99話
『ここでお前の悪事を止める!』
『おのれ、仮面ライダードライグ!覚えていろ!!』
私達は今、家のテレビで完成した仮面ライダードライグを見ている。うん、普通の仮面ライダーだわ。
リアス「お兄様も面白いものを考えたわね。」
朱乃「ええ。視聴率は50%を超えているようですわ。」
イッセー「ご、50!?」
木場「まあ、冥界は娯楽が少ないからね。」
小猫「・・・番組はレーティングゲームとニュースしかないと聞きました。」
聖「いや、少なくね?じゃあ、子供は外で遊んでこい!みたいな?」
アザゼル「そういうこった。それで言えば、人間界は恵まれてるよ。暇つぶしには事欠かないからな。」
ほへぇ〜。つまりは私のゲームも一部にしかウケてない訳だ。まあ、別にいいけど。
アザゼル「ま、これでお前たちの株もまた上がっただろうよ。」
聖「ま、私には関係ないだろうけどさ。別に評価が上がった所で私は人間だし。」
異形は人間を下に見る事が多いし。まあ、だからと言って認められようとは思ってもいない。なんなら、評価なんてものはどうでもいい。私は檀黎斗を超えるという目標がある。檀黎斗の才能を使いつつ檀黎斗を超える。それこそが私の夢。
ゼノヴィア「そういえば、英雄派との戦いの時に変身しなかったがどうしてなんだ?」
聖「え?まあ、理由は2つ。1つは仮面ライダークロニクルを使っていたこと。2つ目は私の寿命が無くなるから?」
リアス「で、でも、あなたの寿命はまだ···」
聖「確かに私の寿命は半年あります。でも、プロトタイプのガシャットは一回使う事に半年分の寿命が消えます。つまり、私は後一回変身すれば確実に死にます。」
みんなの顔が驚きに包まれる。まあ、そりゃ一回の変身に寿命半年は割に合わないだろうし。でも、普通に強いしなぁ・・・。
レイヴェル「半年・・・」
聖「大丈夫だって、レイヴェル。ちゃんと、復活出来る手段はあるんだから。それに、レイヴェルは私の心の支えだし。」
レイヴェルの頭を優しく撫でる。正直、この世界には悪魔の実なんて都合のいいものは無いし。作れない事は無いかもしれないけど、それこそ何千年と研究しないと出来ないだろうし。
聖「さて!プリン食べよ〜っと!」
私が立ち上がった瞬間、兄さんが一瞬ビクッと震える。
イッセー「お、俺は先に部屋に戻ろうかな〜・・・」
聖「兄さん。今ならまだ許してあげるよ?」
イッセー「すいませんでした!!」
わ〜。綺麗な土下座〜。マジでぶっ殺してやろうかな?いや、やってしまったんなら仕方ない。私の実験台にしてやろう。
聖「許してあげる代わりに技の開発を手伝ってよ。」
イッセー「え・・・」
聖「は?じゃあ、全身改造してやろうか?」
イッセー「いえ!是非とも御協力させていただきます!!」
聖「なら、とっとと下行くよ。それと、おじさん。普通の木製バット持ってきて〜。」
アザゼル「あ、ああ・・・。」
みんな苦笑い気味だけど、私は兄さんの首根っこを持って下へ行く。ちなみに、みんなも気になったのか着いてきたけど。
アザゼル「ほらよ。」
聖「ありがとう。ほら、兄さんも新しい力使いなよ。パラドからもらったんでしょ?」
イッセー「っ!なら!」
兄さんの鎧は基本のタイプながらも、肩に二問、両腕に二問の砲台が現れる。足の方も踏み込める様に支えも出来てるし。
イッセー『行くぞ聖!!』
兄さんが私に砲撃を放った為、私はバットに武装色を纏わせて打ち返す。ちょっと重かったけど特に問題は無く兄さんに当たる。あ、ぶっ飛んだ。私は走り出しバットに覇王色のみを纏わせる。
イッセー『ゴハッ!この!』
私は地面を踏みしめ、握る力も最大にする。バットからは赤黒い稲妻が走り全ての準備が整う。
とんでもない音と共に兄さんの鎧は粉々に砕け散りまたしてもぶっ飛ぶ。まあ、バットは折れちゃったけど仕方ない。気絶した兄さんをアーシアさんと塔城さんに任せて、やりすぎとレイヴェルとリアス先輩、おじさんに怒られた。