転生DxD   作:ぺへ

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112話

・・・ちょうど三分か。子供達は泣き叫んでいる。ちょっとうるさい。サイラオーグさんは三分経った事を確認し残念そうな顔をする。

 

サイラオーグ《・・・残念だ。兵藤一誠。》

リアス《くっ!イッセーはやらせないわ!》

 

リアス先輩が滅びの魔力を撃ち込むも全て簡単に避けられる。まあ、リアス先輩も疲労困憊って感じだから全力じゃないだろうけど。その瞬間、兄さんから紅と白銀に輝く。

 

ナウド・ガミジン《お〜っと!!こ、今度はなんだ!?兵藤選手が突然、紅と白銀のオーラに包まれましたぁ!!》

聖「ようやくかぁ・・・」

レイヴェル「ひ、聖は知っていますの!?」

聖「ま、正確に言えば転生する前からあった力の覚醒だね。」

 

輝きが止むと兄さんは立っているが鎧は解除されていた。しかし、赤龍帝の篭手は装着しており、腰にはゲーマドライバーが巻かれて左手にはガシャットが握られていた。

 

サイラオーグ《っ!!ようやくか!》

イッセー《お待たせしました!部長、遅くなってすみません!》

リアス《っ!ダメよ、イッセー!それを使ったらあなたは!》

イッセー《大丈夫です!今の俺たちなら!》

ドライグ《『む!?なんだ、貴様!俺の宝玉に入ってくるなど!』》

???《『ちょ!狭いので暴れないでください!食べますよ!?』》

ナウド・ガミジン《おぉっと!篭手からは赤龍帝だけでなく少女の声まで聞こえてきました!!アザゼル総督、あの篭手には赤龍帝以外にも封印されているのですか!?》

アザゼル《いや、そんな話は聞いたことがない!いや、待てよ・・・?あいつは確かバグスターウイルスが体内に・・・。まさか!!》

ディハウザー《バグスターウイルス?》

アザゼル《ええ。兵藤選手の妹の開発したコンピュータウイルスです。兵藤選手はそれに偶然にも感染していました。そして、10年という長い年月を掛けて抗体を得た。そして先程、サイラオーグ選手の攻撃を受けたことで覚醒したのでしょう。》

ナウド・ガミジン《な、なんという偶然か!!その覚醒した力が兵藤選手の切り札となるのか!!》

イッセー《しゃあ!!行くぜ、二人とも!!》

ドライグ《『おう!』》

???《『はい!』》

 

ドラゴニックマイティX!

ドラゴニックガシャット!

 

イッセー《ドラゴン大変身!!》

 

ガッチャーン!

レベルマァァァックス!!

天空龍の最強ボディ!

ドライグ!ドライグ!

 

兄さんは再度鎧姿になるも、オーラは先程よりも上だがかなり不安定。そして、上空に稲光を纏った雲が現れたと思ったら紅と白銀に輝き、紅と白銀が混ざったマキシマムゲーマが現れる。しかし、普通とは違うのは龍の鱗の様にゴツゴツとしており顔の部分はマキシマムマイティ君の顔ではなく完全なるドラゴンの顔だった。兄さんがアーマーライドスイッチを押して乗り込むと不安定だったオーラが完全に安定し地面へ着地する。

 

ドラゴニックパワーX!!

 

イッセー《これこそ、俺の切り札!仮面ライダードライグドラゴニックゲーマーだ!!》

 

さっきまで泣き叫んでいた子供も試合を見守る大人達も一気に大歓声が湧く。まだ、完全には使いこなせないだろうけど、それも時間の問題かな。

 

サイラオーグ《ハッハッハッハッハ!いいオーラだ!兵藤一誠!!俺に全てをぶつけてみろ!!》

イッセー《ええ!!行きます!!》

 

兄さんとサイラオーグさんが互いに拳を突き出し衝突する。しかし、サイラオーグさんの拳は負け兄さんが押し込んで吹っ飛ぶ。多分、兄さんの形態はマキシマムマイティXとスペック自体は同じだろう。でも、マキシマムマイティXと違って、あちらはモロに赤龍帝の恩恵を好きなだけ受けられる。・・・使いこなされれば負けるな・・・。

 

そこからは只管に殴り合いだった。兄さんが殴ればサイラオーグさんが蹴り、サイラオーグさんが蹴れば逆に兄さんが殴る。そんな攻防が永遠に続くかのように見えたが突如、レグルスが『もういい。赤龍帝』と声を掛ける。そして、既にサイラオーグさんの意識が無いことを伝え兄さんはサイラオーグさんを抱きしめグレモリーチームの勝利が確定した。

 

レイヴェル「なんともすごい試合でしたわ・・・!」

聖「ま、グレモリー眷属とバアル眷属だからこそ見れた試合だろうね。」

 

私とレイヴェルは皆のいる病室へ向かい、いい試合だったと伝える。でも、やっぱり皆悔しそうだったから完治したらトレーニングに勤しむだろう。最後に兄さんとサイラオーグさんのいる病室に向かうと、ちょうど兄さんが中級悪魔昇格の話を貰っていた。

 

サーゼクス「「やあ、聖さん、レイヴェル。」

聖、レイヴェル「お久しゅうございます。サーゼクス様。」」

イッセー「な、なあ、聖!なんで、俺がヴァーリの力を使えたんだ!?」

聖「それは、兄さんが白龍皇の力を取り込んでいたからだよ。ほら、和平会談の時。」

イッセー「あの会談で・・・?あ!思い出した!」

 

いや、遅いな!このバカ!

 

聖「ほら、とっととガシャット返して!」

 

とりあえず鳩尾を殴りうずくまっている所をかっ攫う。これで良しと。アーシアさんが回復してくれたお陰で数時間で退院となり、部室でお疲れ様会を行った。

 

 

数日後、本当なら学園祭で賑わうはずだったが、運悪く台風が直撃して中止。皆、残念そうにしてたけどこればっかりは仕方ない。だって、自然現象だし。おじさんからは、通信でサイラオーグさんに付いていた上役の半分が去ったと聞いた。ミスラ様はかなりやり手らしく、まだまだ甘い汁を吸えると思った連中は残ったそうだ。

 

さて、後はメインイベントである中級悪魔昇格試験だ。原作では兄さんは死んで龍人へとなったけど今回も必ずそうなるとは限らない。だからこそ、なんとしてでも生かさなきゃ。

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