とある忘れられた召喚術師   作:茶葉

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春はまだですか、、、茶葉です、、、

そろそろ新年度が始まって皆さん落ち着いてきたところでしょうか?
相変わらず私は進路と勉学に頭を悩ませています(´;ω;`)

はぁ~部活も後少しなんだなー

後悔のないような生活をする!それが最近のキーワードです!

頑張っていきましょー!!

(茶~ω~)。〇(前回、あんだけ「詳しくは次週!」みたいなことしましたが、詳しい説明は次の投稿で…ここまで書いたらわかる人はわかると思う、、次週こうごきたい(二回目))


幻想の最後

~橋の上~

 

老人が頭をあげるとやさしく微笑みながらこちらに進んでくる。

 

「何者だ、ここは危険地域だ一般人は退避してくれ、そして…綴里をどうした!」

 

黄泉川は進んでくる老人に銃を向ける。

 

「おやおや、随分と物騒じゃの」

「もう一度言う、綴里をどうした」

「安心せい、眠っておるだけじゃ」

 

老人が鉄装を指差すと鉄装は気持ち良さそうにすーすーと眠りこけている。

 

「いったいどうやったじゃん、とりあえずゴタゴタがあるが身柄を確保させてもらう」

「ところで、ここに音楽があると聞いたのだが…お嬢ちゃんのいじってるやつか?」

 

黄泉川の言葉を無視して後ろで小さくなっている初春の元に歩いていく老人。

 

「な!なぜそれを…ますます怪しいじゃん」

「お、おじいさん誰ですか」

「わしか?わしの名は今のところ、エーリッヒ・ツァンとなってるの」

「今のところ?それって…」

「老人、そこまでじゃん、いったん大人しくしてくれ」

 

今のところの意味が分からなかった初春が質問しようとしたのを遮って黄泉川がエーリッヒの肩を掴む。

 

「ふむ…やっぱりお主らも静かにしてくれ」

「へ?」「っく!」

 

少しめんどくさそうな表情の後、エーリッヒが二人の額に指をトンとやると先程の鉄装のように崩れ落ちる。

 

「あの小僧め、面倒事押し付けよって…さてこの機械の中に音楽が…」

 

二人を寝かせた後に初春のPCを前に手をワキワキとさせる。

 

「しかし…これは何じゃ?使い方が分からん。

しょうがないの『概念』を取り出すか」

 

エーリッヒは腕をまくるとPCの画面に手を置くとなにかを引っ張るような動作をする。

するとポンッと良い音がして開いていた手を閉じる。

 

「ほーう、面白い旋律じゃ」

 

エーリッヒは音楽が染み込んできた余韻を楽しむと右手で指を鳴らす。

するといきなり目の前にバイオリンが出現する。

しかもただのバイオリンではない、弦が全て無いのである。

エーリッヒは弦の無いバイオリンを構えると演奏を始める。

曲は幻想御手のワクチンプログラムである曲である。

 

♪~~~♪♪♪~♪~~~♪~~

 

一分の演奏が終わるとエーリッヒはトートと美琴が戦っている方向に向かって一礼するとゆっくりと消えていった。

 

 

~広野~

 

トートと美琴は幻想猛獣の足止めを必死にしていたがジリジリと後退していき、実験施設のすぐ近くまで幻想猛獣は進んでいる。

 

「いったい何時になればこいつは倒れんのよ」

「怪獣映画の軍隊もそんな気持ちだろうよ!」

 

美琴が砂鉄を操り触手をまとめて三本切り落とすが頭上から無数の火の玉と氷塊が降り注ぐ。

美琴は急いで横に飛ぶが、待ってましたと触手が追撃にくる。

トートは槍をその触手に刺してひねり別の触手にぶつける。

そうしているうちに切り落とされた触手が再生してこちらを狙っている。

今度は氷の剣を造りだしトート向けて飛ばす。

トートは右に左に動いて避けるが氷の剣に気をとられ触手に氷の剣ごと叩かれる。

飛ばされた先で槍を地面に突き立て何とか止まる。

 

「マジで切りがねえ」

 

幻想猛獣はいくらトートと美琴が、切って、潰して、刺して、えぐって、殴って、焼いても驚異の再生でエネルギー弾やら触手やら火の玉等で攻撃してくる。

 

「それであんたのスケットてのは何時になったら仕事するのよ!」

「もう少し待て」

「もう少しってどのくらいよ」

「そんなに急かすな!あのジジイさっさと…」

 

トートがスケットに呪怨を送ろうとしたときどこからともなくバイオリンの音がする。

 

「よっしゃぁ!」

「この音って!」

 

美琴も音に気づきこちらをみてニカッと笑う。

 

「ワクチンプログラムだ、これでこのデカブツはネットワークが壊れてただの木偶の坊!」

「一気にやるわよ!」

 

バイオリンの音がすると途中まで再生していた触手の再生が止まり、幻想猛獣が苦しむような変な動きを始める。

そんな幻想猛獣に二人は止めをさそうとしている。

 

「これで終わりよ!」

「『メガフレア』(小型)」

 

美琴は全身から電気を発し雷レベルの電気を、一方トートは槍の先から野球ボールサイズの火球を出し幻想猛獣にぶつけ幻想猛獣の上半身右側を爆発で吹っ飛ばす。

再生が出来なくなった幻想猛獣はゆっくりと後ろに倒れていった。

 

「「終わったー」」

「「ん?」」

「真似すんなよ」

「そっちこそ」

「気を抜くな、まだ終わってない!!」

 

二人がにらみあっていると足を引きずった木山が叫んでいる。

 

「たとえネットワークを破壊してもあれはAIM拡散力場が産み出した学園都市中の生徒達の思念の塊、常識が通じるような相手じゃない! 」

 

木山の叫びが終わるのを見計らったかのように幻想猛獣が再び立ち上がる。

 

「嘘でしょ…いったいどうしろって言うのよ!」

「核だ、力場を固定している核が何処かにあるはずだ、それさえ壊せば・・・」

 

『レベル0なんて欠陥品じゃん』

 

「佐天さん!?」

 

突如、幻想猛獣から聞きなれた声が聞こえた。

 

『この町で俺は夢を叶えるはずだった、能力者になるという夢を・・・しかし夢は夢でしかなかった!』

 

『どんなに努力をしてもこの街では能力という壁が邪魔をする。惨めだ、殴られ蹴られ踏み潰され、見て見ぬふりをされる日常が』

 

『だったら手に入れるしかないじゃないか』

 

「これが学園都市の本当の姿だな、圧倒的な能力者と無能力者の差別、これが俺ら無能力者の日常だ」

「・・・・貴方たち下がって、巻き込まれるわよ」

「構わない!私はあれを産み出した責任が!」

「あんたが良くてもあんたの教え子はどうなるわけ?あの子達が目をさまして一番に見たいのはあんたの顔でしょ!こんなやり方をしないなら私だって協力する・・・簡単に諦めないで。

それにあいつに巻き込まれるんじゃない、私が巻き込んじゃうっていってんのよ!」

 

その声と共にみことの体から電気?いや電撃が放電される。

 

「あんた一分だけで良いから時間稼いでくれない?」

「一分でいいのか?」

「じゃあ五分♪」

「一分だな」

 

美琴から一分の時間かせぎを注文されたトートは無数のバスケットボールサイズの火球を出し幻想猛獣に近づく。

 

「60秒の契約だ、守らせてもらうぜ」

 

幻想猛獣は残っている触手を振るいトートを排除しようとする、トートは手を振って触手に一発当て軌道をずらし、三発当てて触手を吹き飛ばしていく。

そして九本目の触手を吹き飛ばしたときちょうど一分がたつ。

 

「充電完了!」

 

美琴の声にトートは美琴と幻想猛獣の間から抜け出す。

 

「いくわよ!」

 

美琴の右手から電撃が放たれる。

しかし今までと違い、槍のようではなく全体に当てている。

 

(彼女の電撃の威力程度では・・・・!?あれは直接当ててはいない、強引にねじ込んだ電気抵抗で体の表面が消し飛んでいく、私の時のは全力ではなかったのか)

 

幻想猛獣も必死に抗い、美琴に触手を伸ばす。

 

「お触りは禁止です!『ストプガ』」

 

触手が美琴の1㍍手前で止まる、トートが『ストプガ』をかけて無理やり止めたが長くは持たない。

 

「仕上げはよろしく!」

「うっさいわねわかっているわよ!」

 

美琴はポッケからコインを取り出す。

仕上げとは超電磁砲で核を撃ち抜くことである。

超電磁砲を撃つために右手を出すと、再び声が聞こえてくる。

 

『私だって』

 

『能力者に』

 

『なりたかった』

 

「うん、気づいてあげられなくてごめんね」

 

『もう馬鹿になんて』

 

『されたくなかった』

 

「うん」

 

『普通に』

 

『暮らしたかった』

 

「頑張ったんだね、ならもう一回頑張ってみようよ」

 

美琴がコインを弾く

 

「下ばっか見てないでさ、くよくよしないでさ、自分に嘘つかないでもう一度!」

 

超電磁砲が幻想猛獣を撃ち抜く、そしてコインと一緒に三角柱が飛び出て空へと昇っていき砕け散った。

 

「これがレベル5・・・・」

「そう、これが学園都市が誇る七人しかしないレベル5第三位美坂美琴だ」

 

核を失った幻想猛獣は倒れながら崩れていった。

こうして幻想御手の事件は終幕となった。




意見、評価、感想や知っている神話、昔話、神、精霊、神具、宝具等があったら教えてください。名前だけでも十分です(こっちで調べますから)
感想待ってます!

ここをこうしたらいいとかのアドバイスもくれると有りがたいです。
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