聖「やっと着いたぁ〜・・・」
私はみんなの気配をたどってようやく合流した。え?案内してもらわなかったかって?当然やろうとしたよ。でも、パパラッチと間違えられて出来なかったんだよ!そのせいでどれだけ面倒だったか・・・。私がドアを開くと、みんなはそれぞれの方法で過ごしていた。
兄さんは軽く準備運動をして、木場君は太刀筋を確認する為にゆっくりと剣を振るう。ゼノヴィアさんはエクスカリバーと対話し、塔城さんは精神統一の為に座禅、ロスヴァイセさんとリアス先輩、朱乃先輩は何かの話をしている。多分、魔法についての話だろう。アーシアさんとギャスパー君はスコルと戯れているし。てか、ギャスパー君の方はとんでもなくビクついててない・・・?
アザゼル「戻ってきたか。んで?あの骸骨ジジイと何話してたんだ?」
聖「別に?普通に人間界にはどんなものがあるか聞かれたから、とりあえずゴルフとかオススメしただけだよ。兄さん、ちょっと。」
イッセー「な、なんだ!?俺、今ガシャットは持ってないぞ!?」
聖「・・・早く盗ったガシャットを返さなきゃバアル領にバラバラ死体で送るよ?」
イッセー「すいませんでした!!」
兄さんは私の方に腕を突き出して盗んだガシャットを返してくれるけど・・・。別に借りるのは構わない。問題は種類だ。片方は正規版のシャカリキ・スポーツだったけどもう片方はデンジャラス・ゾンビ。私はデンジャラス・ゾンビだけ受け取り、兄さんの鳩尾を思いっきり殴る。
イッセー「オゴッ!」
リアス「ちょ、聖さん!」
私は兄さんの胸ぐらを掴み無理矢理立たせる。
聖「別に兄さんが私のガシャットを勝手に盗ったとしても、もう怒りはしないよ。でもね、プロトタイプとデンジャラス・ゾンビだけは絶対にやめて。確かに火力は出るけど、リスクが大きすぎるの。特にデンジャラス・ゾンビは私やはぐれ達の死のデータを元に完成している。この意味が分かる?」
イッセー「い、いや・・・」
聖「デンジャラス・ゾンビを使っている間はあらゆる死の記憶が使用者を襲う。何千回と死ぬ経験をする事と一緒。使うならこっちを使って。」
私は兄さんに、ゲーマドライバーとマイティドラゴンズXX、そしてドラゴニックマイティXを渡す。
イッセー「こ、これって!」
聖「約束して。ドラゴニックマイティXはサイラオーグさんと勝負を決める時にのみ使って。それ以外は任せるから。」
イッセー「あ、ああ。」
聖「それと、これはゲームだとしても戦場に変わりは無い。だから、他のみんなもやられるかもしれない。兄さんに『心は熱く、頭は冷静に』なんて事は出来ないだろうから1つだけアドバイス。溜まった怒りや鬱憤は全てサイラオーグさんにぶつける事。分かった?」
イッセー「それだと、サイラオーグさんにおんぶにだっこだな・・・。だけど、分かった。そうする。」
聖「それでは皆さん、応援しているので頑張ってください。」
私は一礼してレイヴェルと控え室を出て自分達の席へ向かう。さて、兄さん達のゲームが始まる。