この小説は7割以上が暖かい感想のおかげでなんとかしぶとく生き残っていますw。
第3機甲師団VS第11機甲師団
ベンガル荒野ーーーそれは、レンセル市東部に位置する広大な荒地である。
香川県と同規模の面積であり、ムー陸軍の機甲師団が使う広大な演習場だった。
ムー陸軍第3機甲師団は通常、南西部を拠点としており、この演習場を使うのは年に数回程度だ。
しかし、今回の侵略を受け急遽第3機甲師団を展開。
上陸した、第11機甲師団と大規模な野戦が行われようとしていたーーー。
ーーー第3機甲師団 主力戦車
ティーガー戦車2型 120ミリ滑空砲に換装した最新鋭型。
シャールマン戦車 兵器製造企業が10年前にティーガー戦車を誕生させるためにおさらいとして製造したのだが、性能が非常に優れていたため、そのまま一級戦に装備された。
ティーガー戦車が配備されてからは、通常部隊への移行が進んでいる。
471輌生産された。既に生産ラインは閉鎖され、生産ラインはティーガー戦車の生産に向けれれている。74式戦車G型のような面影。
第40戦車連隊
第41戦車連隊
第42戦車連隊
↑
ティーガー戦車2型を配備
第43戦車連隊
↑
ティーガー戦車1型及びシャールマン戦車を配備
ーーー
ーーー
ーーー第3機甲師団所属第41戦車連隊及び第43戦車連隊
敵大規模戦車部隊接近との報を受け、出撃した第41、第43戦車連隊は土煙を巻き上げながら地上を行進していた。
『ーーー偵察機より両戦車連隊へ、敵戦車部隊を捕捉。多いな……。戦車だけでも400輌はいる……!』
『報告感謝する。我、これより敵に突撃す……。』
速度を上げる両戦車連隊ーーー
陸の王者「戦車」は現代戦では滅多にない本分の戦車戦へと間もなく突入するーーー。
ーーー
ーーーレムリア陸軍第11機甲師団所属第111戦車旅団
「壮観だな……。」
旅団長グルアスは指揮通信機動車から眺める情景は正に無敵戦車軍団の行進と言っても過言ではなかった。
『ーーーーー第18戦車小隊より全隊へ!敵戦車部隊確認!』
『ーーこちら司令部、規模はどのくらいだ?』
『一個戦車大隊規模と少数です。』
「少数か……。どういうことだ?旅団規模の戦車部隊を相手にするのは少なすぎるぞ……。」
「おそらく部隊を少数に分けているのでしょう。」
1人の参謀が口を開く。
「ふむ、どういうことかね?」
「つい先日まで嵐がこの地域一帯を覆いましたね?」
「あぁ、知っているがそれがどうした?」
「敵は我ら主力を見失ったのではないでしょうか?そのため部隊を索敵のため複数に分けざるを得ないという状況に追い込まれているのでは?」
「なるほど……。よし、全隊突撃陣形に移行せよ。」
「了解、指令を下します。」
『ーーーーこちら司令部、全隊突撃陣形へ移行せよ!』
『『了解!』』
戦車の群れはまるで2等辺三角形のような陣形へと移行するーーー。
「前衛部隊の射程内に収まりました。攻撃許可を!」
「旅団長より各隊、前衛隊攻撃開始っ!」
『了解!こちら第7戦車中隊射撃を開始します。撃てっ!』
グォン!グォン!グォン!グォン!グォン!
独特な射撃音と共に115ミリ滑空砲から徹甲弾が放たれる。
『ーーー弾ちゃーーく……今!』
『命中!命中!』
『敵戦車、1輌の履帯に直撃した模様。大破したようです!』
ドォン!ドォン!ドォン!
『敵発砲っ!』
状況を確認するため旅団長が監視窓を覗くと、真横を走っていた戦車が装甲を貫かれ主砲が吹き飛ぶ惨状を目にしてしまう。
「なっ!?最新鋭の重装甲が最も簡単に!」
『敵、撤退する模様です!』
「追え!追うんだ!数ではこちらが勝っている。逃げられて状況を伝えられると厄介だ。」
『了解です。こちら司令部、全隊全速まで上げー。これより追撃戦に移行する!』
最高速度である時速65kmまで増速する鉄の獅子たち。
パパパパパァンッ!
突如湧き起こる破裂音。
「何事だ!?」
「煙幕です!非常に大規模で広域の煙幕が撒かれました!」
「目眩しのつもりか?それとも時間稼ぎ……?」
『ーーー司令部!司令部!こちら第7戦車中隊!司令部応答せよ!』
『ーーこちら司令部、何事だ?』
『敵戦車部隊です!我々を挟むように突撃してきます!』
『了解、さっきの敵部隊だな?』
『っ!違います!!!敵の主力です!一個戦車師団はいます!』
実際は2個戦車連隊規模なのだがパニックになり、実際の数の5倍の数と勘違いしてしまったのだ。
『戦車師団!?』
『敵発砲!増援をnがっ!ツーツーツー』
空虚に響く空電音。第7戦車中隊は一瞬にして全滅した。
「敵目視で確認!」
「どれだ!見せろ!」
部下を押し退け、監視窓から覗く。
ドォン!ドォン!ドォン!
グォン!グォン!グォン!
「ヒィッ!」
ヴォォォォ!!!!!
砲撃音とエンジンから発声される重厚な唸り声に思わず怯む旅団長。
「旅団長!ご命令を!」
「……。無理だ、勝てん……!」
力なく座り込む旅団長に声を上げる若い参謀ーー。
「そんな!策はあるはずです!そうですよね?参謀長!」
参謀長を見るが同じく力なく座り込む参謀長を見てしまい絶望してしまう。
「我らに砲弾が向かって来ます!」
「はっーーーーーー?」
ドドォンッ!
第111戦車旅団は指揮官を失い、散り散りとなって敗走したーーー。
大晦日までに完結できると思います?
-
君ならできるさ!どんなことでも!
-
気合いで!
-
明らかに無理だろ!
-
君がサボらなければね?
-
そんな泣き言言うならさっさと投稿しろ!