夢に向かって飛ぶ少女の話   作:じっくりコトコト煮込んだスープ

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風邪を引いて暇だったので作り始めました
頭痛いし喉痛いしで書いてることグチャグチャかもしれませんが人生初投稿なので許してください。
あらすじでも書いた通り1話は原作と細かい相違点を書いただけなので時間が無い方はすっ飛ばしてください。
こんなクソみたい文でも読んでいただけたら幸いです。
それでは1話どうそ!


序章

---悟side---

 

 なんだこれ?熱すぎる・・・勘弁して欲しい。

 

《確認しました。対熱耐性獲得・・・成功しました》

 

もしかして・・・刺されちゃった?

妹と一緒に読んでた漫画では刺された程度では死んでなかっただろ・・・刺されて死ぬとか、ないわぁ・・・

 

《確認しました。刺突耐性獲得・・・成功しました。続けて、物理攻撃耐性獲得・・・成功しました》

 

「先輩、血、血がでて・・・血が止まらないんですぅ」

 

なんだ、うるさい奴だ。田村か。変な声が聞こえた気がしたが、田村ならしょーがない。

血?そりゃ、出るよ。俺だって人間だ。刺されたら血くらい出るさ!

しかし、痛いのはかなわんな・・・。

 

《確認しました。痛覚無効獲得・・・成功しました》

 

えっと・・・やばい、俺も痛みと焦りで意識が混乱しているようだ。

 

「た、田村・・・ウルサイぞ。た、大した事ないだろ?心配すんな・・・」

 

「先輩、血、血が・・・」

 

真っ青な顔で泣きじゃくりそうな顔して、俺を抱えようとする田村。男前が台無しだな。

沢渡さんの様子を見ようとしたが、視界が霞んでよく見えない。

背中の熱さが感じられなくなり、かわりに猛烈な寒気が俺を襲った。

やばいかもわからんね・・・。人は血液が足りないと死ぬんだっけか。

 

《確認しました。血液が不要な身体を作成します・・・成功しました》

 

(ちょ、お前、さっきから何言ってるんだ?よく聞き取れない・・・)

 

声を出そうとして、出なかった。やばい。本当に俺、死ぬかも・・・

てか、だんだん熱さも痛みも感じなくなってきた。

寒いのだ。寒くてどうしようもない。何てことだ・・・寒さで凍えるとか、俺も忙しいな。

 

《確認しました。対寒耐性獲得・・・成功しました。

対熱耐寒耐性を獲得した事により、『熱変動耐性ex』にスキルが進化しました》

 

その時、俺の死にかけの脳細胞が、閃のように重要な事柄を思い出す。

そうだ!PCのハードディスクの中身!!!

 

「田村ぁ!!!万が一、万が一だが、俺が死んだら・・・俺のPCを頼む。

風呂に沈めて、電気流して、データを完全に消去してやってくれ・・・」

 

俺は、最後の気力を振り絞って、最重要事項を伝えた。

 

《確認しました。電流によるデータの消去・・・情報不足により実行不能。失敗しました。

代行措置として、電流耐性獲得・・・成功しました。付属して、麻痺耐性獲得・・・成功しました》

 

田村は一瞬何を言われたのかわからなかったのか、きょとんとした顔をした。

しかし、言われた意味を理解すると、

 

「ははっ、先輩らしいですね・・・」

 

そう言って、苦笑を浮かべた。男の泣き顔なんてみたくないしな。苦笑いでも、泣き顔よかマシだ。

 

「俺、本当は、沢渡の事、先輩に自慢したくて・・・」

 

そうだろうと思ったよ・・・。まったく、この野郎は。

 

「ちっ・・・、たく。全部許してやるから、幸せな家庭にしろよ・・・。PC頼んだぞ・・・」

 

最後の力で、それだけを伝えた。

 

 

 

あっけなく、三上悟は死んだ。

 

だがこの時、三上悟の"魂"は、異なる世界の同一時空に偶然発生した魔物とリンクしたのだ。

 

目視も出来ない、小さな次元の亀裂。発生した魔素の塊に、リンクした魂。

 

魔素の塊は、魔物を生み出す元となり、リンクした三上悟の意思に基づき、その身体を作成する。

 

本来有り得ぬ天文学的確率で、三上悟は、異なる世界の魔物として転生する事となる。

 

 

 

 

 

何ということもない普通の人生。

 

大学を出て一応大手と言われるゼネコンに入社し、現在妹と2人で暮らしている37歳。

 

妹は知り合いにブラコン、と言われるし俺は俺でシスコンと言われていた。そんな事もあり彼女はいない。

 

おかげで、童貞。

 

まさか、未使用であの世に旅立つ事になるとは・・・俺の息子も泣いてるだろう。

すまんな、お前を大人にしてやれなくて・・・

 

次生まれ変わる事が出来たら、ガンガン攻めよう。声かけまくって、喰いまくるぞ・・・。ってそれは駄目か。

 

《確認しました。ユニークスキル『捕食者』を獲得・・・成功しました》

 

そして40歳目前の俺なんて、30歳童貞で魔法使いならもうすぐ賢者だったのに・・・大賢者も夢じゃないが、流石にそこまではどうかと思うけど。

 

《確認しました。エクストラスキル『賢者』を獲得・・・成功しました。

続けて、エクストラスキル『賢者』をユニークスキル『大賢者』に進化させます・・・成功しました》

 

 

 

 

 

 

 

・・・って、さっきから何だ、何が、《ユニークスキル『大賢者』》だ。舐めてるのか?

全然ユニークなんかじゃねーよ!

笑えないよ、こっちわ!

本当に失礼な・・・

そんな事を考えながら、俺は眠りについた。

 

(これが死ぬって事か・・・あいつの事が心配だか俺よりしっかりしているから恐らく大丈夫だろう・・・ただもっと琴葉と2人でいたかったな・・・)

 

それが、三上悟が、この世で思った最後の言葉だった。

 

 

 

 

---琴葉side---

 

(物語が始まっちゃった・・・)

 

兄が死んだ。

 

兄の死については兄の同僚である田村さんからの電話でその事実を聞いた。

 

かなりのショックはあったが驚きは少なかった。《だって知っていたから》

 

私は1度転生をしていた。しかし、その転生先は前世より過去に戻っただけの日本だった。前世と大した差もなくスマホやゲームの機種が古いだけ。

 

ただ前世と違う点が3つあった。前世にはいなかった兄という存在と、私が女になっていたこと。

 

私の両親は同じだが名前が変わり、前世の私の名前は兄に付けられていた。

 

初めはかなり困惑した。私が呼ばれていると思い反応すると兄の事だし、逆に名前に慣れず呼ばれていると気付かない事もあるしで・・・

この話は置いといて(m´・ω・`)m

 

もう1つ前世と決定的に違う事があった。それはこの世界が転スラの世界だということ。

 

前世からアニメは好きだったが、この世界で出来た兄の影響で更に好きになってしまった。だからこそ気付けたのだろう、転スラという小説が存在しない事を。

 

しかし、小説が存在しない事に気付けても私は文字が嫌いで小説は読んでおらず、アニメの2期までしか見ていなかった。

 

だが逆に言えば2期までは知っている。その為、兄がナイフで刺されリムルと言うスライムになる事は知っていた。

 

兄は主人公だ。転スラという作品においてリムル=テンペストという存在がいなければ物語は始まらない。

 

しかし今の私にとって三上悟という存在は色んな事を教えてくれた兄であり、大切な家族だ。大切な存在を失ったのだ。ストーリー上仕方ないとはいえかなり辛い。

 

それがこの世界が決めたことで私1人で変えることの出来ない運命だ。死なないようにしようとした。でも無駄だった。正確な月日を覚えていないなら止めることなど不可能に近い。

 

もう、兄には会えない。そんな気持ちを抱えながらながら暮らしていた。

 

 

 

 




ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
読みずらい文で本当にすみません。1度作った作品は最後までやり遂げたいので応援していただければ幸いです。
続きが早く読みたい場合は評価やお気に入り登録をしてください。書く気力が湧きます。感想も送っていただけるとやる気が倍増します。誤字や文法など指摘があれば教えていただけると有難いです。
次の回を見てくれる人がいるかは分かりませんが見て頂けたら幸いです。
それでは!また次回!
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