日本国召喚 未来の戦い   作:ウサギのパンツ

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決戦!第二次ビックス内海海戦!

決戦!第二次ビックス内海海戦!

 

 

8月25日午前6時33分 サンドール王国海軍連合主力艦隊

 

巡洋艦8隻 駆逐艦12隻 フリゲート19隻 

 

被弾艦隊 巡洋艦3隻中破 駆逐艦6隻中破 フリゲート1隻小破

 

計49隻を率いている旗艦「スタリン」艦橋は頭を抱えていた。

 

「邪魔にも程があるぞ!コハンデスヨは馬鹿なのか?」

 

「しかし海軍長官の弟です。邪魔だから尻尾巻いて帰れなんて言った瞬間首が飛びますよ。物理的じゃない方で」

 

「はぁー。脳みそが足りてないのか、ただの栄光に縋るだけの男なのか……」

 

彼らはこんなにも頭を悩ませているのには理由があった。

スキンヘド・コハンデスヨ海軍少将という頭が残念な人物がいるのだが、前回の海戦でクロスカール海軍を壊滅させたはいいものの、自らの艦隊もコハンデスヨのせいで対応が遅れ、艦隊のほとんどが撃沈又は大破などと燦々たる偉業を見せ付けたのである。

コハンデスヨは自分の艦隊が敵海軍を壊滅させたりとイキリまくっているが、現実は空軍の協力による航空攻撃が功を奏したというのが現実である。

そして、その空軍の手柄をコハンデスヨは自分たちがやった、空軍はお荷物などと周囲に言いふらしており、それに怒った空軍が次からは海軍が全滅しようが協力しないなどという方針を取ってしまったため現場は大混乱だった。

さらに、残存艦隊を率いて共闘するなどと言い張っており、残存艦隊とは名ばかりのほぼ無事だったフリゲート一隻を除き中破している6隻の艦艇は黒煙をあげ、火を吹き、両舷のどちらかに10°以上傾きなどというのが現状であった。そして遅い!遅すぎるのである。傾いている艦は速力15ノットにも満たない鈍足でノロノロと艦隊の左翼を担っていた。

そして健全なその他の艦艇はそれに合わせなければいけないという有様である。

既に敵の残っている全ての艦艇が出撃したという諜報員からの報告がさらに焦らせる原因となっていた。

 

『レーダー員より艦橋へ!敵艦隊探知!距離80km 総数19隻』

 

「19隻?報告ではもう少しいたはずだが……?」

 

「ほとんどがフリゲートや海防艦とのことです。現在波が荒くなっていますので、小型艦艇には乗り越えれないかと」

 

「なるほど。では、ミサイル発射用意!」

 

「ヨーイヨーシ」

 

「発射!」

 

シュパーンと音と共に次々と打ち出されていくミサイル。

実は敵艦隊が陽動部隊などとは知る由もなかったーーーーーー

 

 

 

クロスカール海軍陽動艦隊旗艦フリゲート「ロキシー」

 

艦齢6年とフリゲート「ロキシー」は比較的新しい。

そしてこの艦のみ建造当時より限定的な小規模艦隊運用能力を保有していたため陽動艦隊の中核を担う存在として旗艦に任ぜられた。

『敵ミサイル発射!距離80km 全48基』

 

「こちらもミサイル発射だ。攻撃開始!」

 

「了、攻撃開始!」

命令が下ると同時に第1地方隊の全艦が対艦ミサイルを放つ。

 

「発射完了しました」

 

「よし、艦反転 面舵一杯!」

作戦通り敵を引きつけつつ五月雨式にミサイルを放つ。

クロスカール海軍を撃滅させたいサンドール海軍はまんまと罠にハマりジリジリと引き寄せられていくのだった。

 

20分後ーーーー

 

「海防艦艦隊「フラメンコ」轟沈!あぁ!仮装巡洋艦「レキソウ」被弾、速力低下!」

 

「あと少しだ!全艦踏ん張れ!」

 

「戦艦「ダイソウ」ミサイル3基被弾!火災発生」

 

「あと何分だ!?」

 

「あと12分で敵が罠に嵌ります!」

 

「よし、全艦ミサイル発射!」

命令が下されると同時に次々と温存されたミサイルが飛び出していく。

ミサイル群は狙い通りに巡洋艦全隻に命中し大破させるーーーー

 

12分後ーー サンドール艦隊

旗艦スタリン

 

『機関室より艦橋へ!主砲2基が健在ですが残りは全て大破。また、第一機関室がミサイルの直撃により猛烈な火災が発生中です』

 

「速力は落ちるか?」

 

『最大戦速の31ノットから17ノットまで落ちます』

 

「わかった、出来るだけこれ以上落ちないようにしてくれ」

 

『はっ………』

通信が終わって数瞬後、艦が爆発音と共に大きく揺れる。

途端、急速に艦尾から船体が傾いてゆくーーー

そう、彼らは機雷という罠に嵌ったのだった。

 

「何があった!?」

 

「機雷です!」

 

「なに!?」

 

「あぁ!駆逐艦「サンジン」「コウガン」轟沈!………あっ!フリゲート「リシオ」に魚雷接近!潜水艦です!!」

 

「畜生!なんてことだ……威容を誇った我らがこうなるなんて………」

 

『レーダー員より艦橋へ新手の艦隊を探知。11隻です!速力35ノット』

 

「……我々は罠に嵌ったのか……」

 

「艦長指示を!」「撤退すべきでは」「そうです逃げるべきです!」

 

「うるさい!全艦取り舵30°機関全速、敵艦隊へ突撃セヨ!」

 

「しかし……」

 

「命令に逆らうのは銃殺刑だぞ!」

 

「くっ……承知しました」

ミサイルを撃ち尽くした艦隊にできるのは貧相な口径の主砲による近接砲撃戦だけだった。しかしミサイルを温存していた第1突撃艦隊(第1巡洋艦戦隊、第14護衛艦隊)は距離50kmの距離から全てのミサイルを放つ。

なんとか生き延びた艦は記念艦改め、戦艦「ダイソウ」の怒りの42cm砲弾をモロに喰らい骨すら残らなかった。

こうして第2次ビックス内海海戦は、サンドール海軍を完膚なきまで叩きのめし見事クロスカール海軍の大勝利に終わり、ビックス内海における海上優勢を一時的に獲得する……そう一時的にだけ………。




詳しくは押絵を見てください。




【挿絵表示】

大晦日までに完結できると思います?

  • 君ならできるさ!どんなことでも!
  • 気合いで!
  • 明らかに無理だろ!
  • 君がサボらなければね?
  • そんな泣き言言うならさっさと投稿しろ!
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