日本国召喚 未来の戦い   作:ウサギのパンツ

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お待たせしました!
遅れてすいません……。

さぁ、いよいよ激突です!

感想と高評価よろしくお願いしますっ!


平和の崩壊 その1

ムー国 国防総省 会議室 国防会議

 

安全保障について考えるこの会議は月1回開催される。

今日もアトランティスとレムリアへの対策について議論されていた。

 

「ーーーしかしここ最近の自衛隊の展開の動きは何でしょうね?」

 

「あぁ、陸は海兵隊1個旅団、第2クーガー戦闘旅団、海は第3艦隊、空は第1遠征航空団だ。近いうち何か起こるかもな……。」

 

「同時進行ですかね?」

 

「恐らくそうだろうな……。」

 

ーーークーガー戦闘旅団

22式装輪装甲車のみで構成された緊急展開部隊。

第12旅団の簡易版のようなもの。

人員は一個旅団辺り2500名程。

第1、第2クーガー戦闘旅団が存在。

 

遠征航空団

海外への展開を目的とした戦闘機部隊

F-2Eで構成される。

2個遠征航空団が存在。

ーーー

ムー海軍総司令部

 

首都オタハイトに存在するこの総司令部は非常に慌しかった。

それもそのはず、日本の防衛省から緊急通達が来たためである。

 

「アトランティスの空中巡洋戦艦によるムー大陸への強襲作戦実行の動きあり。注意されたし」

という爆弾報告が来たからである。

これを受け、ムー国政府は陸海空軍に国防出動を発令。

特に海軍基地は、他軍基地より慌しかった。

次々と巨大な艦艇が出撃してゆく。

 

「トラス大将、日本海軍所属第7艦隊はまもなく戦闘に入るとのことです」

 

「自国防衛を先に越されるのは癪だが……。仕方があるまい。近くに潜水艦は居るか?」

 

「第2潜水艦戦隊所属「ジャイアン」です。」

 

「ジャイアンに見物させろ。日本海軍の戦いぶりを報告してくれればいい。」

 

「アイ・サー!」

近海で船団護衛の任務に当たっていた日本国海上自衛隊所属第7艦隊は世界で初めて空中巡洋戦艦と刃を交えることとなる。

 

ーーー第7艦隊所属第7戦隊

第7艦隊の半分を担う第7戦隊は船団を同じく第7艦隊の半分を担う第14戦隊に任せ、銭湯に突入しようととしていた。

そして戦隊よりも索敵のため前に出ていた駆逐艦「ふゆづき」は戦闘にたった今突入した。

 

「対空戦闘っ!目標敵空中巡洋戦艦、CIC指示の目標。撃ち方始め!」

 

「了解、対空戦闘、SM-10、シースパロー発射始め!」

前後のVLSから次々にミサイルが発射される光景は花火大会を連想させる景色だった。

ミサイルが撃ち出されてゆく幻想的な光景が途切れる。

「全対空ミサイル残弾なし!」

 

発射されたミサイルは空中巡洋戦艦に次々と命中すると思いきや、緑の膜に阻まれる。

そう「バリア」だ。

バリアは何十発も放たれたミサイルを嘲笑うかの如く阻んでゆく。

 

ーーー

SM-10

22式中距離空対空誘導弾を艦載型にしたもの。

アメリカとの関係が断たれてしまったためSM-6やSM-2が在庫分しか使えなくなるという事態が発生したため、ブラック大賞に輝くほどの突貫作業で実戦運用まで漕ぎ着けた。

イージス艦で運用したならば射程は250km程度。

ゆきかぜ型で200km程度。(日本版イージス艦)

あきづき型で100km程度。

ーーー

 

「くそっ!なんで飛んでいられるんだ!?」

 

「艦長!このまま突入しますか?」

 

「17式ぶち当てられるか?」

 

「………。理論上は行けると思いますが……。」

 

「理論上か……。ならば本艦は一時撤退する。艦反転ヨーイ」

 

「了解、反転ヨーイ」

 

「艦長っ!大変です!」

 

「どうした??」

 

「漁船がいます………。」

 

「はっ?」

 

「どうやら逃げ遅れた模様です……。」

 

「……。位置は?」

 

「本艦から30kmです。」

 

「空中巡洋戦艦からは70kmか……」

 

「漁船は全速で逃げておりますが……。速度が遅すぎます。」

 

「砲雷長、理論上は行けるんだな?」

 

「はい。理論上はですが……。まさか!?」

艦長が言わんとしていることを砲雷長は察する。

 

「正気ですか?」

 

「いざとなったら砲撃戦だ。幸い、「しなの」の直掩も付く。」

 

「しかし……。」

 

「仕方があるまい。民間人を守るためだ。皆、覚悟してくれ……。」

艦内に悲壮な空気が漂う。

 

「やりましょう……!」

「俺たちは正義の味方、自衛隊です!」 「了解……!」

次々と湧き起こる覚悟の声。

艦長は決断するのだった。

 

「機関最大戦速っ!対空戦闘用意……!!」

 

「了っ!最大戦ソーク、対空戦闘ヨーイっ!」

機関は唸り声を上げ、みるみる加速してゆく。

まさにその光景は海上を爆進する“浮かべる城”だった。

 

 

ーーー数十分後

 

「17式SSM残弾なし!」

 

「命中まであと何秒だ?」

 

「30秒です。」

 

 

 

「3、2、1、弾着!」

 

「撃破していてくれ………。」

乗組員の儚い願いは打ち砕かれる。

 

「目標健在っ!?」

 

「くそ!バリアのバカヤロー!」

 

「敵艦!紫色に光り輝いています!?」

 

「一体なんだ……?」

刹那、空中巡洋戦艦から大量の砲弾とミサイルが撃ち出される。

 

「攻撃してきました!」

 

「面舵一杯っ!絶対に撃ち落とせ!」

 

「了、面舵いっぱーい!」

 

「主砲、射撃よーし。撃ち方始めっ!」ダン、ダン、ダン、ダンッ!

 

「敵ミサイル5基!CIWSの射程内に入りましたっ!」

 

「頼む……撃ち落としてくれ………。」

 

ヴォォォォォォォォォ!!!

ファランクスCIWSの唸り声。だがしかし、ミサイルは多すぎたーーーーー。

 

「近すぎるっ………!」

 

「総員衝撃に備えー!」

ドォーン!

 

「うぅ……。損害報告……!」

 

「ーーー艦橋との通信が途絶しています!」 「FCSシステム大破っ!」「大規模火災発生!」

 

「全ての消化班と応急工作班を向かわせて消化させろ。弾庫に引火したら目も当てられん……!それと、艦橋の状況を誰か見に行ってくれ。通信システムがやられたかもしれんからな。」

 

「了解!」

 

ーーー

艦橋の状況を報告せよと任ぜられた2名の水兵は階段を駆け上がり、艦橋と繋がる扉を開けようと前を向いた。

「なっ……!」「嘘だろおいっ!」

そこには黒焦げになった艦橋が存在していた。

 

「れ、連絡員よりCIC……!艦橋は大破!中にいた者は全員死亡している模様。あぁ、なんてことだ……。」

 

『CICより艦橋へ、どういうことだ?一旦、航海長と変わってくれ』

 

「ですからっ!全員死んでいます!艦橋は真っ黒焦げになっているんです!」

 

『……。りょ、了解した。火災は起こっているか?』

 

「小規模ですが起こっています」

 

「応援を送らせる。それまで生存者がいないか確認してくれ。」

 

「了解」

ーーー空中巡洋戦艦「ウルミス」

 

「フハハハハッ!日本海軍だったか?弱すぎるにも程があるっ!」

 

「誠にその通りでございます、提督。奴らはバリアの概念を知らんのでしょう。」

 

「アトランティスに歯向かうなど100年早いわっ!」

 

「「アトランティス万歳っ!!!」」

 

「さて、とどめを指すか。攻撃用意。」

 

「了解、攻撃用意っ!」

 

「レーダー探知、敵機接近っ!」

 

「何機だ?」

 

「20機です!」

 

「ふむ、面倒だな。近くに敵空母入るか?」

 

「探知しました!艦隊を組んでいる模様です。」

 

「全艦載機を敵艦隊に向けて攻撃させろ。それと、手負いの駆逐艦はほっといて構わん。」

 

「了解、全艦載機150機を向かわせます。」

 

「艦長、対空防御は任せた。」

 

「了解であります!対空戦闘っ!」

 

「対空戦闘よーし!」

 

「ティラスミサイル装填!」

 

「装填よーし」

 

「レーダー員より艦橋へ!敵ミサイル発射しました。全40発!敵機は反転することなく突っ込んできます!」

 

「ティラスミサイルは敵ミサイルで対応しろ。近接防御システム起動!」

 

「了解、ティラスミサイルは敵ミサイルに対応します。」

 

「近接防御システム起動よし!」

 

「近接防御システムを起動したらバリアが消えるのではないのか?」

 

「はっ!提督、そうであります。しかし、バリアは充電しなければならないのであります。現在バリアの残量は20%です。満充電までには80分かかりますので、緊急時以外はミサイルと近接防御システムで艦を守るしかありません。」

 

「なるほど。意外と使いづらいのだな。」

 

「仕方がありません。バリアは未だ我が国ではこの3つしか保有しておりませんから。」

 

「そうか…。古代人が生きていたら解析できただろうに。」

 

「……。」

 

「とはいえ、その古代文明もその強大な技術力に驕り、滅びたのだがな。」

 

「はっ……。」

 

『航空部隊統制室より艦橋へ、攻撃隊発艦準備完了しました』

 

「発艦せよ!」

 

「はっ!攻撃隊全機発進っ!!」

次々とミラージュ4000によく似た戦闘機が艦下部より飛び出してゆく。

 

ーーー

その戦闘機の名は「ラスパー」艦上戦闘機!

対艦ミサイル最大2発搭載可能、対空ミサイル最大7発搭載可能。

対艦攻撃仕様時

対艦ミサイル2発、対空ミサイル4発、増槽1基。

ーーー

 

ーーー空母しなの

 

「E2Dより報告!敵戦闘機150機の発艦を確認。真っ直ぐこちらに向かってきます!」

 

「なっ!?150機だと?」

 

「確かに150機です…。」

 

「これで第2次攻撃とか受けてみろ?持たんぞ…。」

 

「第1次攻撃隊を迎撃に当たらせますか?」

 

「いや駄目だ。攻撃隊はそのまま任務続行だ。」

 

「では……。」

 

「あぁ。残る全ての戦闘機は10機か………。」

 

「仕方がありません。F2C/Dの20機は防空のためムー本土に向かわせましたから……。」

 

「しまったことをしてしまったな……。」

 

「既に敵空中巡洋戦艦の第1波ミサイル攻撃を迎撃しているため、各艦の残弾も少ないです。」

 

「少し遠いですがムー海軍の第1艦隊がいます。それになすりつけましょう。」

 

「なぁ……。」

 

「はい?」

 

「ムーのさ、マリン戦闘機って本艦にも載せられるよな?」

 

「はぁ…。共同訓練で何度かしていますので。できるかと……。」

 

「よし、やろう!」

 

「???」

 

「第1艦隊と合流するんだよ。そしたら空母が2つになるじゃないか」

 

「しかし、合流するにしても丸1日は超えますが……。」

 

「本艦の水素タービンにエクスカリバータービンも組み込まれているのは知ってるよな?」

 

「一応知っていますが。組み合わせて最大出力にすると50ノット出るんですよね?」

 

「あぁ。それを使ったら相対速度もあるから23時間ぐらいかな?合流まで」

 

「しかし、それでは「はやかぜ、きぬ」そして被弾した「ふゆづき」を見捨てることになります……!」

 

「はやかぜはイージス艦だ。ふゆづきを守れる。それにふゆづきも機関にダメージはいってない。大丈夫だ。」

 

「しかし……!」

 

「わかっている、それでは安直すぎる。300km向こうに第2フリゲート戦隊とムーの第10護衛艦隊が遊んでいるからそれに任せればいい。」

 

「なるほど……。」

 

「そして敵の1番の狙いは空母であるこの「しなの」だ。飛んできている150機も本艦目掛けて飛び込んでくるだろう。」

 

「確かに……。」

珍しく深い洞察力で語る艦長に驚く副長。

 

「海上自衛隊御自慢の空母が逃げなきゃならないなんて政府が知ったらなんとしてでも反撃しろとか言ってくるだろうが、しょうもないプライドで刃向かって被弾、そんで撃沈されました。だなんてなったらとんでもないことになる。一度喪ったら空母は追加建造分の費用が自分らの年間予算に食い込んで来るんだ。他の艦隊から恐ろしいほどの恨み節がくるだろう。そういう訳だ。」

 

「了解です。」

 

「本艦のみ180°反転!僚艦は第2フリゲート戦隊と合流せよ!」

 

「了解、本艦反転」

 

『はやかぜ了解』『きぬ了解』『ふゆづき了解』

 

『艦橋よりCIC、反転完了。』

 

「機関最大出力、全速前進っ!」

 

『了!最大出力、機関最大戦速っ!』

キュイーン!というジェット機のような唸り声を上げながら50ノットまで速力を上げる「しなの」、最大速度公試以来である機関の全力の力を振り絞るのだった。

 

 




次話は水曜日ぐらいかな。

大晦日までに完結できると思います?

  • 君ならできるさ!どんなことでも!
  • 気合いで!
  • 明らかに無理だろ!
  • 君がサボらなければね?
  • そんな泣き言言うならさっさと投稿しろ!
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