アマリは訓練を免除されていた。実戦経験済みで能力値も高すぎるため、メルド等も教えることがなかったのだ。……強いて言えば現代魔法やトータスにおける常識だが、アマリはより強力な魔法であるドグマを扱えるし、常識はそれこそ書物さえあれば学び取れる。
ステータスプレートを確認した際は目を広げて驚いたメルドだったが――
「以前にも別の世界に召喚されたことがありますので……」
と言われれば、深く追及することも出来ない。何せ相手は『神の使徒』だ。
加え、こうして別世界から召喚されている以上、以前に似た様なことがあったとしてもおかしくはないのである。
結果、アマリは日がな一日王立図書館に籠って情報の収集に勤しんでいた。己が耳目で実際に現場を確認するのには劣るが、前情報としては十分である。
そこにハジメがやって来た。ここ数日、彼は訓練の合間を縫っては図書館で調べ物をしている。
「勤勉ですね、南雲君」
「天野さんには劣るけどね。僕は非戦系の天職でステータスもお粗末極まりない。なら、せめて知識と知恵でカバーできないかって思ってさ」
「立派ですね。けど、ならば見るべきはこちらの方が良いと思いますよ?」
アマリが差し出したのは鉱物図鑑と武具図鑑である。
「南雲君の天職は錬成師でしたよね? ならば、優先して仕入れるべきはそれに関する情報でしょう。実際に錬成するにも、材料はどういう鉱物なのか、どういう形にするか、どのような過程で作られているのか、そういったアレコレが有ると無しとじゃ大違いだと思います。漠然としたイメージだけで剣が作れるなら苦労はしません。南雲君は何を思って錬成を発動していましたか? 完成系を見据えず、闇雲に発動してはいませんでしたか?
情報を仕入れ、それによってイメージを補完し、作り上げるという確かな意思を持って錬成すれば、自ずと結果はついてくると思います。周囲の目や声など気にする必要はありません。
正直に言えば、南雲君ほど重要な位置にいる人も少ないです。並べるのは畑山先生くらいでしょう。それ以外だと白崎さん、辻さん、吉野さん、谷口さん、遠藤君と清水君辺りですかね。それだけバックアップや支援は重要です。
攻撃は私と恵里さんがいれば事足ります。――と言うか、私と恵里さん以外は役に立つか分かりません。現時点だと、強いて挙げても八重樫さんくらいでしょうか。それ以外は論外です。こればっかりは能力値云々じゃないですからね」
アマリから告げられた言葉に、ハジメは衝撃を受けた。自分が抱いているのとはまるで真逆の評価だったからだ。
「何もかもを出来るようになる必要などありません。出来ないことは、任せられるところは任せてしまえばいいんです。その代わり、自分のなすべきことは意地でも成し遂げる。それ故の役割分担でしょう? 存外そこを分かっていない人が多すぎますね」
「……ありがとう、天野さん。まさかの高評価にビックリだよ。けど、おかげで落ち着いた気がする。――と、ごめん。そろそろ訓練の時間だから失礼するね」
「行かなくていいですよ。先ほども言った通り、役割分担、適材適所です。
そもそも、鍛冶職を矢面に出そうというのが間違っているんです。座学はともかく、現時点では戦闘訓練に出たって成長できるわけがありません。何れは作った物の耐久限界やら何やらを自分で確認するために戦闘に参加する必要があるかもしれませんが、それは今じゃありません。厳しいことを言いますが、今の南雲君はその域に達していません。
だからこそ、戦闘訓練は切り捨てて貰います。その旨は既にメルドさんに伝えて許可を頂いています。これが許可証です。
そんなわけですので、今は騙されたと思ってそれらの閲覧に専念してください」
気持ち新たに図書館を出て行こうとするハジメだったが、それはアマリに阻害された。
その内容は一々御尤もで、許可証まであるとなっては否はない。正直に言うならば、ハジメだって戦闘訓練に意義を見出せていなかったのだ。堂々とサボれるのならそれに越したことはなかった。
♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢
そうして日は流れ、召喚されてから二週間が経過した。
アマリとメルドの協力もあり途中から戦闘訓練に参加しなくなったハジメは、その分の時間をひたすら錬成技能に費やした。図鑑で知識を収集し、使い物にならないクズ鉱石を分けてもらっては加工の練習をする。その繰り返しだ。
知識を得、実物を見て、触れて、そうこうしている内にハジメは錬成の派生技能を会得していた。その名も『鉱物系鑑定』である。王国直属の鍛冶師たちの中でも上位陣しか持っていない技能だ。本来ならこれほど短時間で得られる技能ではない。
これを知ったメルドは諸手を上げて喜び、その反応にはハジメも喜びを隠せなかった。
しかし、喜びに浸ってばかりもいられない。明日からは『オルクス大迷宮』への遠征に行くのだ。戦闘訓練への不参加を許されていたハジメも、流石に参加せざるを得ない。
翌日、一行はオルクス大迷宮近くの宿場町『ホルアド』にやって来ていた。とは言え、王国との距離もあるため、今日はこのまま宿泊だ。迷宮での訓練は明日からとなる。……ちなみに新兵訓練にオルクス大迷宮をよく利用することもあり、ホルアドには王国直営の宿屋が用意されていた。
事前説明によると、今回は行っても二十階層までらしい。それくらいならば、素人揃いでも十分にカバーできるとのメルドによる判断だ。
「――とは言うけどさぁ、実際のところは不安だよねえ。メルド団長は新兵を基準にして考えているのかもしれないけど、私たちにそれは当てはまらないでしょ。新兵と同じように心構えが足りず、それでいて不相応に能力だけはあるんだよ。間違いなく、誰かしら暴走すると思うんだよね」
「そうならないことを祈りますけどね」
「……いや、なんでここにいるわけ? 思わず部屋に通しちゃった僕が言うことではないかもしれないけど……」
現在、宿でハジメに与えられた部屋には恵里とアマリの姿があった。当然ながら女子と同室というわけではない。むしろハジメだけが一人部屋で、それ以外は男子も女子も誰かしらと相部屋だ。
少しばかし寂しく思っていたところにノックをされ、思わず部屋に上げてしまったのである。
「なんで、と言われてもね。話しあえる相手がいないんだからしょうがない。これが日常だったら鈴と話しててもいいんだけどさ、残念ながら今は非日常でしょ? おまけに大半は現実に目を向けていないときた。そんな中で『起こって欲しくない事態』について話し合ったところでまともな意見が出る筈もないのは分かるでしょ?」
恵里の言葉を最後まで聞けば、流石に言いたいことは分かった。それでも、ハジメとしては溜息を吐かずにはいられない。
「……それで僕ってわけ?」
「そう。それで君ってわけ」
渋々と訊けば、恵里はニヤリといやらしい笑みを浮かべた。
「意見を言うだけならいいけどさ。僕に出来ることは少ないよ? 派生技能を覚えたところで、能力値が底辺なのには違いないんだから」
「意見を言えるだけ上等ってことさ。……さて。手始めに明日、迷宮内で起こり得る最悪の事態は?」
「誰かが死ぬ、或いは治癒魔法で回復しきれないほどの大怪我を負うことだろうね。一部例外があるにせよ、さっき中村さんが言ったように『不相応な能力を持ちながら心構えが足りていない』のが僕たちだ。そんな事態に直面してしまえば、まず間違いなく心の折れる人たちが出てくる」
「では、それを防ぐにはどうすればいい?」
「どうしようもない。いくら僕たちが気を付けたところで、本人が気を付けなければカバーしきれるものじゃない。
また、安全のためなんだろうけど、低階層だけで終わらせることが――それを僕たちに周知していること自体が問題だ」
「その心は?」
「慢心を生む土壌となる。僕は自分が弱いと認識している。油断なんて出来る筈がない。けれど、他の大半は戦闘系の天職持ちだ。潜って最初の内は問題ないだろうけど、二十階層もあるんだから、魔物の弱さに安堵し、迷宮その物に油断する人が高確率で現れると思う。
ゲームやアニメの知識だけど、迷宮に罠は付き物だ。低階層の内にわざと掛かったりするのかもしれないけど、それを問題なく切り抜けてしまったら? 能力と心構えのバランスが悪いからこそ、十中八九『自分は大丈夫だ』と思い込む人が出てくるだろうね。そうなれば罠に対する危機意識は薄れ、進んで行った先で罠に掛かる可能性は決して否定出来ない。場合によっては、それに他の人たちが巻き込まれることも考えられるね」
続けざまにハジメが答えると、パチパチパチと音が鳴る。恵里とアマリが拍手をしていた。
「それを踏まえた上でだ。明日、君はアマリと――それがダメなら私と――組んでほしい。全員生還が一番望ましいけどね、最悪の事態を考えればどうしてもどこかで優劣を付けざるを得ない。では、誰を優先的に守るか? バックアップ要員に決まっている。最優先が君で、次いで回復役や支援役となるね。戦闘系の天職持ちは自分で耐えてもらうしかない」
淡々と、恵里はクラスメイトの生命に優劣をつけ始めた。言っていることは分かる。しかし、冷静に言ってのけるその姿をハジメは『怖い』と感じてならなかった。
♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢
そして、最悪の事態が起こった。
二十階層最後の部屋。後は階段を見つけたら引き返すだけという段階になって、檜山が罠に掛かったのだ。その対象は部屋にいた全員。
魔法陣と光が部屋を白く染め上げた次の瞬間、一行は全く別の場所にいた。
長さは百メートルほど、横幅は十メートルほどの、巨大な石造りの橋の上である。橋には付き物の手すりどころか縁石もなかった。天井は高く、橋の下は闇しか見えない。落ちてしまえば復帰は叶わないだろう。
橋の両端には奥へ続く通路と上層への階段が見える。現在地からはどちらも半々といった距離だ。
「お前たち、今すぐあの階段を目指せ!」
状況を確認したメルドが即座に指示を下す。状況を認識しきれていなかった生徒たちはその命令に従い走り出すが、迷宮の用意した罠はそれを叶えるほど易しいものではなかった。
生徒たちが動き出したのを見計らったかのように、橋の両端に魔法陣が浮かび上がる。奥への通路側には巨大な魔法陣が一つ。上層への階段側には小さな魔法陣が無数に。
階段側から現れたのは骸骨の魔物、トラウムソルジャー。その数は瞬く間に数百に達している。
他方、通路側から現れたのは十メートルほどもある四足の魔物、ベヒモスである。
ベヒモスの放つ重圧と、それよりは劣れど数で迫るトラウムソルジャーに生徒たちは当然の如くパニックに陥った。
この場の最大脅威であるベヒモスにアマリが向かおうとしたところで、生徒たちの悲鳴が響く。見れば、何名かの生徒が転倒しており、そこに骸骨戦士の剣が迫っている。
「ああもう! IGENEST!」
流石に見捨てては置けない。アマリはベヒモスに向かうのを取り止め、生徒たちの撤退支援を優先することにした。
走りながらもアマリが手を前方に突き出すと、中空に魔法陣が描かれ、そこから炎が発射された。放たれた炎は幾重に分かれ、踊るように骸骨戦士に襲いかかる。
「早く体勢を立て直してください!」
アマリのドグマを以てすれば、トラウムソルジャーもベヒモスも正直に言って敵ではない。
しかし、今は状況が悪かった。パニックに陥った生徒たちには隊列などあったものではなく、殲滅可能なドグマを放とうものなら間違いなく生徒たちを巻き込んでしまう。遠距離攻撃も考えて使わなければならず、被害を出さないために一番確実なのは苦手な接近戦を挑むことだった。
「イオリ君から空手の手ほどきを受けておいて正解でしたね!」
言いつつも、アマリは超速でトラウムソルジャーに接近する。よく見れば、その足には雷を纏い、手には球体のドグマが収束されていた。
正に雷光の如き速度で接近したアマリは勢いのままに飛び蹴りを叩き込んだ。それにより一体の骸骨戦士を仕留めたアマリは、勢いを緩めず他の骸骨にも襲いかかる。一撃一殺と言わんばかりに蹴り殴っては次々と仕留めていく。終いには未だ階段を封鎖している群れへと両手のドグマを融合させて発射。再度足に雷を纏って飛び蹴りを叩き込んだ。
これこそ、イオリの生み出した閃光のドグマ『電光切禍』である。本来はオート・ウォーロック用で、かつ単体相手の技なのだが、アマリはそれをアレンジしたのだ。
「かふ……ッ!? やっぱり生身で使う技じゃありませんね」
しかし、土壇場でのアレンジは反動も大きかった。可能な限り抑えはしたが、やはり完全とはいかず、アマリはせり上がってきた血を吐き出した。ばかりか、その身体は所々の皮膚が破けており、服が内部から血に染まっていた。
だが、それだけの代償を払った甲斐もあって、無数にいた骸骨戦士は一掃されていた。
「早く……撤退を……ッ!」
反動による痛みを堪え、顔を顰めながらアマリは言った。叫んだつもりだが、その声はか細い。それでも、階段側にいた生徒たちの安全確保には成功した。
後はベヒモスを抑えている者たちが戻ってくれば良い。駆け寄ってきた辻綾子による治癒を受けつつ、そう思いながらベヒモスを見やったアマリは驚愕の声を漏らした。
「南雲君、なんで……ッ!?」
なんと、ハジメがベヒモスを足止めしているのだ。錬成により、その身体を石橋に縫い付けている。
アマリが驚いている間にも、光輝を担いだメルド、光輝を治癒している香織、雫と龍太郎を担いだ騎士団員たちが走り寄ってくる。
「ソルジャー共は退治済みか、よくやってくれた! 総員、遠距離魔法の準備だ! 一人であの化け物を抑え込んでいるハジメの撤退を支援する! アイツが離脱したら、一斉攻撃でベヒモスを足止めするんだ!」
メルドのその言葉で、ハジメが足止めしているという事実に漸く気付いた者も少なくない。
生徒たちは階段を駆け上りたい未練に惹かれながらも、メルドの怒声に各々が遠距離魔法の準備に入る。流石にクラスメイトを見捨てるのは寝覚めが悪かった。
とは言え、全員というわけでもない。未だに気を失っている雫と龍太郎、術式の反動に襲われ続けているアマリと、そんな彼女に治癒魔法を行使している綾子などだ。
恵里もそんな一人だった。彼女は詠唱をそっちのけにして、ハジメを心配しながらも雫と龍太郎へ治癒魔法をかけている香織へと話しかけた。
「やあ、香織。唐突だが、君は南雲君が好きだろ? そこで質問だ。君はクラスの皆と離れてでも彼と一緒にいたいと思うかい? 時間がないから早急に答えてくれ」
「え、恵里ちゃん、突然何を?」
「時間がないと言ったよ。私の考えすぎならいいが、場合によっては、ここが南雲君との今生の別れになるかもしれない。だから訊いているんだ」
その言葉に、そして恵里の真っ直ぐな目に、驚愕の表情を浮かべながらも香織は答えた。
「もしそうなのだとしたら、私はハジメ君と一緒にいたい」
思いの外すんなりと言葉は紡がれた。
「オーケーだ。それじゃあ、短いながらもみんなと別れる覚悟を済ませてくれ」
恵里がそう言った直後、ハジメが走り出したのが見て取れた。
ハジメは全力で走っているのだろうが、そもそもの能力値が低く、魔力も枯渇している状況だ。何もしなければ即座に追い付かれるだろう。
だからこそ、ハジメの撤退を支援すべく一斉に魔法が放たれた。属性を問わぬ攻撃魔法がベヒモスを打ち据える。威力よりも発動速度を重視しているためかダメージこそ与えてはいない様だが、魔法が齎す衝撃はしっかりと足止めの役目を果たしている様だ。
誰もが『大丈夫だ』と思ったその瞬間、一つの火球がその軌道を曲げた。その先にいるのはハジメである。
「チッ、案の定だ!」
援護している方と受ける方、誰しもが驚愕する中で恵里は舌打ちしつつハジメに向かって走り出していた。その手は香織を引っ張っている。
人を信じたいと思いつつもその過去から信じきれない恵里は、檜山の表情を目にした瞬間に『何かをしでかす』と判断した。
では、その何かとは? どさくさ紛れにハジメを葬ることだろう。こんな状況だ。誰が放った魔法かなど分かり様もないし、気付かれたとしても『焦燥感からコントロールが狂ってしまった』とでも言えば一応の言い訳にはなる。また、ハジメと檜山を比較した場合、能力面では檜山の方に軍配が上がるため、王国や教会が庇う可能性も高いだろう。実行前に檜山を止めたところで、事を起こしていないのだから言いがかりに等しく、悪いのはこちらになってしまう。
結果、防ぎようがないと恵里は判断した。かと言って、錬成師たるハジメの能力は先々において必ず必要となる。黙って死なせるわけにもいかない。故に、半ば運任せであるがハジメを救える可能性を上げるために行動することを決めたのだ。
香織を巻き込んだのもその一環である。場合によっては三人揃ってお陀仏だが、場合によっては三人揃って生き残れる。ならば、後は確かな意思の下に後者を引き寄せればいい。それを可能たらしめるのがドグマである。
引っ張られる香織は今しがたの光景に恵里の質問を思い出し、次の瞬間には己が力で走り出した。
「どういうことなの、恵里ちゃん!? こうなるって分かってたの!?」
「確証はなかったが可能性は高かった! 『人間の愚かさ、ここに極まれり』ってやつだよ! 嫉妬に狂った人間てのは怖いね! けど、これは君たちにも問題があるんだぜ! 君はあれこれと話しかけはしたが、想いを口にしなかった! そして南雲君は向き合おうとしなかった! だからこその結果でもある! 最悪な状況のオマケ付きでね!」
並走しながら、互いに声を張り上げる。そうしている間にも時間は容赦なく流れていく。
何とか火球の直撃こそ免れたハジメだったが、その衝撃までは殺せなかった。走った距離を無に帰すかのように吹き飛んでいく。立ち上がりこそしたものの、その姿はふらついている。
その光景を目にしながら、恵里と香織はハジメに向かって必死に走る。
だが、無情にも間に合わなかった。ベヒモスによる憤怒の一撃が橋を崩壊させたのだ。直撃こそ躱したものの、疲労しきったハジメにはどうすることも出来ない。
目の前でハジメは奈落の底へと落ちていき――
「こっちは任せたアマリ! それと覚悟しとけよ檜山ァァッ!」
「ハジメくううぅぅん!」
恵里と香織は後を追うように飛び込んで行った。
終盤の恵里のセリフにある「こっちは任せた」に対し「そっちは任せた」と誤字報告を頂きましたが、敢えて「こっちは任せた」で書いています。
これはセリフを発している時点で恵里が飛び降りる直前――つまりはまだアマリと同じ側にいるからです。こっち側=『飛び降りない方』は任せたという意味ですね。
これで納得して貰えればと思います。