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閑話休題:とある国での極秘救出作戦:中編
日本国大使館前
「連隊長、包囲完了しました」
「分かった。ニホン人共に動きは?」
「降伏する様子は見られません。逆に反撃する準備を整えているようにも見えます」
「(ウラキ様の野望を邪魔しようとは不遜だな。ニホン人よ)」
ーーー
注:「(〜)」は心の声とします。
ーーー
近衛師団隷下第1近衛連隊全員がウラキの忠実なる兵士だった。
その他の部隊は息がかかっている部隊はあるが、全数ではないので最も信頼できる第1近衛連隊1200名を投入したのだ。
近衛師団
第1近衛連隊 (ウラキが完全掌握)
第2近衛連隊 (9割を掌握)
第3近衛連隊 (掌握していない)
第4近衛連隊 (半数を掌握)
近衛航空隊 (一部を掌握)
ーーーーー
日本国自衛隊海兵隊 大使館警備隊
近衛師団を警戒しながら第1小隊の面々が
「小隊長、本国からの救援は来るのでしょうか……?」
「……。海自さんの第2強襲艦隊所属のドック型揚陸艦が全速で向かっているらしい。パーマ運河にさえまだ達していないから救援は1週間ぐらいだろう。」
「……。弾、持ちますかね?」
「なるようにしかならんさ。いざとなれば敵から奪えばいい」
「強襲揚陸艦を派遣してくれればいいのですのにね……。」
「真珠湾にずっと引きこもっているらしいですよ」
「ふん。そのうち痛い目を見るさ……。」
その予言?は的中し、真珠湾攻撃を受け強襲揚陸艦1隻やその他艦艇を多数失うのだがそれをまだ彼らは知らない。
『指揮所より全部隊へ、ドローンによる偵察にて敵の指揮官が会合を開いている模様。直に攻撃されることが予想される。注意されたし』
「いよいよか……」
「…………。」
ーーー
第1近衛連隊 指揮所
全中隊長を集め、連隊長「アシュビ・リッツ」大佐は作戦の再確認をする。
「では最終確認だ。オスラ大尉頼んだ」
参謀のオスラが口を開く。
「では最終確認を行います。まず、第1中隊、第3中隊が正門、裏門より集中攻撃。
第5中隊は近衛航空隊の汎用ヘリコプター12機による強襲を行います。
そして、強襲が始まると同時に正門、裏門を封鎖しつつ、連隊を構成する全10個中隊による内部浸透。ニホン国大使を拘束することが任務です。
本人が抵抗するのならば大使を殺害しても構いません。
拘束した者たちを広場まで連れ出し、公開処刑することが我々の任務です」
「以上が作戦だ。質問はあるか?」
各中隊長は顔を見合わせる。
そこにおずおずと挙手するものがいた。
「ゼルタ中隊長、なんだ?」
「えー、質問です。ニホン……。ニホン本土からは大使館を救援するために救出部隊を送り込んでくるでしょう。そこのところは大丈夫なのですか?」
「……。敵の救出部隊は海を渡ってくるだろう。空はニホン本土やサマワ州から遠すぎる。輸送機では来れまい。上陸される前には既にことは片付いているだろう。」
「なるほど……。」
「質問は?もうないな。これにて最終確認は終了する。1時間後、午前8時00分より作戦開始だ」
「「了解!!!」」
ーーー
一見、アルカは内陸国のように見えるが実は細長ーくジンギスとノドコールの間に領土がある。そのため一応海にも面しているのだ。
そして彼らは知らなかった。現代の戦略輸送機は万キロの距離を飛べるということに……。
ーーー
アルカ王国軍
近衛軍
近衛師団
王家や王城を警備。
陸軍
首都防衛師団
領地軍(各貴族が治める領土を防衛する部隊。厳密には貴族が持つ私兵ということになる)
機動打撃師団
回転翼機運用隊
陸軍はゲリラ戦要素が強い。
海軍
第1艦隊
フリゲート1隻、海防艦2隻、ミサイル艇1隻、大型魚雷艇1隻で構成。
第2艦隊
フリゲート1隻、海防艦1隻、大型魚雷艇2隻、領海警備船1隻
などと元来がランドパワー国であるため海軍は冷遇されている。
空軍
第1戦闘飛行隊
ジュラミン戦闘機18機を運用。(首都防空が主任務)
機動飛行隊
ネンサン戦闘機11機運用
戦闘機の稼働率は日本からすれば劣悪の一言で常時稼働機は全29機中9機程度。
時期によっては13機。とはいえ春と秋は19機まで稼働率を上昇させる。
レーダーサイト施設
レーダー監視が主任務。
ジュラミン戦闘機 ネンサン戦闘機
Mig-15擬き P-80擬き
レサタ王が日本の援助を引き出し、近代化されるはずが現国王のウラキ王によってストップしている。
ーーー習志野駐屯地
C-3タイタンに特殊作戦群や各種武器弾薬が積み込まれ、フェン王国以来の大規模な救出作戦が行われようとしていた。
ーーー
王城 王の間
「ーーーーまだ見つからんのか!?」
「誠に申し訳ございません!」
近衛師団長が頭を下げる。
「しかし厄介ですな。王太子と王太子妃は実は殺されていなかったということは。」
ミラグは苦々しい表情で喋る。
王太子と王太子妃はベッドに等身大の人形を置き、あたかも眠っているように見せかけたのである。
王女のアイリスについては、廊下で刺されていたということになっている。
(実際は自衛隊と病院職員と共に逃走中)
「現在、王都に諜報局の抹殺部隊を展開させており、発見次第、殺害し連れてくるように命令しております。
大使館に逃げ込む可能性もあるため、分隊規模の近衛兵に見張らせておりますがまだ見つかっておりません」
軍務大臣が状況を報告する。
「ニホン国大使館に逃げ込んだという可能性は?」
「あり得ませんな。事が起こってから常に見張らせておりましたから。仮に逃げ込んでいたとしても第1近衛連隊が間も無く制圧するでしょう。」
「そうか………。」
一方その頃ーーーー
「ウィリアム殿下!こちらです!早く!」
「わかっている!レベッカ!もっと早く走れ!」
「ハッハッハッーーー!はい!」
貧民街を全速力で駆け抜ける2人にJIA工作員が3名が周囲を警戒しながらスピードを合わせて走る。
そもそもこのような事態になったのは、ベッドに人形を入れあたかも人が寝ているかのように施し、偶々2人で寝室から離れた庭園に向かい夜空を夫婦で眺めていたのである。
そしてそのまま寝落ちしてしまい、起床して王城が慌ただしいのに気が付いたのである。
そこに王城に状況を精査するため侵入した工作員3名と鉢合わせし、状況を知らされた夫婦は、工作員に護衛されながら王都を脱出しようとしていた。
「おぉーいこっちだー!」「早く早く!」
夫婦は休日は貧民街によく出かけ、慈善活動を自ら行なっていたのである。
そのため、2人は貧民街から敬われている。
貧民街の「善良」な者たちに匿われ、よってしばしの間休息するのだった。
工作員全3名の武装
MP-5人数分 計270発 弾倉9個
H &KUSP拳銃人数分 計90発 弾倉6個
殺害した近衛兵から調達したジグザード小銃1丁 40発 弾倉2個
夫婦の武装
殺害した近衛兵から調達したバカサー自動拳銃2丁 40発 弾倉4個
携帯ナイフ 1個
ーーー日本国大使館 大使館警備隊 第1小隊
「来ました!敵ヘリです!」
「了解!携SAM発射!」 バシュンッ!!
発射される91式携帯型地対空誘導弾。チャフやフレアを持たない敵ヘリにできることは回避機動のみだった。しかし、携SAM、別名「ハンドアロー」は回避されることなく、命中しヘリを爆散させる。
「撃墜っ!」 「ヨシッ!」
湧き上がる喜び。だがしかし、戦いは始まったばかりだった。
「正面!敵歩兵部隊接近!」
「射撃ヨーイ。、撃てっ!!」ダダダダダダダン……。ダダダダダンーー。
ーーー第1近衛連隊 指揮所
「何をやっとるか!第5中隊が全滅だとっ!?」
「……。はい………。その通りであります……。」
驚愕のあまり伝令兵は声を絞り出すように報告する。
「なぜだ!?一体どうしたら落とされるのだっ!?」
「敵から携帯型のミサイルに撃ち落とされた模様です…………。」
「……。増援の第23装甲兵員輸送車中隊を突撃させろ!偵察機からの情報を見るとどうやらロケット砲などは持ってないらしいからな……。」
「はっ!!」
だが彼らは知らなかった。正門前にある雨水用の側溝に夥しい数の地雷が置かれていることにーーーー
ーーー第23装甲兵員輸送車中隊
「ふんっ。近衛もバカだな。簡易的な対空防御能力などどこの歩兵部隊も持っているというのに。」
「その通りでありますね。しかし我々に突入しろとは……。ロケット砲など敵も持っているでしょうに……。」
「偵察機からの報告では持っていないだとさ。」「偵察機と言っても敵のミサイルが届かない距離での双眼鏡を使った偵察ですよね?当てにならないと思いますが……。」
「アーピジロケット砲程度の威力ならば耐えられるからな。この最新鋭装甲車「ギピス」ならば……。」
「えぇ。」
「よし。中隊前進!敵を殲滅せよ!」 ブロロローーーー
エンジンの始動音と共に前進する装甲車群。近衛兵たちは頼もしく思いながらもーーー
ーーー第1小隊
「敵全車列、地雷原に入りました!」
「爆破っ!!」 ドッドドドドンッ!!!!!!
爆圧の威力で宙を舞う!
1分後、第23装甲兵員輸送車中隊は誰1人として生存していなかった………。
次話水曜日の予定です。
次次話にいよいよ第2文明圏が再び戦乱の渦に巻き込まれます。
大晦日までに完結できると思います?
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君ならできるさ!どんなことでも!
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気合いで!
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明らかに無理だろ!
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君がサボらなければね?
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そんな泣き言言うならさっさと投稿しろ!