初めましての方は初めまして部タッ区と申します。一応読み切りのような感じでこちら出しますのでよろしくお願いします!
「奏一!そっち行ったぞ~!」
「おう!任せろ!俺の華麗なる一撃をくらえ!」
弾丸のような球の一撃がゴールのネットに吸い込まれていく
「ゴー――ル!1年2組の白金が決めたーーーー!」
「うぉっしゃーー!5点目だーーー!」
彼の一点が入ると試合終了のホイッスルが鳴り響く
ピッピ―!
「ここで試合終了!青羽学園対赤嶋学園…1対5で赤嶋学園の勝―――――利!」
「よっっっっっしゃーーーーー!優勝だーーーー!」
「やったぞ!奏一!」
一人の選手に周りのメンバーが集まり、胴上げを始めた
彼らはサッカー部の試合で優勝したのである
~表彰式終了後~
トロフィーを持った銀髪の青年は部活のメンバーと共にお祝い会をするため河川敷の道を歩いていた
「いや~今日は奏一のおかげで優勝まで行けたよ!流石は期待の新人!一年生にもかかわらず、信二と一緒にレギュラー入りでここまで来るとは…」
「俺は先輩方のサポートをしただけっすよ~先輩のリーダーシップ力がめっちゃ高いだけですよ!それに監督の指示がうまかったのもありますね!」
「じゃあ今日は監督のおごりですね!」
後ろでひげもじゃのおじさんが冷や汗をかきながら頭をかきむしった。
「俺がおごりかよ~まぁ新人が大活躍したんだから奮発してやるよ!今日は好きなだけ食え!」
すると選手たちは優勝した以上に盛り上がった。
~後日~
学校では先日のサッカー部の期待の新星について話が持ち切りだった。
「おーー白金!この前の試合聞いたぞ!新人でレギュラー取ってその初試合で優勝まで持ってくなんてスゲー―ジャン!」
「やっぱ白金君カッコイイ…」
「でも信二君も白金君のサポート力もすごかったわ!」
彼らは一日いっぱい彼らの話でにぎわっていた
白金自身はこれだけでも満足いくことだった。
すると髪を束ねた気が強めの少女とメガネをかけたひょろひょろの少年が彼らを引っ張られながら帰宅を催促された
「も~そうちゃんと信二君はいっつも人気者なんだから少しは気にして一緒に帰ろうよ~それにそうちゃんは私の彼氏なんだk…「何度も言うが俺はお前の彼氏じゃないからな!」…ええ~またまた~照れちゃって~」
「ねねちゃんもその虚言癖はひどいもんだね…」
「秀三郎…あんたは何でおばあちゃんを背負って歩いてるのよ!それにフラフラじゃない!」
メガネを付けた秀三郎は腰の弱いおばあちゃんを背負ってフラフラになりながらも階段を上っていた。
「はぁ…はぁ…おばあちゃん…これで大丈夫かな?」
お礼を言うとおばあちゃんは道を歩いて行った。
「しゅうちゃんの困った人をほおっておけない性格は昔からだな…なぁ奏一?」
彼はサッカーボールをリフティングさせながらいつものこの会話を聞くことで楽しんでいた。
「ハハハハハ!やっぱお前たちの会話は面白いな!いっつも飽きないぜ!お前たちが幼馴染でよかった!」
信二と秀三郎は白金と幼馴染でいつもいろんな遊びをしていた仲であった。
それに嫉妬したのか高校1年から白金の自称彼女を名乗るねねが白金のほっぺたをつまみ、河川敷まで引っ張っていった。
「痛い痛い!やめろってねね!」
「なんでいっつも私を入れてくれないのよ!私だっていっつも一緒に帰ってるじゃない!」
それに対して信二が冷たく返した。
「ねねさん、いい加減この鈍感男忘れた方がいいぞ…こいつスポーツに命注いでっから恋なんて考えてもねぇよ」
それにもいら立ったのか、ねねは信二のほっぺたをつまんで河川敷にあるサッカー場に連れてった。
「なんでここに来たのねねちゃん?」
秀三郎が質問するとねねはゴールに立ちこう答えた。
「ならそうちゃんが私から一点を取れたらあきらめてあげる!でもディフェンスは信二君と秀三郎だからね!」
ねねのチャレンジに強制参加された二人は少し驚いた後、それを了承したかのように白金の前に立ちはだかった。
「確かに幼馴染同士でサッカーすんのは久しぶりだからな!特にしゅうちゃんが運動しなくなってから俺と奏一だけだったし!」
「まぁ確かに僕もたまには運動しないとね!奏一!来いよ!」
その言葉に心打たれたのか奏一はサッカーボールをセンターに置き、ニコニコしながら宣言した。
「じゃあ!やるか!信二!しゅうちゃん!」
「私は⁉」
「あ~ねねちゃんも」
帰りのチャイムが鳴り響くと同時に3対1の試合が始まった。
その様子を見ていた竜人が今後の事態を加速させていく…
~30分後~
彼らの青春の試合は佳境に入っていた。
現在白金と信二の一対一に激しい攻防戦があり、秀三郎とねねはまるで忘れられているかのようだった。
「僕たちいるかな?ねねちゃんもそう思わない…ってめっちゃ仁王立ちしてるし!」
「これは私とそうちゃんの試合でもあるわ!この試合に私のすべてをかける!」
「熱いねぇ~僕は少し休憩~」
秀三郎が近くのベンチに座ろうとしたその時、反対側のゴールに黒い霧のようなものが渦巻きだした。
それを見ていた。秀三郎とねねは試合で盛り上がっている二人に試合を中断するように促した。
「そうちゃん!信二君!後ろに何かある!」
だが二人は互いのボールに集中しているせいでその霧に気が付くことがない。
止まった事態の中、霧の中から何かが現れた。
「ウゥァァァ…!」
「「⁉」」
その叫び声でようやく二人はその霧から現れた何かに気が付いた。
「なんだあれ…」
その姿を見て真っ先に気が付いたのは秀三郎だった。
「あ…あれ!まるで仮面ライダーウィザードみたいだけど…なにか見た目が生物くさいな…」
「ウァァァ!」
そのウィザードもどきが白金の元に走り出してくると彼の首根っこを掴み上に持ち上げた。
「奏一!おい!そいつを離せ!」
「グッ…ハ…ナセ…」
じたばたと逃げ切るために体を動かすがウィザードもどきは全く離すことがなく信二のタックルにもびくともしない。
ベンチにいた秀三郎とゴールにいたねねですらもその醜い姿を見て腰を抜かしてしまい、まともに立つこともできなかった。
「オ…マエ…ウン…デキテタ…ソノチカラ…モラウ」
ウィザードもどきは腰に自分の左手を腰のベルトに当てた。
するとその左手の中指にはまっていた指輪が光出し、白金から何かを吸い取っていた。
「グァァァァァ!」
白金は苦しみながら身をよじらせこの苦痛から逃れようとしたがウィザードもどきの腕は振りほどくことができずひたすらに吸い取られていった。
「まずい!あれはウィザードヴェノムス!あの子のドリームエネルギーを喰ってやがる…だが俺様が出たらあいつらに正体がばれてしまう…だが…」
「グァァァァァ!」
白金の皮膚が徐々に青白くなっていき彼の意識もあいまいになっていた。
タックルして白金を助けようとした信二もウィザードヴェノムスの強力な平手打ちで吹き飛ばされ、意識を失ってしまった。
「モ…ウス…グダ」
「ア…アァ…」
白金の全身が青白くなるとウィザードヴェノムスは彼から手を離し、先ほど出てきた黒い霧に戻ろうとした。
しかしヴェノムスは霧ではなく川に吹き飛ばされたのである。
「グググ…ナン…ダ…キサマ!」
吹き飛ばしたのは白銀の龍の姿をした人型の何か…どちらかというと怪物に近い姿であった。
それは白金に近づき申し訳なさそうに彼を抱きしめた。
「すまない…俺様がもう少し早く覚悟を決めて入れば…」
ウィザードヴェノムスはダメージを受けながらも霧の中へ消えていってしまった。
「クッソ!逃げられたか…仕方ないか…君たちも大丈夫かい⁉」
それは腰を抜かした二人に声をかけて手を差し伸べた。
すると秀三郎は気絶した信二を抱えながらそれについて答えた。
「あなたは…何者なんですか⁉それと先ほどのウィザードもどきは何なのですか⁉」
「それにそうちゃんも無事なの⁉生きてるの⁉答えて!」
彼らの質問にそれは浮かない顔で答えた。
「すまない…まずあの君が言うウィザードもどきは元人間で欲望に負けた存在、ヴェノムスだ…ヴェノムスは見合わないライダーの力を無理やり入れられた結果生まれた存在とでもいうべきだ…それと奴らは人の夢に向かう力「ドリームエネルギー」を自分のものにすることによって自分の力とする…」
するとそれは曇りながら答えを出せずにいた。
「ねぇ!答えてよ!そうちゃんは無事なの⁉」
それは彼女の意思を汲み取ったかのように答えた。
「分かった…彼は…もうスポーツをすることは叶わない…彼のこの紋章…ドリームエネルギーがすべて奪われた証拠だ…」
その一言は秀三郎とねねにとっては絶望以外の何物でもなかった。
「そ、そんな…奏一がもう、スポーツができないだって…」
「そうちゃん…」
秀三郎はショックのあまり膝をつき、ねねは涙を流しながらその真実を嘆いた。
「すまない…俺様がもっと早く来ていれば…だがこの事実は変えることはできない…」
それは何度も白金の顔を見て謝罪を繰り返した。
するとそれに背負われていた白金が眼を覚ました。
「う…うぅん…あれ?俺は何をしてたんだ?」
目を覚ました彼は皮膚も元に戻り立ち上がるとサッカーボールを触ろうとしたがそれは叶わなかった。
「お前らなんで泣いてんだ?…あれ?なんでボールに触れられないんだ?触ろうとしたら透けてすり抜けちまう…どうなってんだよ…」
恐怖で震えあがる白金にそれは答えた。
「君はドリームエネルギーをすべて奪われたせいで運動できるもの…つまりはスポーツ競技に関わるものすべてが触れないし遊ぶこともできなくなった…」
彼はすべてを失うという意味が理解できなかった。
そのまま立つこともかなわなくなり暗闇になった夜空に叫んだ。
「うわーーーーーー!」
それは彼の叫びを聞き一つの答えを出した。
「少年…君には申し訳ないことをした…俺様のせいと言える…だから今じゃなくていいが提案がある…」
白金はその提案に絶望しながら耳を傾けた
「自己紹介がまだだった…俺様の名はゼータそして提案というのはこれだ」
ゼータが手に持っていたのは龍のレリーフが描かれたバックルのようなものを白金に差し出した。
「これは…」
「これはインフィニットドライバー…ある科学者が作成したものだ…これがあればもしかしたら君のドリームエネルギーを取り戻すことができるかもしれない…だが俺様もこれを手に入れたのが最近でね、使いこなせる保証はない…それでも使う覚悟はあるかい?」
絶望した白金の眼に生気が戻った。
そして彼はゼータが持っていたドライバーに手を出した。
「もう…俺に後はないんだ!これでもう一度サッカーができるならやってやる!」
ゼータは彼の覚悟を受け取りうなずくと再び黒い霧から先ほどのヴェノムスとは異なったものが現れた。
「あれは⁉」
「あれはノムスだ…まぁ理由は恐らく俺様を捕まえに来たってところだ」
「じゃあチュートリアルなしでやった方がいいってことか?」
「そうしてもらうと助かる」
白金はいつもの彼に戻り信二を担いだ秀三郎とねねを安全なところへ避難させるとドライバーを腰に当てた。
インフィニットドライバー‼
「でもこれどうやって変身するんだ?」
「あぁ左についてるホルダーを開けろ!そしてそこからライダーストーンを取り出しドライバーにセットするんだ!」
「こ…こうか?」
石のような丸い何かをドライバーに入れるとシステムボイスが鳴り始め、ゼータが白銀の龍に姿を変えて白金の周りをまわりだした。
スタンバイ!レディ?
「えっ俺英語苦手なんだが⁉」
「とりあえずストーンを入れたレバーを下に倒して変身だ!」
「分かった!」
クロスアップ!流れる星降る空に舞う!仮面ライダーデュナイアル!ライディングゼータ!
白金の姿は夜空に輝く星のように白銀の装甲を纏った戦士がここに立っていた。
彼は自分の姿をまじまじと眺めていた。
「これが俺⁉まるで仮面ライダーみたいだ…」
すると彼の頭の中にゼータの声が鳴り響く…
「みたい…じゃないぞ!お前は仮面ライダーになった…その名もデュナイアル!」
「仮面ライダーデュナイアル…かっけぇ~じゃん!これが俺の第二の人生だ!」
彼の夢を取り戻す戦いが始まろうとしていた。
最後までご覧いただきありがとうございます!個人的に考えていた仮面ライダーを作ってみました。今後そこそこ人気が出そうであれば連載小説に変更するのでぜひ応援よろしくお願いします!