転生DxD   作:ぺへ

110 / 129
109話

木場side

 

巨大な湖を中心に造られたバトルフィールドで、僕とゼノヴィアと小猫ちゃんは既に臨戦態勢である。対するサイラオーグさんは腕を組み嬉しそうにしている。ここまででも威圧が凄いね・・・!この人を相手に勝った聖さんって・・・。いや、考えるのはやめよう。彼女の力はチートだと思えばいい。

 

リュディガー「始め!」

 

合図と共にサイラオーグさんから白く揺らめくオーラが現れる。・・・確か彼は魔力の代わりに体術を身に付けた。なら、あれは情報にあった闘気か。僕達もオーラを解き放ち、小猫ちゃんも猫耳と尻尾を出して臨戦態勢に入る。

 

サイラオーグ「お前たちは覚悟を決めた戦士だ!!加減はしない!!行くぞ!!」

 

そう言ってサイラオーグさんは突っ込んできた!くっ!なんて速さ!僕達は後ろに跳躍して避けたけど、僕達の立っていた場所には大きなクレーターが出来ていた。・・・はは。あんなのを喰らったら即死かな?

 

ゼノヴィア、木場「「ハア!!」」

小猫「やあ!!」

 

僕達はカウンター気味に攻撃をするけど、聖魔剣が闘気で粉々になってしまった。それどころか、ゼノヴィアのデュランダルも弾かれ、小猫ちゃんも吹き飛ばされる。こんなに強いのか・・・!!あまりの離れっぷりに僕とゼノヴィアも一瞬固まってしまい吹き飛ばされる。

 

木場「カハッ!」

ゼノヴィア「くっ・・・!強い・・・!!聖はよく勝てたものだ・・・!!」

小猫「・・・聖先輩は逸脱していますから。」

 

うん、本当にだよ。聖さんを見ていたら人間ってなんなのか分からなくなってくるよ。でも、今は彼に集中しなくちゃいけない。本当は使いたくなかったけど出し惜しみをしていたら後悔しそうだ。僕は聖魔剣を魔剣に戻す。

 

木場「禁手(バランス・ブレイク)!」

 

僕がそう叫ぶと僕の周りに騎士が現れ、その騎士は聖なるオーラを纏っている。これこそが僕の二つ目の禁手(バランス・ブレイカー)聖覇の龍騎士団(グローリィ・ドラグ・トルーパー)

 

サイラオーグ「二つ目の禁手(バランス・ブレイカー)だと!?・・・いや、その騎士からは魔のオーラが感じられないな。なるほど、聖と魔が融合するからこそ出来たということか。」

木場「そういう事です!」

 

僕達は再びサイラオーグさんに走り出す。彼を倒せるとは思っていない。でも、削ることは出来る!

 

サイラオーグ「聖なるオーラの騎士か!確かに悪魔には効果絶大だろう!しかし!!」

 

サイラオーグさんは高速で動く僕達を捉え、次々に騎士団を破壊して行く。僕も一発貰ってしまい吹き飛ばされ、近くの岩に激突してしまう。ぐつ・・・今ので何本か行ったな・・・

 

サイラオーグ「硬さが足りない。」

 

今度はゼノヴィアが先程よりも莫大な聖なるオーラを纏わせて斬りかかるも避けられ、そこに小猫ちゃんが殴り掛かりヒットするも直ぐに反撃を貰ってしまう。

 

サイラオーグ「小回りを生かした戦法ではある。しかし、威力が足りない。」

 

再び斬り掛かるゼノヴィアの一撃を余裕を持って回避してから数十を超える打撃を急所に当て続けゼノヴィアをも吹き飛ばす。

 

サイラオーグ「パワーがあり剣筋もいい。しかし、スピードが足りない。」

 

遠い・・・。あまりにも遠すぎる・・・。だからなんだ!!僕達は勝つためにここに居る!!想いはみんなも同じでふらつきながらも立ち上がる。

 

サイラオーグ「良い眼だ・・・!!来い!!」

 

僕達は再度飛び出す。ゼノヴィアはエクスカリバーとデュランダルを握り直し、二本も呼応するかのようにオーラが莫大になる!これなら・・・!!僕と小猫ちゃんで真正面から相対しなんとかして気を紛らわせようとする。一瞬。ほんの一瞬だけでも隙が出来れば・・・!!僕は咄嗟に口にも聖魔剣を創り横なぎに振るう。流石に予想外だったのか小さく切り傷を作る形に終わってしまったけど、サイラオーグさんの意識が一瞬僕のみを捉えた。ゼノヴィアはそれを見逃さず、サイラオーグさんの腕に斬り掛かる!

 

ゼノヴィア「うおおおおぉぉぉぉ!!!!」

サイラオーグ「っ!」

 

っ!これでもダメなのか!サイラオーグさんは腕に莫大な闘気を纏って聖なるオーラを防いでいる!いや、諦めるのはまだ早い!足りないなら付け加えればいい!!僕はデュランダルを、小猫ちゃんはエクスカリバーを握り力押しで遂にサイラオーグさんの腕を切断する!喜ぼうとしたのも束の間、僕達はさっきよりも高威力の力に吹き飛ばされ、この一撃で二人はリタイアしてしまった。クソッ・・・!

 

サイラオーグ「見事だった。お前たちは誇っていい。俺の腕を斬り落としたのだから。」

木場「・・・僕達の役目は終わりました。後は僕の親友がやってくれます。」

サイラオーグ「そうか。」

 

そう、短い返答を聞いて僕もリタイアの光に包まれる。イッセー君、後は頼んだよ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。