日本の食文化を守るために変態技術を駆使しまくった結果   作:Haganed

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日本の食文化を守るために変態技術を駆使しまくった結果


 

 

 

 

 この世界で生きることが判明した時、自分の頭の中に嫌な予想というものが沢山浮かんでしまうのは良く言えば慎重な人間である証左で、悪く言えば考えすぎなネガティブ思考の人間の証左でもある。しかし昔からそうであったように考えられずには居られないのだ、当たり前に存在しているものが突如として奪われてしまう事態を。そして考えに考えを重ねた結果、この【コードギアス】の世界に転生してしまった自分はいずれ訪れる未来を予測してしまった。

 

 

 日本の食文化、消えそうじゃね? と。それだけは何としても避けなければならない。何としてもだ。──いやマジで。

 

 

 

*─────*

 

 

 

 言ってはなんだが、自分にはコードギアスの知識というものがあまり無い……というより原作の流れやら設定やらに対する知識が局所的にしかないというべきか。例えばKMF(ナイトメアフレーム)に関するある程度の基礎知識、それらに関わる科学者のこと、ブリタニア皇国の皇帝が日本へと侵攻した理由etc……あ、あとオレンジ君。

 

 こう言ってはなんだが、こうも中途半端な知識を憶えているのならいっそ全部知ってるか全く知らないかの二極の中で転生すれば良いものを。まぁ、自分の頭の中に別の知識が入ってるせいでそうせざるを得なくなったというのなら話は別、致し方なしというやつなのだろう。

 

 自分の頭の中に何故かあった知識というのは、ナノマシンの作製方法と人工知能の作製方法の2つ。この2つで何をすればいいのかは大体見当もついたし、そんな思考の中でどうしても人に助力を乞う必要性がある案件も見つかった。幸いか、はたまた都合よくそうさせられたのかは定かでないものの自分の家は医療機器に携わる技術者というのもあって、目的である協力者の1人とは関係を結ぶことが出来たしこの日本の財閥企業とのコネも手に入れた。そして財閥側から話を通していたのか、密会という形で現首相の枢木ゲンブ氏と話もできた。ついでに自分の会社も売り込んで万々歳。

 

 他にやったことと言えば、ナノマシンの製作と人工知能によるナノマシンの統制を形にしていくこと、民間警備会社を立ち上げてキャリアを積みながら人材の選定と食事ぐらい。時たま食べるガシラの唐揚げは良いぞォ……!骨の髄まで食らい尽くしてる感覚と、ジューシーな旨味が噛めば噛むほど口の中で広がっていく!生麩入りの味噌汁もこれまた最高だ!ほんのりとした生麩の甘さと味噌汁の塩加減のマリアージュが絶品としか言い様がない!

 

 とまぁ、自分にできないことは基本他企業からの協力者に任せながらも自分や集めた仲間たちとも意見交換を繰り返してああでもないこうでもないと悩みに悩み、少ない失敗から成功策を見出して作業し続けること丸5年。ついに完成した日本製KMF、ナノテクの技術を結集させつつ俗に言う変態企業各位からの要望も確りと組み込まれたその機体は、初めに協力関係を結んだKMFの技術者も変な笑いが込み上げてきていたほどだ。

 

 兎も角、これであのブリタニアにも対抗出来る物を作り上げることが出来た。あとは最終調整を行いながら量産体制も整えていけば、日本の食文化を守ることが出来る!とはいえここまでやって来れたのは協力してくれた全員のおかげなので感謝を述べて、記念パーティーとついでにブリタニアとの対決への宣誓もしてみたり。全員腹を抱えて笑っていたけれど、嫌な笑い方じゃないから言ってやったりと満足した。

 

 でもふざけ半分で大将なんて言い出した奴はしょっぴいてやる。そのせいでほぼ全員大将呼びになってしまったのだから恥ずかしいったらありゃしない。

 

 

 

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 皇暦2010年8月10日。この日をもって、ブリタニアは日本へ向けて宣戦布告。目的は日本に在するサクラダイト鉱石を狙ってのこと、これに対し現首相である枢木ゲンブは徹底抗戦の構えを示し多少内輪揉めはあったものの日本はブリタニアに牙を剥く姿勢をとった。

 

 ブリタニア側はこの侵攻作戦に初めて人型自在戦闘装甲機であるナイトメアフレームを導入、日本で目撃されるのはこれが初。初めての相手に対する初めての脅威、それらはこの兵器に対する知識を全く有していないという無知から来るものであった。ブリタニア側もこの島国を相手するのに時間は要らないと言わんばかりに一斉に絶対的な恐怖を差し向けた……筈だった。

 

 まず初めに異常が起きたのはブリタニア側の兵士であった。突如としてもがき苦しみ始め、血反吐を吐いて倒れ伏していく凄惨な現場を日本軍の人間が目撃した。

 

 次に戦艦。海上に浮かぶブリタニア側戦艦の装備がことごとく誤作動を起こし自爆していった。傍から見れば戦闘中にブリタニア側が突然ヤケになったとしか言い様がないその光景が、どちらの勢力からも確認できた。

 

 そして航空機とナイトメアフレーム、この2つに襲いかかったのは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()であった。後に判明することになるが、この侵攻で確認された日本側のナイトメアフレームは50機程の数であったという。しかしそのたった50機で、日本に侵攻するブリタニア側の戦力を四割を削ったとされる。

 

 曰く、日本側のナイトメアフレームはブリタニアよりも技術的進歩を果たしており飛翔しながらの戦闘を可能にしている。

 

 曰く、ブリタニア側の機体よりも一回り小さくなっているが、出力面は日本側が格段に上。また長時間の戦闘行動も確認できた上にデフォルトで高速戦闘を行うため、圧倒的なマシンスペックの差が判明した。

 

 曰く、日本側機体の周囲に威力減衰効果のある見えない領域が展開されている。この領域を拡散し攻撃に応用した事例も確認されており、この攻撃を受けた機体は制御が出来ず海に沈没または停止し破壊される結果を残している。

 

 曰く、どんな損傷を負ったとしても必ず元のとおりに修復される。腕部や脚部、ひいてはコックピットがあるであろう場所がどんなに損傷を受けようとも自動的に無かったことにされ、ブリタニア兵士が恐怖したという。

 

 そういった報告が出された時点で、ブリタニア側の被害は更に加速していった。既存の兵器でさえも容易く日本側のナイトメアフレームや兵器によって破壊され、気が付けばブリタニアの情勢を鑑みても長引かせるのは下策と判断したのだろう。5ヶ月にも渡る侵攻作戦はシャルル皇帝の決断により止められた。

 

 後にこの侵攻から日本を守りきったナイトメアフレーム50機と搭乗者50人の総称は、ある人物によってこう名付けられた。

 

 

 

『鬼神兵団』と

 

 

 

 




【鬼神兵】
・本作で主人公ら含めた開発チームによって生み出された変態技術の塊。またの名をKMF。

・全長3mとブリタニア側のKMFと比べ1回りほど小さいが、出力や燃費性能は現段階で配備されているグラスゴーと比べると圧倒的に上。またナノマシンによる自動修復機能が搭載され継戦能力も高いほか、飛行状態での戦闘を可能にしている。

・某PAのようなナノマシンによる減衰領域を常に展開しており、これまた某AAのような手段で広範囲にナノマシンによる妨害が可能。ただし使用した場合、減衰領域は一時的に消える。

・ナノマシンが投与された搭乗者の脳波を検出し、機体とのリンク感を高めスムーズな戦闘行動が可能。

・武装は全てナノマシンによる形成。ただし侵攻に対して使用されたのは
 刀型兵装【MURASAME】
 銃型兵装【HINAWA】
 ミサイル生成機関【HABAYA】
 パイルバンカー兵装【KAGUDUCHI】
 対KMF榴弾砲兵装【MIKADUCHI】の計5種である。
 多分これからも増えていく。

連載に変えるべきか、短編のままで良いか

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