ハイスクールDxD~仮面の聖剣使い~   作:狼ルプス

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ーーーチュンチュン

 

朝日が昇り、スズメの囀りを目覚ましに、彼はゆっくりと瞼を開けた。

 

 

「うー…」

 

 

俺はぼんやりする視界の中手を伸ばし、目覚まし時計で時間を確認しようと探すが…

 

ムニュ

 

「(ん?目覚まし時計ってこんな柔らかくないよな?クッションも置いないし…)」

 

俺は何に触ったか確かめる為に目を擦ると

 

「にゃん…そこはだめぇ……斗真ぁ」

 

俺の手はガッチリと隣にいる黒歌の豊満な胸を掴んでいた。って⁉︎

 

 

 

「な……ななななななっ!!?」 

 

な、なんで俺の横で寝ているんだ!?しかも裸で!!む、胸を触ってしまった!!は、早く手を退けないと!!

 

 

 

俺は黒歌の胸から手を離そうとする。しかし

 

ガシッ!

 

「え……?」

 

「うふふ……斗真ならもっと触ってていいのよ?むしろ…触って欲しいにゃ…」

 

ムニュ

 

黒歌は頬を赤く染めながら俺の腕を掴んで自らの胸に押し付ける。……って

 

「黒歌⁉︎なんでまた俺の部屋に!!?」

 

「だって……斗真の側に居たかったもん…」

 

寂しそうに俺を上目遣いで見つめるが、そろそろやばい…黒歌は裸だ。俺は男、ハッキリ言って誰かがこの状況を見たら間違いなく誤解される。

 

 

「と、取り敢えず服を着てくれ!!」

 

「痛い⁉︎」

 

俺は黒歌を見ないように目を逸らしながら黒歌に服を顔面に投げつける。

 

黒歌が猫又妖怪に戻って以来、彼女からのスキンシップがやけに増えた。不意に後ろから抱きついてきたり猫みたいに甘えてきたり、今回みたいに朝起きるとベッドに入り込んで隣に寝ていたりする事が多くなった。しかも今回はよりによって裸…心臓に悪い。

 

「別に見てもいいのに…」

 

 

「……取り敢えず朝ごはん準備するから着替えてくれ」

 

斗真は寝室から退室し、部屋には黒歌のみとなった。

 

 

 

 

 

 

 

「……ふふっ、斗真の匂いが充満してるにゃ…」

 

黒歌は斗真の布団に潜り込み、斗真の温もりと香りに包まれながら寝転がる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…部屋に鍵つけた方がいいかな…」

 

 

俺も男であるため理性を保つのが大変だが、黒歌も長い間の逃亡生活で一人で過ごしてきたため一人ずっと寂しい思いをしていたからだろう。でもせめて黒猫の姿では出来ないのか?と思ってしまうが黒歌曰くそれじゃあ俺の温もりを感じられないとのことらしい…それに夜抱きついて寝てるのには理由があるらしく、こうすることで仙術で俺の体を癒すことができるらしい。道理で黒歌と寝た日の朝は体の疲れが取れてるわけだ。ありがたいが別の意味で疲れるし、俺の理性がいつまで持つか心配だ。

 

 

 

朝ごはんを食べ終え、俺は秘密基地に足を運ぶ。すると机に見覚えのない一振りの剣が、こ、この剣は⁉︎

 

 

 

 

 

 

「無銘剣虚無⁉︎なんでこの聖剣がここに…」 

 

驚きつつ、俺は無銘剣虚無を手に取る。

 

 

「この感じ…本物、だな。しかし何故ここに…」

 

聖剣使い故が手に取ったら直ぐに本物だとわかった。しかし何故この秘密基地に…刃王剣十聖刃が関係してるならまだわかるが…

 

 

 

 

 

 

 

「…取り敢えず、使えって事だろうか」

 

取り敢えず虚無を置き俺は準備をする。そう、俺は今日から高校生活がスタートするのだ。この世界の戸籍状、俺の年齢は今年で17歳だ。

 

俺が通う学校は駒王学園通うと言った時なぜかその後必死に「悪魔や人外の巣窟はやめとくにゃ!」と言ってきた。

その学校にはどうやら魔王の妹であるリアス・グレモリーとその眷属が通っているらしく、黒歌の妹も間違いなく通うとの事だ。

 

正直妹と仲良くさせるために都合は良く、なんとか黒歌を説得して駒王学園に受験し問題なく受かった。

 

 

 

「斗真!」

 

「ん?どうした黒歌?」

 

「ふふっ、はいこれ…」

 

俺は玄関に向かい靴を履いていると黒歌は弁当箱を手渡してきた。まさか…

 

「これ、お前が作ってくれたのか?」

 

「うん。もちろん味は保証するにゃ!」

 

黒歌は住み始めた当初は失敗だらけだったが、俺がしっかり教えると家事は殆ど出来る様になった。

 

「ありがとう…黒歌」

 

俺は弁当箱を鞄に入れ、靴を履き準備が完了する。 

 

 

「それじゃあ行ってくる」

 

「いってらっしゃい!」

 

そう言い黒歌は見送る。自分で言うのもなんだが、なんか夫婦みたいだな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後俺は無事に駒王学につき、先生の案内のもと廊下で教室の中の様子を伺っているという状況だ。

 

「おーい、今日から転校生がこのクラスに来るぞ」

 

これは先生の声だな。そして転校生は俺の事だな。

 

「先生、男ですか?それとも女ですか?」

 

「男だぞ」

 

 

「「「「「くっそぉ~!!」」」」」

 

「「「先生、その人イケメンですか!?」」」

 

「ああ、相当イケメンだぞ」

 

「「「きゃあああああっ!」」」

 

「さて、では入ってこい!」

 

俺は先生の合図で教室に入ると、中にいる生徒は静まり返る。

 

 

『『『『『………』』』』』

 

「初めまして。神條斗真です。趣味は読書で特技は家事全般、どうかよろしくお願いします」

 

 

  

斗真の自己紹介が終ると…

 

 『『『『『キャア――ッ!!イケメンよぉ――ッ!!!』』』』』

 

『『『『『チクショウォ―ッ!!イケメンは死ねぇ――!!!』』』』』

 

 

と女子と男子の意見が分かれるもはもった。

 

「……先生、俺はどこに座ればいいですか?」

 

「そうだな……あ、姫島の隣が開いているな。あそこに座れ」

 

「わかりました」 

 

そうして斗真は移動し、姫島と呼ばれた人の隣に座る。

 

「これからよろしくお願いしますね」

 

「あ、はい。よろしくお願いします」

 

「何かわからない事があれば聞いてくださいね」

 

「ああ、わかった(普通の気配とは何か違うな…もしかしてこの人も悪魔か?敵意はないから様子見だな。黒歌の言った通り本当に悪魔の巣窟だな)」

 

「?どうかしましたか?」

 

「いや、なんでもない」

 

「さて、それでは授業を始めるぞ!!教科書の28ページを開け!!」

 

 

そうして、授業が始まった。

 

 

 

その後何事もなく初日の授業を終えたその日の夜、俺はとある廃工場にいた。その理由は目の前の奴である。

 

「はぐれ悪魔で…あっているな?」

 

「うん?人間か?この匂いは旨いのかな?不味いのかな?」

 

「俺はお前に食べられるほど弱はない。一つ聞くが…お前は人間の時のことは覚えているか?」

 

「そんなこと覚えてるわけないだろ?」

 

「(成る程…自信と、人としての理性までも奪うのか、悪魔の駒は。けど人間の気配は僅かに感じる。まだ人としては死んではいない)」

 

 

 

俺はソードライバー装着し、手元のブレイブドラゴンワンダーライドブックの表紙を開く。最近ははぐれ悪魔を倒す事も増えこのように異形の生物と戦う日も日に日に増えていく。

 

 

【ブレイブドラゴン!】

 

【かつて、全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた……】 

 

 

前に開くと本からライドスペルが響く……俺はその本を閉じて鞘の右側のスロットに装填し、俺は剣の持ち手を握りしめ、抜刀する。

 

 

「ハッ!」

 

 

【烈火抜刀!】 

 

剣を抜刀し、背後の本が開き、神獣ブレイブドラゴンが出現する。そして、俺は刀身が燃え盛る炎に包まれた剣を構えた。

 

「変身!!」

 

【ブレイブドラゴン!】

 

剣でクロスするよう剣筋を描き、ブレイブドラゴンが周囲を飛び回ると、炎となり俺を包み込む。

 

【烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!】

 

 

 

「物語の運命は…俺が決める」

 

そういうと俺は炎の斬撃を放ち相手に確実にダメージを与えていった。

 

 

「神器持ちか!小癪な!」

 

そういうとはぐれ悪魔はセイバーに迫り攻撃を仕掛けるが、躱され、烈火で受け流され、跳躍ではぐれ悪魔の頭上を通り切りつける。

 

 

「ぐっ!」

 

はぐれ悪魔がひるんだので俺は烈火納刀し、腰についていた鞘から刃王剣十聖刃を手に取り、刃王剣十聖刃エンブレムをスライドさせる。

 

 

 

【最光!】

 

 

【既読!】

 

 

 

【最光! クロス斬り!】 

 

刃王剣十聖刃に光の聖剣、光剛剣最光の力を纏わせ、そしてすれ違いざまにはぐれ悪魔の体を滅多斬りにした。

 

そして同時に爆発が起こり怪物と化したはずのはぐれ悪魔とイービルピースと人が分離しジャンプしその女性を受け止めた。

 

「光剛剣最光の光の力…やっぱり最高だな」

 

そう言い女性の容態を確認し、バイタルも安定しているのを確認し女性を降ろす。しかし分離したはぐれ悪魔は先程より禍々しい姿となった化け物の姿だった。

 

 

「ウオオオオオオ!!!!」

 

するとセイバーが烈火を抜たと同時に化け物はセイバーに攻撃を放った。

セイバーはすかさず後ろに飛びその攻撃を避け態勢を立て直し、ホルスターから一冊のライドブックを取り出す。

 

 

【ストームイーグル!】

 

表紙を閉じ、ライドブックを烈火の先端にかざす。

 

【イーグル!フムフム】

 

 

【習得一閃!】

 

 

「ハアッ!!」

 

烈火を振るって竜巻の斬撃波をはぐれ悪魔へと飛ばし、はぐれ悪魔を炎の竜巻により完全に動きを封じる

 

「グアアアアアア!!!」

 

 

俺は火炎剣烈火を一度鞘に納刀し、持ち手にあるボタンを押した後に剣を引き抜いた。

 

【必殺読破!】 

 

【烈火抜刀!ドラゴン!一冊斬り!ファイヤー!】

 

「火炎十字斬!!」

 

 

俺は膨大な炎を纏わせた火炎剣烈火を握り締め、静かに腰を落としながら構える。俺はすれ違い様に火炎剣烈火ではぐれ悪魔に炎の横一閃を浴びせた。

 

「グアアアアアアア!!!!」

 

 

そして致命傷を負った化け物は跡形もなく爆散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そこのあなた、ここで何をしているのかしら?」

 

そして後ろを振り返ると確かうちの学校の同級生が、やはり隣の席の子も悪魔だったのか。それにあの赤髪のやつは確か…

 

「…はぐれ悪魔を倒しただけだが?」

 

俺は変声機能で声を変え答える。

 

 

「そう、最近この町のはぐれ悪魔を倒しているのは貴方なの?」

 

「ああ。おそらくそうだろう」

 

「そうだったの。はぐれ悪魔の討伐には管理者として感謝するわ。ありがとう」

 

赤髪の少女は深く頭を下げてお礼を言ってきた。

 

 

「いや、大したことはしたつもりはないが少し対応が遅くはないか?今回は人的被害がなかったもののもう少し迅速に対応は出来ないものか?」

 

「…返す言葉もないわ」

 

「それとお前達…リアス・グレモリーとその眷属か?」

 

「っ⁉︎私達のことをどうして?」

 

「裏の事についてはあらかた知っている」

 

「そう、でもね…ここは人間が住む町だけど、裏では私が管理している土地なの」

 

「そう言われても、別に悪いことはしてはいないはずだ」

 

「そうね。話を聞きたい事は山ほどあるけど……どうやら私達と敵対はするつもりはないみたいね?」

 

「お前達が俺に対して敵意を見せなかったらの話だがな」

 

「……忠告として受け取っておくわ」

 

「ならいい、それと…この人を頼む」

 

俺ははぐれ悪魔から分離した女性を赤髪の少女に渡す。

 

「この人は?」

 

「…今回の被害者だ。頼んでもいいか?」

 

「わかったわ。責任を持って預かるわ」

 

 

 

 

俺はブックゲートライドブックを使いこの場から立ち去りる。

 

 

 

「一体彼は何者だったんでしょうか?」

 

「はい、見たこともなかったです。それにあの剣は…」

 

「ハッキリ言って束になってかかっても今の私達じゃ勝てないわ。一先ずこの人を病院に運びましょう」

 

「「はい、部長」」

 

「彼が…せめて敵ではない事を祈るわ」




今作斗真はリアスと朱乃と同級生で、現在は原作開始一年前となります。

一応今作は刃王剣十聖刃は聖剣単体でも扱えます。
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