扶桑のプレゼン 「TRY」   作:ヒルベルト

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戦闘 具体例

*戦闘 具体例

 

「それでは最後に、戦闘の流れを具体例によって示しましょう。」

 

鎮守府チーム

天龍 F値:7/7

   MP:1

   EXP:

   装備:天龍ブレード O(F)+1

   魔法:邪王炎殺黒龍波 攻撃魔法。発動成功時、相手に2ポイントのダメージ

 

龍田 F値:7/7

   MP:1

EXP:

   装備:龍田パイク O(F)+1

   魔法:アクセル 発動成功時から戦闘終了まで、I(F)+1

 

 

深海棲艦チーム

戦艦レ級 F値:10/10

     魔法は使わない。特に装備も無い。

 

「O(F)はオフェンス関数、I(F)はイニシアティブ関数のことです。」

 

「え?二対一の戦いで説明するの?」

「はい。」

「普通こう言うときって、基本的な一対一の戦闘で説明しない?」

 

「最初はそうしようかと思ったのですが、なにぶんにも私には根気がありません。」

「それに二対一の戦闘で流れがつかめれば、一対一の戦闘であろうと、三対二の戦闘であろうと、応用は利く…と思うのです。」

「まずは説明を始めましょう。」

 

 

*スタンバイフェイズ

 

「天龍さんと戦艦レ級には、出来ることはありません。」

「龍田さんは魔法『アクセル』を使います。」

 

龍田のF値=7

龍田のMP=1

 

7>1 ∴GMがサイコロを振ってTRY

 

TRYポイント {1/7+1}×36=4.5 ∴TRYポイントは4

 

「ダイスを振ります。」

 

A=4 B=6 (0)

 

4+(6×0)=4

 

「GMのTRYはギリギリで失敗しました。魔法『アクセル』は発動します。」

 

龍田 F値:7/7

   MP:2

   戦闘終了まで、I(F)+1

 

 

 

*イニシアティブフェイズ

 

「それでは、イニシアティブフェイズに移ります。」

「鎮守府チームのイニシアティブ関数を計算しましょう。」

 

天龍 I(F)=7

龍田 I(F)=7+1 (魔法『アクセル』の効果により、+1)

∴鎮守府チームのイニシアティブ関数は

 I(F)=7+8

     =15

 

「続いて戦艦レ級のイニシアティブ関数を計算しましょう。」

「…と言っても、装備もアイテムもなく、魔法も使いませんから。」

 

戦艦レ級 I(F)=10

 

「イニシアティブ関数の値を比べましょう。」

 

鎮守府チーム15>戦艦レ級10

 

「TRYは、戦艦レ級が行います。」

 

TRYポイント {10/(15+10)}×36=14.4 ∴TRYポイントは14

 

「サイコロを振ると…。」

 

A=3 B=1

3+{6×1}=9

 

「レ級のTRYは成功しました。レ級が先攻、鎮守府チームが後攻になります。」

 

 

*攻撃フェイズ

 

「先攻・レ級は天龍さんと龍田さんのどちらを攻撃するかを選択します。」

「ここでは天龍さんを攻撃することにした、としましょう。」

「レ級のオフェンス関数と、天龍さんのディフェンス関数を計算します。」

「でもレ級は何も装備していませんし、天龍さんも防具の類を装備していません。」

「ですからレ級のオフェンス関数と、天龍さんのディフェンス関数は」

 

レ級 O(F)=10

天龍 D(F)=7

 

「7<10。天龍さんがサイコロを振ってTRYを行います。」

 

TRYポイント {7/(10+7)}×36=14.823... ∴TRYポイントは14

 

「サイコロを振ると。」

 

A=4 B=6 (0)

4+{6×0}=4

 

「天龍さんのTRYは成功しました。天龍さんはダメージを受けません。天龍さんはEXP欄にチェックします。そしてこれで攻撃フェイズは終了します。」

 

天龍 F値:7/7

   MP:1

   EXP:I

 

 

 

*反撃フェイズ

 

「後攻・鎮守府チーム側の攻撃です。」

「”作戦会議”で、先に天龍さんが、後に龍田さんが攻撃を仕掛けることになった、としましょう。」

 

「まずは天龍さんの攻撃です。」

「天龍さんは魔法『邪王炎殺黒龍波』を使用します。」

「天龍さんのオフェンス関数と、レ級のディフェンス関数を計算しましょう。」

 

天龍 O(F)=7 

レ級 D(F)=10+1 (F値+天龍のMP)

 

「7<11で、天龍さんがサイコロを振ってTRYを行います。」

 

TRYポイント {7/(11+7)}×36=14 ∴TRYポイントは14

 

「サイコロを振ると。」

 

A=3 B=6 (0)

3+(6×0)=3

 

「天龍さんのTRYは成功しました。『邪王炎殺黒龍波』の効果により、レ級は2ポイントのダメージを受け、天龍さんのMPは+1されます。天龍さんはEXP欄にチェックします。」

 

天龍 F値:7/7

   MP:2

   EXP:II

 

レ級 F値:8/10

 

 

「続いて龍田さんの攻撃です。」

「龍田さんのオフェンス関数と、レ級のディフェンス関数を計算しましょう。」

 

龍田 O(F)=7+1 (F値+龍田パイクの効果)

 

レ級 D(F)=8

 

「8=8。ここではコイントスか何かで龍田さんがサイコロを振ってTRYを行うことになったとしましょう。」

 

TRYポイント {8/(8+8)}×36=18 ∴TRYポイントは18

 

「サイコロを振ると。」

 

A=4 B=5

4+(6×5)=34

「龍田さんのTRYは失敗しました。レ級はダメージを受けません。龍田さんのEXPにも変動は無しです。」

 

龍田 F値:7/7

   MP:2 

   EXP:

   戦闘終了まで、I(F)+1

 

レ級 F値:8/10

 

 

「後攻の天龍さん・龍田さんの攻撃が終わり、反撃フェイズはここで終了します。」

 

 

*離脱フェイズ

 

鎮守府チーム

天龍 F値 7/7

   MP:2

   EXP:II

 

龍田 F値 7/7

   MP:2

   EXP:

 

深海棲艦チーム

戦艦レ級 F値 8/10

 

「戦艦レ級は逃亡を図るものとします。天龍さん、龍田さんはそれを阻むことにします。」

「天龍さん、龍田さん、戦艦レ級のイニシアティブ関数を計算します。」

 

天龍 I(F)=7

龍田 I(F)=7+1 (魔法『アクセル』の効果が継続中)

∴ 鎮守府チームのイニシアティブ関数は I(F)=15

 

戦艦レ級 I(F)=8

 

「8<15。戦艦レ級がサイコロを振ってTRYを行います。」

 

TRYポイント {8/(8+15)}×36=12.521... ∴TRYポイントは12。

 

「サイコロを振ります。」

 

A=1 B=2

1+(6×2)=13

 

「…戦艦レ級のTRYは失敗。逃亡は失敗。戦闘は継続します。」

 

 

 

「…と、これが戦闘の流れになります。」

「ちょっと質問、いいかしら?」

「はい。」

 

「イニシアティブフェイズと離脱フェイズのとき、結局Diceを振ってTRYを行ったのは戦艦レ級の方だったけど。」

「これ、もしDiceを振るのが鎮守府チームの方だったら、どうなってたのかな?」

「その場合は天龍が振るの?龍田が振るの?」

 

「実際に振るのはどちらでも構いませんが、その場合は二人が合同してサイコロを振ってTRYを行った、と言う扱いになります。」

「例えば実際にサイコロを振ったのが天龍さんだったとしても、そのTRYが成功したら天龍さんも龍田さんもEXP欄にチェックする、ということになります。」

 

 

 

「これでTRYと言うシステムの、あらかたの説明は終わりました。」

「でもここで説明したことは、トランプのトリックテイキングゲーム…ホイストとかエカルテとかで言えば、カードの強さを説明しただけです。」

「アイテムや魔法や装備については、このシステムを運用する皆さんに丸投げすることにします。」

「アイオワさんも、どうですか?」

 

…Meはとりあえず、ゲームの好きそうな仲間にこのシステムを紹介してみることにした。

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