペストとします!」
と宣言し、リムルがえ!?という表情を浮かべる。
リムルお疲れさん、でも…こうなるとリムルに色々と聞くのは結構後になりそうだな~…
だが、この時の俺は知らなかった。この後、ジュラ大同盟成立として歴史に刻まれる重要な会談が行われた際、まさかの事態が起きることに…
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