部活キツくなってきた、進路も大変、いつ春来るのさみぃよ!!
(茶・ゝ・)。〇(今回の最後にあることをしました、いったいそれはなんでしょうか?詳しくは次週に!?)
~橋の下~
「確実にでかくなってるわね…」
「でかすぎだな」
大きくなった幻想猛獣に引き気味のトートと美琴に対して木山は焦りの顔を見せる。
「まずいことになった」
「もうとっくにまずいことですよ春生先生…」
「いや、それとは別のことのんだが、あの幻想猛獣の進行方向に何があるとおもう?」
木山は送電線をなぎ倒しながら進む幻想猛獣を指さして言う。
二人は顔を見合わせて首をひねる。
「原子力実験施設だよ、おそらくこのままだとあの幻想猛獣は止まらずに施設に突っ込むはずだ。もしそうなったら、、、」
「あんた!いくよ!」
「ちょいまっ!」
木山の言葉を聞いた美琴は先ほどとは逆にトートの襟を掴んで走り出す。
「行ってしまった…あれは私の責任だ、私がここで逃げてどうする!」
一人置いていかれた木山だったが、気合いを入れると片足を引きづりながら美琴を追った。
~広野~
ここは原子力実験施設と橋の中間地点。ゆっくりと進んでくる幻想猛獣の前にトートと美琴は立っていた。
「相変わらずデケェ」
「無駄口叩いてないでやるわよ、さっさとあの変な力使いなさいよ!」
美琴はそう言って右手に電気を溜めている。
「出し惜しみできないし、やりますか『ブック』」
(召喚はしねぇけどな…)
本を呼び出しページをパラパラとめくる。
「えーと、どれにしようかなっと。破滅の力、慈悲の心を持つ大いなる暗黒よ我に力の一部を貸したまえ『トリシューラ』」
詠唱が終わるとトートの手には長さ1.5㍍の三又槍が現れる。
「いったいどういう原理してるのよ」
「気にしたら負け!」
トートは大きくジャンプすると、巨大な幻想猛獣から出ている数本の触手のうち、手前の一本を狙って槍を振るう。
「一本もらい!…あり」
槍は確実に触手を切断した、しかし切断と同時に超速再生して元通りになってしまった。
あっけにとられていると横から別の触手がトートを吹っ飛ばす。
「ふんぎゃ!」
「情けないわね!」
それを横目で見た美琴は幻想猛獣の顔らしきところに雷の槍を五本発射し顔面を吹っ飛ばす。
「やった!」
「まだだ!」
「え?げぇ…」
顔を吹っ飛ばし倒したと思った美琴であったが無くなってすぐに首が生えてくる。
「こりゃキッツいわー」
「ワクチン待ちかしらね…」
「それまでどんくらい?」
「知らないわよ!」
体勢を立て直した二人が話していると幻想猛獣は体の真ん中から黄色いエネルギー弾を撃ってくる。
二人はそれぞれ左右に避けると、右に逃げたトートには先程よりは小さいエネルギー弾を六発、左に逃げた美琴には美琴を捕まえようと触手が伸びてくる。
トートはエネルギー弾を避け、当たりそうな二発を槍で切り裂く。
美琴は触手に捕まるが体の周りに高圧電流を流し触手を黒焦げにして脱出する。
「ほんときりないわね」
「ワクチンまだ?」
続いて美琴が地面に電流を流して砂鉄を集めて鞭のように扱う、ただの砂鉄の鞭ではなく砂鉄の一つ一つが振動し触れたものを容赦なく切る鞭である。
その鞭で触手をまとめて三本切るが氷塊を美琴に向けて幻想猛獣が投げる。
飛んで回避するが追撃に触手が襲いかかる。
当たる寸前でトートが槍を刺して軌道を変える。
「飛んだら格好の的だぞ…」
「最初に飛んで吹っ飛ばされたやつが言うと信憑性があるわね」
「うっせ」
二人は軽口をたたいてるが幻想猛獣のタフさ、再生速度の速さに舌を巻いている。
♪~~♪~♪~~~~♪
緊迫した空気の中、美琴のポケットから電話が鳴る。
「いったいこんなときに誰よ!」
着信音を止めようと携帯を出すと初春からである。
「ちょっとあんた!そいつのいてしてなさい」
「おい!それはっ!」
トートに幻想猛獣を相手にさせ電話に出る。
「もしもし、初春?」
「美琴さん!いまどこですか!」
チョイミコトサン!?ハヤクタスケッテ
「どうしたのよ、いまかなーり忙しいのだけど」
電話に出ながら一応幻想猛獣に電撃を放つ。
コノヤロージャマダー!
「大変なんです!幻想御手のワクチンプログラムをインストールして学園都市中にながそうとしてるのですけど!」
「それは聞いたわ、まだなの!」
「電力が切れちゃったんです!」
「はぁ!?」
初春はアンチスキルの車両を使い木山から貰ったワクチンプログラムは音楽データであり、学園都市中にながそうとインストールして学園都市の放送サーバーに繋いでいるところだったのだが、外部からの電力が突然遮断され、アンチスキルが車に積んでいたバッテリーも底をついたらしい。
そこで電気を扱える美琴に来てもらい電力を補ってほしいということだ。
「ちょっと、こっちも忙しいってのに!」
「もしかしてあのでっかいのと戦ってるのって美琴さんですか?」
「そうよ、現在進行形で戦ってるの!」
時たまに襲ってくる触手に電撃を放ちながら美琴はかんがえる。
このまま戦ってては消耗戦になるし、こちらが負けるのが目に見えている。
かといって初春の方に行くとトート一人では幻想猛獣を押さえきれない。
(一応手加減してるのでやろうと思えばトート一人で押さえれるのを説明しときます)
「ちょちょ電話かして!」
「ちょっと!」
幻想猛獣を大きくのけ反らしたトートはこちらに向かって走ってきて美琴から携帯を奪う。
「初春さん、プログラムってどんなやつ?」
「え!トートさんなんでそこに」
「どんなやつ!」
トートの声に自分の質問を取り消して初春は答える。
「音楽データです」
「音楽…音楽データねわかった、じゃあね」
「え、トートさんトートさん!」
なにもわかっていない初春をおいて電話を切ったトートは本を呼び出し、小声でなにかをブツブツと言っている。
その間にも幻想猛獣は自分を害すると決めた二人に攻撃を続ける。
「あんた、何かってに電話切ってんのよ!」
続けざまに電撃を放ちながらこちらを怒鳴る美琴。
「さぁ食い止めるの続けるぞ」
トートは槍を構え幻想猛獣に突っ込む。
「なに言ってるの、このままだとワクチンプログラムが!」
「そっちは大丈夫、助っ人送っといた」
「はぁ!?」
~橋の上(アンチスキル車両内)~
「トートさん!トートさん!切られちゃいました」
「それじゃあどうするよ」
電力がない今、ワクチンプログラムを流すことも出来ず、最後の望みとして美琴に電話をかけたがトートによって電話を切られてしまった。
黄泉川と初春はアンチスキルの車の中で大きくため息をついた。
「もう支部に行くしか…」
「そんなこと言ってもこの荒れ果てた道路は走れないじゃん」
美琴と木山、そして幻想猛獣によって瓦礫が散乱している道路を指差す黄泉川。
「もう走って行くしか…」
そこまで言ったとき外から声が聞こえた。
黄泉川と一緒にきた鉄装という女性隊員が誰かともめているようだ。
二人が顔を出すと鉄装が誰かを止めている。
「おじいさん、ここは危ないからはやく避難してください」
「はぁ何度いったらわかるのやら、少し黙ってくれんか」
鉄装ともめていたのはタキシードを着た、きれいな白髪の老人であった。
その老人が仕方ないといった表情で鉄装の額を人指し指でトンと押すと鉄装は糸の切れた人形のように崩れ落ちた。
「きゃぁ!!」
「綴里!」
老人は鉄装を受け止めるとゆっくりと地面に寝かせてこちらに向き直る。
「おやおや、これはお嬢さん、お嬢ちゃんこんにちは」
老人は二人を見つけると丁寧に頭を下げた。
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ここをこうしたらいいとかのアドバイスもくれると有りがたいです。