114話
アザゼル「なに!?それは本当か!?」
《ああ。彼・・・いや、今は彼女か。兵藤兄妹に強く興味を持っていてね。》
アザゼル「お前さんがお人好しで動くとは思えないな。ロキの時の様に何か狙ってるのか?」
《相変わらず鋭いね。彼女を狙う者は多いが、今回は身内から出そうなのでね。》
アザゼル「・・・英雄派か。あわよくば奴らを潰そうという魂胆か?」
《流石、アザゼルだな。鋭過ぎて怖いくらいだ。》
アザゼル「ったく・・・。分かった。なんとかしてみよう。」
《助かるよ。》
面倒な事を持ち込みやがって・・・。だが、これはチャンスでもある。もし、アイツを説得出来たなら
聖side
聖「うぅ〜・・・体中が痛い〜・・・」
レイヴェル「全く・・・大人しく眠っておけばいいのに・・・」
現在、レイヴェルに膝枕をしてもらいながら痛みと戦っている聖です。いや、本当にヤバいって。マジでなんで治らないん?あれか?邪龍の呪いか?
聖「・・・人間の体ってなんでこんなに脆いんだろう。」
レイヴェル「はあ・・・。そんな事を考えている暇があるならとっととお眠りなさい。ほら、寝る子は育つと言いますし。」
聖「え?私、今めっちゃバカにされた?あれか?胸か?胸なんか!?」
勢いよく起きるも痛みでまたもやレイヴェルの膝に逆戻り。うぅ・・・辛いよぉ・・・痛いよぉ・・・。
レイヴェル「そういう意味ではありませんわ。それにその・・・私は聖の胸は好きですし・・・」
聖「か、可愛い!また、尊死しそう!」
レイヴェル「だから、大声を出さないで下さいまし!また傷が開きますわよ!?」
聖「ご、ごめんなさい・・・。」
はあ・・・。誰かに代わって欲しい・・・。・・・いや、作るか?君○○は的な感じの装置を!あ、今なら眠れるわ。レイヴェルが頭を撫でてくれて、目を閉じて意識を手放す。
小猫「聖先輩。失礼します。レイヴェル、サーゼクス様が通信ですがVIPルームに来ています。」
レイヴェル「サ、サーゼクス様が!?」
レイヴェル、小猫「「あ」」
聖「ぐおぉぉぉ・・・!き、傷がぁぁぁ・・・!」
や、やべぇ、死ぬ・・・!!い、痛過ぎて死ぬ・・・!!
とりあえず急ぎという事でレイヴェルと塔城さんはVIPルームへ。私はと言うと、レイヴェルから安静にしておくように言われた。いや、本当に痛い・・・。とりあえず、痛みを我慢して寝よう。うん、その方がいい。私は目を閉じて羊を数えることにした。大体、千匹位でまた眠気に襲われ、そのまま意識を手放す。次に目を覚ましたのは夜だった。
聖「ん〜!よく寝たぁ〜!」
私は1階へ降りていくと、オカ研みんなが居て兄さんと朱乃さん、木場君が勉強していた。てか、兄さんが勉強って珍しい・・・。まあ、リアス先輩とレイヴェルに教わりながらだけど。
レイヴェル「あら、聖。おはようございますわ。体は大丈夫ですの?」
聖「ま、あれだけ寝ればね。で、なんで兄さんは勉強してるの?」
兄さん「昇格試験と期末テストのだよ・・・」
聖「あ〜、ブッキングか〜。まあ、どっちかは諦めなよ。兄さんの頭じゃ無理だから。」
イッセー「んだと!?」
リアス「こら、イッセー。勉強に集中しなさい。それと、聖さんも煽らない。」
聖「は〜い。レイヴェル、昇格試験の参考書、1冊貸して〜。」
レイヴェル「ええ、どうぞ。」
私は参考書を1冊借りて読む。兄さんも集中して勉強に励む。そして、1時間後・・・
聖「ほら、兄さん。そこ違うよ。ヴァプラ家の司るものは『獅子』じゃなくて、正確には『グリフォンの翼を持った獅子』だから。サイラオーグさんの所のレグルスにイメージ持っていかれ過ぎ。こんなんじゃ、〇どころか△すら貰えないよ。」
イッセー「だあぁぁぁぁ!!なんで、1時間読んだ程度で俺より詳しくなってんの!?俺、マナーや悪魔文字と一緒に教えてもらったんだけど!?」
聖「んなもん、格の違いとしか言いようが無いっしょ。そもそも、バグスターウイルスやガシャットを作りあげた私に言うこと?」
あんなん、檀黎斗の才能があれば余裕っしょ。え?転生前?絶対無理だね。
リアス「でも、本当に凄いわ。」
レイヴェル「ええ・・・。聖の強さとその頭脳も合わせれば、数年以内には最上級悪魔どころか魔王になれそうですわね・・・」
聖「ならないしやらないよ。趣味の時間が無くなるし。」
ふと、塔城さんの方を見ると顔が赤い・・・。熱?いや、違うな。
聖「塔城さん。大丈夫?」
小猫「っ!は、はい・・・。」
イッセー「い、いや、でも、辛そうだけど・・・」
兄さんが塔城さんに触れると、正しく猫の様に鳴きその場にヘタレ混んだ。これって・・・
聖「・・・もしかして発情期?」
イッセー「は、発情期!?」
リアス「な!?た、確かに小猫は猫又ではあるけど、まだ先のはずよ!?」
聖「いやいや。妖怪だの悪魔だのの前に塔城さんは女の子なんですよ?意中の相手に発情してもおかしくはないですよ。」
イッセー「い、意中の相手・・・?」
私は兄さんの顔にイラっと来てしまった。なんせ、全く分かってなかったから。
聖「兄さんの事だよ!!この、鈍感男!!」
私は武装色で固めた足で思いっきり蹴りを入れる。
イッセー、聖「「いっ痛ぇぇぇ!!」」
結果は予想通り傷が開きます。治りかけの傷が複数箇所。おかげでリビングは殺人現場です。と、そんな最悪な事態の時に誰かが部屋に入ってくる。
アザゼル「よお、お前らって、うお!?な、なんだ!?何があった!?」
レイヴェル「・・・まあ、色々あったのですわ。」
リアス「それで、アザゼル?そんな深刻な顔してどうしたのかしら?」
アザゼル「あ、ああ。実はな。明日、この家に客を招きたいんだ。それで、この家の長男であるイッセーと主のリアスに許可を貰いに来た。」
リアス「許可・・・?そんなに大物なの?」
アザゼル「ああ。正直に言うと、お前たちは確実に不満を漏らす。」
イッセー「ま、まさか、英雄派じゃないですよね!?」
アザゼル「それは無い。頼みがある。そいつが見えても絶対に敵対しないでくれ。」
あのおじさんが頭を下げる。・・・確かオーフィス来襲だっけか?みんなは不思議そうにしながらも二人は一応の許可を出す。はてさて、どうなる事やら・・・。