転生DxD   作:ぺへ

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103話

翌日。私は制服で、レイヴェルはドレスでフェニックス家へ訪れる。いや、多くない?なんで、貴族の家にこんなに訪れにゃならんのです。はあ〜・・・。お腹痛い・・・。

 

執事、メイド『お嬢様!聖様!お帰りなさいませ!』

 

うん。もう、帰る。てか、本当に帰る。だから、レイヴェルは私の手をそんなに強く掴まないで!待って!折れる!折れるから!!

 

デルトロ「おお、レイヴェル。それに聖さん。よく帰ってきた。」

ルイラ「お帰りなさい。レイヴェル、聖さん。」

 

うぅ・・・。なんで私までお帰りって言われるのぉ・・・?その後、応接室へ案内され軽く言葉を交わしていると、サイラオーグさんととても若いお姉さんが現れた。あれ?サイラオーグさんってお姉さんが居たっけ・・・?

 

ミスラ「お久しぶりです。フェニックス卿。」

デルトロ「お久しぶりです。ミスラ殿。聖さん、レイヴェル。彼女はミスラ・バアル。サイラオーグ君のお母上だ。」

 

うぇ!?ガチ!?あ、待てよ・・・?確かこんな顔だった気もする・・・。ま、覚えてないしいっか!

 

聖「ご回復おめでとうございます。私は兵藤聖と申します。」

レイヴェル「お初にお目にかかります。私はレイヴェル・フェニックスと申しますわ。ご回復、心より嬉しく思いますわ。」

ミスラ「ありがとう、二人とも。」

ルイラ「レイヴェル。準備の方は?」

レイヴェル「既に整っておりますわ。」

 

すると、デルトロ様が魔法陣を展開する。やっぱり貴族は大変だ。

 

デルトロ「ミスラ殿、サイラオーグ君。魔法陣の中へ。」

ミスラ「え、ええ・・・」

サイラオーグ「はい。」

 

ミスラ様とサイラオーグさんが魔法陣に乗ったのを確認して、私とレイヴェルも乗る。魔法陣から炎が上がると転移は完了していた。

 

ミスラ「ここは・・・」

聖「私の研究室です。さ、お二人とも。どうぞ。」

 

私が席へ促すと二人は座り、私とレイヴェルで紅茶の準備。私達が座ったところで最初に言葉を発したのはサイラオーグさんだった。

 

サイラオーグ「聖。母上を助けてくれて本当にありがとう。」

聖「いえいえ!私はそんな大きな事をした訳じゃないですし!」

ミスラ「いいえ。そんな事はありませんよ。私を含め、沢山の悪魔が救われた。本当にありがとうございました。」

 

そう言ってミスラ様も頭を下げたけど・・・。私は本当に何もしてないしなぁ・・・。特典のおかげだし。なんなら、特典が無ければ既に私は死んでいる。

 

聖「頭をお上げください。では、こうしましょう。私はサイラオーグさんと契約しそれを果たした。後はサイラオーグさんが対価を払うのみです。実に悪魔らしい方法だと思いますが?」

サイラオーグ「なるほどな。分かった。俺が差し出せるものであれば全て差し出そう。何を望む。」

聖「・・・では、バアル領のリンゴを二玉下さい。」

ミスラ「え?」

 

うん、二人の顔がめっちゃおもろい。え?レイヴェル?普通に紅茶を飲んでいますが?

 

サイラオーグ「し、しかし、それでは聖の成果と引き合わない。」

聖「対価は願いを聞く者が決める。それが契約というものです。」

ミスラ「し、しかし・・・」

レイヴェル「サイラオーグ様、ミスラ様。これが聖ですわ。富、名声、地位には一切の興味を持たず、己の才能のみに興味を持つ。明らかに普通の人間とは違いますもの。」

 

うん、レイヴェル?君、私の事ディスってない?確かに興味は無いけど最後の一言は余計だよ?

 

聖「ミスラ様。私はただ友人の為に力を貸したに過ぎません。その他の成果は偶然の副産物です。なので、それ以上の対価を求めるつもりはありませんから。」

ミスラ「・・・そうですか。私は益々あなたという存在が分からなくなってしまったわ。」

聖「それでいいのです。他者が他者を理解するなど神であろうと出来はしません。ならば、分からぬまま、知らぬまま接した方が何事も上手くいくものですよ。」

サイラオーグ「しかし、本当にそれでいいのか?俺の伝手で寿命を延ばすことも・・・」

聖「サイラオーグさん。その秘密を誰に聞いたのか見当は付きますがここでは置いておきます。しかし、()()の私はこれ以上の強さを得られません。それに、生きるも死ぬも天任せ。ならば、私は次の一瞬を必死で生きます。」

サイラオーグ「・・・俺はお前を下に見ていたのかもしれんな。分かった。契約の対価はしっかりと支払おう。他にも欲しい物があるのなら言ってくれ。出来るだけ用意する。」

聖「ありがとうございます。サイラオーグさん。」

 

それから、1時間程の談笑を交えて私達は解散となった。帰ったあと、とりあえずおじさんに武装色で固めた蹴りを入れにも行った。

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