とある忘れられた召喚術師   作:茶葉

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やっとこさ活動することができました

ゆっくり更新していきますので、私の妄想に暖かい目で付き合ってください

3/11改訂


忘れられた者

鴎暦834年

 

「お~いみんな飯だぞー」

「はーい」×13

 

今日も義弟、義妹達が遊んでいるところまで行って飯の時間だと教える。

ここでは仕事で忙しいマザーのかわりに年長者である俺がみんなの世話をして、武器や魔法の使い方を教えている。

最近はエースやクイーン、デュースが少しながら手伝ってくれるのがありがたいエエコヤナー。

 

「いただきます」

「いただきます」×13

 

カチャカチャ

 

「ほらシンク、ニンジンも食べなさい。ナイン!肉だけ食うな野菜を食え!あートレイ溢したの拭くから皿もってって・・・クイーン布巾とってくれる?」

 

ワイワイカチャカチャ

 

「ご馳走様でした」

「ご馳走様でした」×13

 

「そうだ!今日はマザーが仕事早く終わるかもだって」

「ホント!兄さん」

「ワーイやったー」

 

(ホントみんなマザーが好きなんだな。来てすぐはこころを開いてもらえなくて大変だったもんな)

 

「よーし特別に今日はマザーがくるまで遊んでいいぞ!」

「言ったな兄さん!おっしゃぁ遊び倒すぞごらぁ」

「全く兄さん怒られても知らないよ~」

「じゃあケイトはお留守番ね」

「そうはいってないでしょ!」

 

皆で片付けをやりそれぞれ遊びにいく準備をする。

 

「準備はいいか?それじゃしゅっぱーつ!」

「おー!」×13

 

 

~ちょっとした丘~

 

13人の弟妹達がそれぞれ集まって遊んでいる。

 

「ははは、じゃあ次はジャックが鬼ね」

「こら~ま~て~」

 

鬼ごっこで盛り上がる、エース、サイス、トレイ、セブン、ジャック。

 

「ねえねえそのお花の冠どうやって作ったのクイーン?」

「ケイトのなんかおっかし~」

「そういうシンクだって!」

「まあまあ喧嘩しないで」

「デュースのは凄くきれいにできてるね」

 

お花の冠を作って遊ぶ女子グループのクイーン、ケイト、シンク、デュース。

 

「どうルルルルらぁどうだ俺が一番大きい石を持ってきたぞごらぁ」

「ふん誰が一番だって」

「キングてめえ!」

「お前ら小さいな」

「「エイト!?(で、でかい)」」

 

キング、ナイン、エイトは力比べ?で誰が一番大きい石を持ってくるか競っているようだ。

 

(全員しっかり遊んでいるみたいだな)

 

「ねえねえ兄さんお歌を歌って」

「ん?エースか、いいぞ」

 

家からギターを持ってきてチューニングを始めた。

周りには花畑で遊んでいた女子グループも遊ぶのをやめて此方に寄ってきた。

遠くで遊んでいチューニングが終わり、弾こうとすると向かいの林の方から今にも泣きそうな顔で走ってきた

 

「兄ちゃん!大変なんだ!サ、サイスが居ないんだ!」

「!最後に見たのはいつだ」

「私が海を見ようって崖の近くまで行ったときです」

「崖に行ってくる!お前たちはここに絶対何があっても動くなよ!いいな!」

「やだ!僕たちもいく!」

「っち、わかった。ただし俺より前に出るなよいいな!」

「うん!」

 

~海が見える崖~

 

「サイスーどこだー」

「サイスー」

タスケテー

 

「「!」」

「兄ちゃん崖のした!」

 

サイスが崖から少しだけ出ている石にしがみついていた

腕を伸ばせば届く距離である。

 

「まったく、サイス大丈夫か?動くなよいま助けるから」

「早くして兄さん腕が限界」

「よっと、ふう恐かったなーもう大丈夫だぞー」

「ヴアーーーーーン恐かったよー誰も来てくれないんじゃないかって思ってたグス」

 

サイスが泣き止んだ後帰ろうとしたときだった

 

ゴゴゴゴゴゴゴ

 

「うわっ!」

「兄さん(ちゃん)!!」

 

何故か崖がエースたちとの間から崩れていったのである

 

「エース受けとれ!」

「キャ」

「うわっ!」

「兄さん!兄さんも早く!」

「ブック!・・・ブック!?」

(しまった!マザーに点検してもらうために本を渡したままだ!)

 

「兄ちゃん!兄ちゃーーーーーーん!」

 

~ドクターアレシアの書斎~

 

アレシアは珈琲を飲みながらゆっくりと休憩していた。

突如、持っていたカップの取っ手が壊れ床に落ちた。

 

「!?もしかしてあの子・・・」

 

新品のカップが壊れたことに違和感を感じ、自分の子供たちに何かがあったと思い、早めに帰ることにした。

 

~家~

 

「ただいまみんな」

「お帰りマザー!」

「ただいまエース、あの子はどうしたの?」

「あの子って誰?」

「そう・・・何でもないの・・・少し出掛けてくるわ、すぐに戻ってくるから」

「わかったマザー行ってらっしゃい」

 

アレシアの顔は無表情であったが、明らかに影が射していた。

 

~別世界の窓のないビル~

 

薄暗い照明の中白衣の女性が通路を歩く音だけが反響する。

 

「おや?珍しいお客の登場だ」

「久しぶりねアレイスター」

 

アレシアがアレイスターと呼んだ人物、アレイスターは大きな円柱の水槽の中に逆さまに入っており、その姿は男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見えた。

 

「いいのかいこんなところに来て」

「今日は折り入って御願いがあるの」

 

そう言ってキセルを取りゆっくり煙を吐く、その表情はいつになく暗かった。

 

「今日、あの子が死んだわ。あの子にはエース達の支えともにリーダーになってもらうつもりだったんだけど・・・」

「ほうあの少年か・・・君が始めて育てた子だったね、それで?」

「こちらの世界で引き取ってほしいの、どうやら世界も計算違いだったらしいわね、あの子の魂が狭間でフラフラとしてるわ貴方なら引き寄せることも可能でしょ」

 

「珍しいな君がそこまで一人にこだわるなんて、今の子達だって何回も見ているのだろう?」

「あの子には沢山のことを教えてもらったわ。楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、寂しいこと。だからこそこんな死にかたはしてほしくなかったの」

 

アレイスターを見つめる顔は何時もと同じだが、はっきりと頬に光るものが流れていた。

 

「君に親の心を持たせそこまで言わせるとは興味深い。珍しいお客の珍しい御願いだ、いいだろう」

「そう、有り難う。これで私は行くわね」

「少年に何か言っていかないのかい?」

「あの子には・・・いままで有り難う、こんな育ての親で御免ね、何かあったら会いに来るわとでも伝えてちょうだい」

 

そう言うアレシアの顔は少しだが優しく微笑んでいた。

 

「了解した」

 

~暫くした後~

 

「そろそろ起きたらどうだい少年?」

「う・・うん?ここはどこだ?」

 

金髪の少年が横たわったまま顔だけを上げる。

 

「ようこそ我が居城へとでもいっておこうか」

「お前は!」

 

すぐに立ち上がり臨戦態勢をとる少年。

 

「おっとそんなに殺気を出さないでくれたまえ。ドクターアレシアの古い知人とでも言っておこう」

「マザーの!?」

「アレシアの頼みでな少年をここで復活させたのだ。もとのとにに戻りたいと言っても無駄だぞ、君が一番よく知っている筈だ、あの世界で死ぬのはどういうことかということを」

「それじゃあ俺はやっぱり死んだんだな」

「そのとうりだ、心配しなくてもあの子達は無事だ。それより君にはこの世界で生きてもらう、心配することはない別に何かやらせようとはしない。これから君の脳にこちらのことを直接叩き込む、その方が早いだろう」

「マザーの知人なら・・・」

 

少年は渋々といった様子で警戒をとく。

 

「では、ゆくぞ」

 

ドン!と軽い衝撃と共に音が鳴り、少年の体がふらつく。

一気に膨大な量の情報を頭に入れたため、激しい頭痛もしている。

 

「うっ!」

「これでわかったかね?それがこの世界だ」

「ああ大体分かった。それで俺は魔法を使えんのか?」

「その点は心配無用だ、システムスキャンの際に私がじきじきに手をまわしておく。依然と同じように使える筈だ。住居も問題ないこちらで用意しておく、金はある程度銀行に入れておいた。最後に学校だが夏休み前だが留学生として登録しておこう。何か質問は?」

「大丈夫だ」

「では何かあったら連絡しよう。最後にドクターアレシアからの伝言だ」

「マザーからの!」

「いままで有り難う、こんな育ての親で御免ね、何かあったら会いに来るわといっていたぞ」

 

もう会えないと思っていた育ての親で恩人の言葉に少しだが涙ぐんでいる。

 

「マザー・・・・ありがとう」

「あとは少年の自由だ好きにするがいい」

「ああ」

 

そう簡単に答え振り替えり、右手を前に出すとちょっと大きめの小説サイズの本が出てきて。

次の瞬間には姿が消えた。

 

「ほう魔道書を使ったとはいえ詠唱なしでテレポとわな。面白くなっていきそうだな、ちょうどあの右手の少年の近くに置いたんだどんなことが起こるのやら」

 

水槽の中でアレイスターは逆さまになりながら小さく笑みをうかべていた。

 

 




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