転生DxD   作:ぺへ

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8章 昇格試験のウロボロス
114話


アザゼル「なに!?それは本当か!?」

《ああ。彼・・・いや、今は彼女か。兵藤兄妹に強く興味を持っていてね。》

アザゼル「お前さんがお人好しで動くとは思えないな。ロキの時の様に何か狙ってるのか?」

《相変わらず鋭いね。彼女を狙う者は多いが、今回は身内から出そうなのでね。》

アザゼル「・・・英雄派か。あわよくば奴らを潰そうという魂胆か?」

《流石、アザゼルだな。鋭過ぎて怖いくらいだ。》

アザゼル「ったく・・・。分かった。なんとかしてみよう。」

《助かるよ。》

 

面倒な事を持ち込みやがって・・・。だが、これはチャンスでもある。もし、アイツを説得出来たなら禍の団(カオス・ブリゲード)を内部瓦解させられるからな。ったく・・・。今回ばかりは俺の首を賭けるしかねえな・・・。

 

聖side

 

聖「うぅ〜・・・体中が痛い〜・・・」

レイヴェル「全く・・・大人しく眠っておけばいいのに・・・」

 

現在、レイヴェルに膝枕をしてもらいながら痛みと戦っている聖です。いや、本当にヤバいって。マジでなんで治らないん?あれか?邪龍の呪いか?

 

聖「・・・人間の体ってなんでこんなに脆いんだろう。」

レイヴェル「はあ・・・。そんな事を考えている暇があるならとっととお眠りなさい。ほら、寝る子は育つと言いますし。」

聖「え?私、今めっちゃバカにされた?あれか?胸か?胸なんか!?」

 

勢いよく起きるも痛みでまたもやレイヴェルの膝に逆戻り。うぅ・・・辛いよぉ・・・痛いよぉ・・・。

 

レイヴェル「そういう意味ではありませんわ。それにその・・・私は聖の胸は好きですし・・・」

聖「か、可愛い!また、尊死しそう!」

レイヴェル「だから、大声を出さないで下さいまし!また傷が開きますわよ!?」

聖「ご、ごめんなさい・・・。」

 

はあ・・・。誰かに代わって欲しい・・・。・・・いや、作るか?君○○は的な感じの装置を!あ、今なら眠れるわ。レイヴェルが頭を撫でてくれて、目を閉じて意識を手放す。

 

小猫「聖先輩。失礼します。レイヴェル、サーゼクス様が通信ですがVIPルームに来ています。」

レイヴェル「サ、サーゼクス様が!?」

 

ドサッ!

 

レイヴェル、小猫「「あ」」

聖「ぐおぉぉぉ・・・!き、傷がぁぁぁ・・・!」

 

や、やべぇ、死ぬ・・・!!い、痛過ぎて死ぬ・・・!!

 

とりあえず急ぎという事でレイヴェルと塔城さんはVIPルームへ。私はと言うと、レイヴェルから安静にしておくように言われた。いや、本当に痛い・・・。とりあえず、痛みを我慢して寝よう。うん、その方がいい。私は目を閉じて羊を数えることにした。大体、千匹位でまた眠気に襲われ、そのまま意識を手放す。次に目を覚ましたのは夜だった。

 

聖「ん〜!よく寝たぁ〜!」

 

私は1階へ降りていくと、オカ研みんなが居て兄さんと朱乃さん、木場君が勉強していた。てか、兄さんが勉強って珍しい・・・。まあ、リアス先輩とレイヴェルに教わりながらだけど。

 

レイヴェル「あら、聖。おはようございますわ。体は大丈夫ですの?」

聖「ま、あれだけ寝ればね。で、なんで兄さんは勉強してるの?」

兄さん「昇格試験と期末テストのだよ・・・」

聖「あ〜、ブッキングか〜。まあ、どっちかは諦めなよ。兄さんの頭じゃ無理だから。」

イッセー「んだと!?」

リアス「こら、イッセー。勉強に集中しなさい。それと、聖さんも煽らない。」

聖「は〜い。レイヴェル、昇格試験の参考書、1冊貸して〜。」

レイヴェル「ええ、どうぞ。」

 

私は参考書を1冊借りて読む。兄さんも集中して勉強に励む。そして、1時間後・・・

 

聖「ほら、兄さん。そこ違うよ。ヴァプラ家の司るものは『獅子』じゃなくて、正確には『グリフォンの翼を持った獅子』だから。サイラオーグさんの所のレグルスにイメージ持っていかれ過ぎ。こんなんじゃ、〇どころか△すら貰えないよ。」

イッセー「だあぁぁぁぁ!!なんで、1時間読んだ程度で俺より詳しくなってんの!?俺、マナーや悪魔文字と一緒に教えてもらったんだけど!?」

聖「んなもん、格の違いとしか言いようが無いっしょ。そもそも、バグスターウイルスやガシャットを作りあげた私に言うこと?」

 

あんなん、檀黎斗の才能があれば余裕っしょ。え?転生前?絶対無理だね。

 

リアス「でも、本当に凄いわ。」

レイヴェル「ええ・・・。聖の強さとその頭脳も合わせれば、数年以内には最上級悪魔どころか魔王になれそうですわね・・・」

聖「ならないしやらないよ。趣味の時間が無くなるし。」

 

ふと、塔城さんの方を見ると顔が赤い・・・。熱?いや、違うな。

 

聖「塔城さん。大丈夫?」

小猫「っ!は、はい・・・。」

イッセー「い、いや、でも、辛そうだけど・・・」

 

兄さんが塔城さんに触れると、正しく猫の様に鳴きその場にヘタレ混んだ。これって・・・

 

聖「・・・もしかして発情期?」

イッセー「は、発情期!?」

リアス「な!?た、確かに小猫は猫又ではあるけど、まだ先のはずよ!?」

聖「いやいや。妖怪だの悪魔だのの前に塔城さんは女の子なんですよ?意中の相手に発情してもおかしくはないですよ。」

イッセー「い、意中の相手・・・?」

 

私は兄さんの顔にイラっと来てしまった。なんせ、全く分かってなかったから。

 

聖「兄さんの事だよ!!この、鈍感男!!」

 

私は武装色で固めた足で思いっきり蹴りを入れる。

 

イッセー、聖「「いっ痛ぇぇぇ!!」」

 

結果は予想通り傷が開きます。治りかけの傷が複数箇所。おかげでリビングは殺人現場です。と、そんな最悪な事態の時に誰かが部屋に入ってくる。

 

アザゼル「よお、お前らって、うお!?な、なんだ!?何があった!?」

レイヴェル「・・・まあ、色々あったのですわ。」

リアス「それで、アザゼル?そんな深刻な顔してどうしたのかしら?」

アザゼル「あ、ああ。実はな。明日、この家に客を招きたいんだ。それで、この家の長男であるイッセーと主のリアスに許可を貰いに来た。」

リアス「許可・・・?そんなに大物なの?」

アザゼル「ああ。正直に言うと、お前たちは確実に不満を漏らす。」

イッセー「ま、まさか、英雄派じゃないですよね!?」

アザゼル「それは無い。頼みがある。そいつが見えても絶対に敵対しないでくれ。」

 

あのおじさんが頭を下げる。・・・確かオーフィス来襲だっけか?みんなは不思議そうにしながらも二人は一応の許可を出す。はてさて、どうなる事やら・・・。

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